ココカラゲンキ!

20代営業ウーマン。仕事スキル、生産性向上、営業・コミュニケーションのコツ、仕事観など役に立つ情報をお届けします。

ココカラゲンキ!

【続編】5/29開催セミナー「最速の企画書作成(by赤羽雄二氏)」に行ってみたら衝撃的だった

 

f:id:kaakiko:20180608020723j:plain

みなさんこんにちは、kaakikoです。

 

以前、このような記事を書きました。今回は、こちらの記事の続編です。

root-of-upward.hatenablog.com

 

セミナー開催から約2週間が経過しましたが、その間私はアウトプットイメージ作成を意識しながら日々過ごしてきました。

このセミナーに参加した方は、おそらく自分なりに復習して、実務の中にうまく落とし込んでいらっしゃることでしょう。

 

今回は、私なりのアウトプットイメージ作成アプローチ実践経験を通じて、このアプローチを実践するうえで特に重要なポイントを、3つに絞ってお伝えしていきたいと思います。

 

 

ポイント1.いかに速く完璧主義から脱却できるかどうかが勝負

f:id:kaakiko:20180608020746j:plain

最初に重要なのは、完璧主義から早く脱却するという姿勢です。

 

これまで私は、ブログを書くときに、3000字レベルの記事に対して1時間45分くらいの時間を費やしていました。遅いと思いつつも、細かい文章のつながりや改行・漢字変換が気になってしまい、その細かい修正で大幅なタイムロスが生じていました。

なので、その状況を打開するために、ブログで「夜20時までにアップします」と公式的に宣言し、20時までに記事を書き終えなければいけない状況に身を置くようにしました。

 

そんなある日、19:20の段階で記事が出来上がっていないというときがありました。締切まであと40分しかないにも関わらず、下書き(アウトライン+キーワードのメモ)しかできていませんでした。

なので、締切に間に合わせるために、通常はじっくり考えながら細かく書いていた説明を大幅に削って、本当に外してはいけないポイントのみを書くようにしました。その結果、画像アップは間に合わなかったのですが、20時ぴったりに人前に出せる文章が完成し無事公開できたのです。

これまで1時間45分かかっていたところが40分に短縮できたので、生産性が2倍以上に上がったといえます。

 

この経験から、「まずはいかに完璧主義を捨てて、とにかく先へ先へと進むか?」という意識がものすごく重要だと感じました。つまり、細かい部分にとらわれず、まずは最後まで一通り終えよう!とすることです。部分的な修正はそのあとです。

最後まで終わらないうちに細かい部分を深堀りする、つまり「木を見て森を見ず」状態だとゴールのない部分最適に終始してしまい、けっこう頑張ったのに「結局趣旨がずれてきてない?」と気づくハメになります。

 

ポイント2.何が最低限外してはいけないポイントで、何はオマケなのかを分別する

f:id:kaakiko:20180608021127j:plain

ポイント1を実行する際の具体的コツは、最低限外してはいけないポイントとオマケのポイントを見極めることだと思います。

 

タイマーを使って締切を意識することは一般的によくやると思います。

しかし、タイマーが鳴っても理想的な状態まで到達していないと感じると、タイマーをリセットしてもう一度かけてしまった、というご経験はありませんか。

何を隠そう、私自身がその状況に陥っていた人間です。でもこうなると、タイマーをかける意味がなくなりますよね。

この状況を打破するには、「何が最低必達項目なのか、何はオマケであとからでもいいのか?」ということを区別することが重要です。

 

私は先ほど、3000字ブログを書くのに1時間45分かかっていたところを40分に短縮したとお伝えしましたが、そのときは「あと40分しかないから、とりあえず見出しと結論、事例だけは文章にしよう。まとめは、ごちゃごちゃ書かずに振り返りだけにしよう」と考えていました。いつもはあれこれと文章をつけ足しては消して・・ということをやっていましたが、そんな時間はありませんでした。だからこそ、普段の倍以上のスピードで終わったのだと思います。

 

もちろん、先述のとおり画像が貼れませんでした。しかし、画像は公開してから貼っても実は遅くないのです。記事を公開するときには極端な話、文章さえあれば十分なのです。しかもその文章も、読者にとって重要なことだけを書けばいい。

そのような区別ができていないと、「画像がまだ貼り終わっていないから完成できない!」「まだ説明が足りない!」と粘ってしまい、結果的に納期に間に合わなくなります。

そうでなく、「これは要る?いや要らないよね?」とパパパッと削りとるような大胆さがちょうどいいです。

 

このような経験から私は、短い時間の中でアウトプットイメージを作るためには、最低ラインとそうでないオマケを選別し、とにかくまずは最低ラインを狙いに行くことが重要だと学びました。なお、パレートの法則では「成果の80%は20%のリソースで生み出されている」と言われていますが、 この「最低ライン」というのは成果を出すために必要な20%の領域という意味です。

 

ポイント3.少しでも思考が止まったらさっさと人に聞いてフィードバックをもらう

f:id:kaakiko:20180608021153j:plain

アウトプットイメージ作成アプローチでは、「こまめにミーティングをとって軌道修正する」というステップがあります。この点はアウトプットイメージ作成アプローチが功を奏すかどうかを分ける最大のポイントだと思っています。

極端な話、前述した完璧主義を捨て切れていなくても、他人からのフィードバックがあれば「今無駄なことをしているんだな」と気づけるからです。

 

それを実感した経験をお話しましょう。

 

私は仕事上で、教育コンテンツの一環として「テスト問題」を作成しています。しかし、ここ1週間は問題文が全く思い浮かばず、PCの前でうんうん唸りながら丸半日が過ぎるような、そんな日をほぼ毎日繰り返していました。

人に聞かなきゃと思いつつも、自分でもいったい何が分らないのか分らなくて、ゼロ秒思考メモを書く気にすらならないほど詰んでいました。なので、「頭がまとまっていないのに質問するなんて・・」と質問することを躊躇していたのです。

しかし、その日は「なんとかしなきゃ」という思いから、同じプロジェクトメンバーであるAくんに「Aくん、ちょっと15分いい?このタスクが今詰んでて、相談に乗ってほしい」と言って15分ほどやり取りをしました。

そこでAくんからは「だったらこういう角度から考えてみてもいいかもしれませんね」といろいろなアドバイスをもらえたのです。私は、その話を聞くことで「あー!そっか!そういうふうに考えればいいのね!」と、テスト作成について新たな発想が思い浮かぶようになり、先ほどまで目の前にかかっていたモヤがさっと晴れたのです。

このようにして、私が1週間悩んでも何も進まなかったことが、たった15分のミーティングをとっただけで一気に解決して前進したのです。

 

元BCGグループの山口周さんは、自著で下記のようなことを述べています。

1時間考えても答えが出ないとき(手が動いていない、言葉が出てこない)は、思考力や思考量に問題があるのではなく、ほぼ間違いなく「問題の立て方」か「情報の集め方」に問題がある

つまり、手が止まったり言葉が出てこないときは、その延長線上でそれ以上沈思黙考しても現状は突破できない、ということを意味していると思います。

★参考図書:

 このことから、アウトプットイメージ作成アプローチをうまく使って素早くタスクを行うには、「手が止まったらさっさと他人に質問して相談する、さっさとフィードバックをもらう」というプロセスが必要不可欠だと学びました。

 

もちろん、質問の仕方もとても重要です。毎回丸投げ質問ばかりしていたら相手も嫌気がさすでしょう。

しかし一番お伝えしたいことは、すべて最初から最後まで自分の頭で考える必要はない。たとえ丸投げ質問しか思い浮かばなくても、1人で考えてドツボにハマるよりは、人に聞いて解決する方が100倍マシだということです。

 

まとめ

赤羽さんが提唱する「アウトプットイメージ作成アプローチ」を確実に実践して自分のものにするには、以下の3つのポイントを押さえることが重要だと思います。

 

ポイント1.いかに速く完璧主義から脱却できるかどうかが勝負

ポイント2.何が最低限外してはいけないポイントで、何はオマケなのかを分別する

ポイント3.少しでも思考が止まったらさっさと人に聞いてフィードバックをもらう

 

皆さんもぜひ、明日からこの3点を業務に取り入れてみてください!必ず生産性が上がっていきます。