ココカラゲンキ!

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【テンプレ付】ブログ初心者が30分で1000字の優良記事を書くための段取り

こんにちは。kaakikoです。

 

ブログを書くとき、こんな悩みはありませんでしたか。

  • 記事を書くのがいつも遅い。2~3時間はかかってしまう。
  • なんとなくフワッと書き出したが、考えながら書くうちにあれもこれもと情報を盛り込んでしまい、結局何が結論なのかを見失ってしまう。

 

ブログを書くときは料理や仕事と同じで、事前の段取りが非常に重要です。

 

そこで今回は、50記事目の節目として、ブログを始めたばかりのころに知っておきたかった「優良記事を高速で書きあげる段取り」についてご紹介していきます。

私は、以前1,000字書くのに1時間かかっていましたが、段取りを意識することで、1時間あたり2,000字で書けるようになりました。

 

ブログ記事を書く速度は、更新のモチベーションにも影響します。

「ブログで書きたいことはたくさんあるのに、書くことが遅くて歯がゆい」と感じている方にとって、ヒントになると思いますのでぜひご覧ください。

 

 

記事の段取りテンプレは、以下からダウンロードできます♪

記事の段取り用テンプレ(PDF)

 

前提:ブログの質は書く前に9割決まっている

まずは、記事を書く前の前提について確認しましょう。

1時間あったら、30分は段取の設計に使う

ブログに費やす時間を1時間と決めたなら、そのうち半分(30分)は段取りを設計することに使いましょう。

 

なぜ段取りの設計に時間を使うかというと、無駄を省くためです。

家を建築するときは、まずは家の設計図を綿密に描きますよね。料理するときも、実際に手を動かして調理するまえに、必ずレシピや材料・調味料をそろえます。旅行に行く時も、多くの方はおおまかな旅行計画を事前に立てておくでしょう。

 

このように、どんな物事も実際に手を動かす前に、アウトプットイメージを緻密に設計することが成功の鍵です。

 

段取りを設計するときは、パソコンは使いません。

 必要なものは、

  • ペン
  • 広いデスク(絶対ではないけど、ほしい!)

の3つだけです。

 

ちなみに、段取りをするときは、ゼロ秒思考メモがお勧めです。 

 いろいろな人がブログで書いているので、あえてここでは詳しくは述べませんが、思考スピードが10倍速くなるので、実践してみてください。

 

段取1:最終成果物に照準を合わせる

まずは、どんな成果物を出すのかを具体的に考え、明確にイメージします。

 

①1人の読者とその人の具体的な課題を設定する

まずは、読者を1人具体的に設定しましょう。

そして、その人が困っていそうなこと・ニーズをメモ書きします。

マーケティング的にいうと、ペルソナを設定するような感じです。ざっくりとでOK)

 

読者を設定するコツですが、「少し前の自分」を読者に設定するとだいたいうまくいきます。

なぜなら、自分が持っている悩みは他の人にもだいたい当てはまりますし、ニーズや悩みが一番リアルに想像できるからです。

 

たとえば、この記事の想定読者は、

  • 記事を書くのがいつも遅い。2~3時間はかかってしまう。
  • なんとなくフワッと書き出したが、考えながら書くうちにあれもこれもと情報を盛り込んでしまい、結局何が結論なのかを見失ってしまう。

という課題を持っている人ですが、これはkaakiko自身が直面していた悩みでした。

なので、個人的には非常に扱いやすいニーズです。

 

もし考えてもあまり出てこないようであれば、悩みの宝庫である「yahoo!知恵袋」を使うとよいでしょう。

【補足】

検索からの流入を増やしたい場合は、この段階で検索キーワードも2~4個くらい決めます。

 

検索キーワードを記事に盛り込んでおくと、このキーワードで検索した人に注目されやすくなります。また、書いていくうちに記事の趣旨がずれることも防げます。

 

検索キーワードを探すときは、以下のサイトが便利です。関連するワードが一気に取得できるので、読者のニーズに合わせた記事を作りやすくなります。

関連キーワード取得ツール(仮名・β版)

②読者にどんな価値を提供したいのか

①で設定した読者にどんなメリットを提供するのかをメモ書きします。

メリットを考えるコツは、読んだあとに読者にとって欲しい行動を、映画のワンシーンを観ているかのように想像することです。

 

たとえば、この記事の価値は「ブログを始めたばかりの人でも、テンプレートに沿ってメモ書きを行い、ささっと記事を書けるようになる」というものです。

 

価値はフワッとした概念ですので、価値を考えるときは「うれしい気持ちになっている」などの感情的な言葉ではなく、必ず「どんな行動につながっているか」という行動に落とし込むようにしましょう。

 

③価値を提供するためにはどんな情報を提供すべきか

②で決めた価値を提供し、読者のもつ課題を解決するためには、どんな情報を知ってもらう必要があるのかを考えます。

ここは答えがないので、メモ書きしながら仮説を立てていきます。

たとえば、この記事でいえば、「記事を書くまでの具体的な段取り」をフォーカスすべき情報としています。

 

④記事の絵コンテ(最終成果物のイメージ図)を描く

最後に、記事の絵コンテを描いて、最終的にどんな感じの成果物になりそうかイメージを創ります。

 

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記事の構成は、「リード文・本文・まとめ」の3つに分かれます。

  • リード文:読者の共感を誘い、記事に興味を持ってもらう。場合によっては著者が自己開示して、読者の信用をとることも必要になる。
  • 本文:ブログの主張に納得してもらう。3個~5個程度の小見出しになるとよい。
  • まとめ:論理展開のまとめ、および読者への最後のひと押し

 

まずはこの構成に沿って小見出しをメモ書きしていきます。

キーワードを使う場合は、小見出しでなるべく検索キーワードを盛り込めるように工夫しましょう。

段取2:記事の全体像を設計する

段取1までで、最終ゴールに照準を合わせました。

ここからは、最終ゴールにたどりつくまでの記事の全体像を設計していきます。

 

①リード文の骨組みを決める

リード文は、小見出しに入るまえの導入文です。本で言うところの序章ですね。読者が一番最初に読む箇所ですので、ここを読んで「面白くなさそう」と思われると、大半が離脱します。

 

読者を引き付けるリード文は、日本一のマーケッターと言われる神田昌典氏が提唱するPASONAの法則を利用するとよいです。

この法則は、営業トークフレームワークそのものなので、ダイレクトメールでもよく使われているフレームワークです。

PASONAとは、下記の5つの英単語のイニシャルを取った、造語です。

Problem(問題):問題点を提示する
Agitation(扇動):問題点を煽り立てる
Solution(解決策):解決策を示す
Narrow down(絞込):対象客や期間を限定する
Action(行動):行動を呼びかける

つまり、PASONAの法則を、ざっくり説明すると、

「お客さんに問題点を提示し、その問題点を煽り立て、問題の解決策を示し、商品に限定性を持たせ、最後に行動を呼びかける。」

となります。

出典:DM反応率が高い企業はみんな知ってる!?売れる文章の型「PASONAの法則」 | 株式会社いないいないばぁ

 

なお、ブログ記事で流用する場合は、そのままだとキツすぎるし営業っぽくなりますので、最低限この4つは押さえておきます。

  • 読者のニーズに対する共感
  • 記事の主張(ニーズに対する解決策)
  • 自分がその主張を言える根拠
  • 記事を読むメリット 

②各小見出しごとに結論をつける

小見出しごとに結論を設定し、結論だけを読んでいったときに、きちんとタイトルや読者ニーズと整合性が合うかを確認しましょう。

 

読んでいて論理の飛躍やモレがあるように感じると、全て水の泡になります。

特に、書きすすめるうちに、意外とタイトルとずれた文章を入れがちになるので注意しましょう。

 

逆に、結論がしっかりしていれば、あとは具体的事例で埋めていくだけになるので、ここから先の作業が超絶楽になります。

これまでよりもサクサク書けるようになるでしょう。

 

③各小見出しに入れる根拠や事例を挙げる

結論の根拠となる話や、具体的な事例もざっくり書いておきます。

1つの結論あたり、2~3つくらいの根拠があると望ましいです。

また、具体例は説得力を決めるものなので、できれば自分のリアルな経験もしくはデータを示せるとよいです。

 

④まとめの文章を書く

まとめは記事の最後に挿入する文章で、本でいうところの「あとがき」ですね。

読者の頭に印象付けるために、記事全体の総括をします。

また、何かしら行動を促すための記事をしているのであれば、背中を押す言葉も添えます。

 

⑤各パーツごとに文字数と時間の目安を決める

最後に、各パーツごとにどの程度の文字数・時間を使うのかも決めておきます。

まずは文字数を設定し、そこから逆算して所要時間を想定しましょう。

 (もちろん、逆の順でもOKです)

 

時間を決める最大の理由は、集中力が生まれるためです。

また、見積もり時間と実際の所要時間を記録しておくと、記事執筆の改善に役立ちますので大変お勧めです。

 

なお、文字数の大まかな基準について、1つの小見出しあたり300~最長500文字くらいが個人的に「見やすい」と感じる文章量です。

 

最近はスマホでアクセスする人が一番多いので、縦長の小さなディスプレイで長文を見せるとストレスに感じられます。スマホフレンドリーな文章量を心がけましょう。

(とはいいつつ、kaakikoは長文になりやすいので、簡潔にまとめることにいつも苦労しています・・・)

 

段取3:パソコンを使って、ひたすら書きまくる

ブラインドタッチは出来るようになっておくとよいです。

あとは、単語登録ですね。打つよりも圧倒的に速くなります。単語登録については、toricagoさんの記事が一番詳しいです。

 

それと、記事を書くときは一気に書くとよいでしょう。

もし途中で電話が鳴ったり話しかけられたりして、集中力が長く続かない環境にいるのであれば、周囲の雑音をカットしてください。 

 

まとめ:記事の段取りテンプレを使って記事を書こう

 記事を書くというクリエイティブなタスクは、手順を予め決めておくことによって、効率よくこなすことができるようになります。

その手順とは、最初に最終成果物のイメージを作り、そのあと全体の段取りを描くこと。

ぜひ、段取りをしっかり設計して質の良い記事を量産することで、ファンを増やしていきましょう。

記事の段取り用テンプレ(PDF)

 

 

段取りについて興味がわいた方は、ぜひこちらの本も読んでみてください。非常に分りやすく解説されています。