【続編】挫折して分かった、ゼロ秒思考メモ書きを使いこなす3つのポイント
みなさんこんにちは。kaakikoです。
以前、このような記事を書きました。
ブログを始めて2つめの記事ですが、今のところこのブログの中ではBest3位の閲覧数をいただいています。
こんなに見ていただけるとは思っていなかったので、ちょっとびっくりしています。
と同時に、多くの方がゼロ秒思考に関心を持っているんだなと改めて感じました。読んでいただいた方には大変感謝しております。
今回はその続編として、ゼロ秒思考メモ書きはこんなふうに役立てることもできるよ!というご紹介です。
ゼロ秒思考メモを書くスピードは、すなわち「仕事スピードの常識観」でもある
みなさんは、ゼロ秒思考メモを「思考するためのツール」としてとらえているでしょうか?事実、赤羽さんの本の中では、頭の中に浮かんでいる情報を整理する方法として紹介されています。
ただ、個人的には、もっとそれ以上の使い方があるんじゃないかと思います。
それが、見出しにあるように「そのまま仕事のスピードの常識観にしてしまう」ことです。
例えば、1分間で100字前後で書こうとすると、1秒たりともペンを止められません。迷ったり立ち止まって悩む時間はありません。個人的には、普段の仕事に対しても、基本的にはメモ書きと同じスピード感で取り組むべきだと思っています。
迷いや逡巡といった無駄な時間を1秒たりとも作らずに、ただひたすら目の前のタスクに没頭していく。そして、質と時間帯効果を限りなく追究していくことが、貢献度の高いビジネスパーソンのあるべき姿だと思います。
では、具体的にどう転移させていくのか?以下2つの見出しで紹介します。
方法①:仕事では、タイマーで時間を測って自分を追い込む
私は仕事柄資料を作ることがとても多く、平日だと1日の時間の6割はPCに向かっているといっても過言ではありません。おそらく、ホワイトカラーの仕事であれば多かれ少なかれデスクワークは避けきれないでしょう。
そんなとき、私のお勧めは「時間を測って、その時間内になんとしても頑張って終わらせる」と自分を追い込むことです。
なんだか当たり前のことですが、出来る人は「時間を区切って自分を追い込む」ということを当たり前のようにやっています。
戦略コンサルタントであり、入社から1年でマネージャーへと駆け上がったShinさんは、ビジネスブログ「Outward Matrix」*1で以下のようにおっしゃっています。
タイマーって普段使いますか?おそらく、カップラーメンを作るときぐらいしか活躍の場がないのではと推察します。しかし、それではあまりにももったいない。あなたは、タイマーを常に使うべきなのです。タイマーを使うことで、先ほどあげた2つの理由は一挙に解決するのですから。
具体的にはこんな感じで使っていきます。
- 朝早く家を出たい:10分のタイマーをかける
- ひとまとまりの仕事をしたい:20分のタイマーをかける
- 今後のキャリアプランを考えたい:15分のタイマーをかける
- 試験勉強をしたい:30分のタイマーをかける
- ブログを書きたい:20分のタイマーをかける
つまり、何かするときには絶対にタイマーをかけること、そしてアラームがなる前にそれを達成することです。
ぼくは、だいたいの場合7分で設定していますね。5分だと短い、10分だと長い。7分だとちょうどいいのです。もちろんこれは人によって違うので、心地よい時間を設定してください。
このタイマーをかけまくる習慣がつくと、あなたの行動が一気に早くなり、生産性が少なく見積もっても3倍以上になります。
引用文はこちらからいただきました。
書いてあることは、どれも社会人の基本として押さえておきたい内容ばかりです。
実際、私自身は少し前から小型タイマーに紐をつけて常時首から下げているのですが、何かにつけて時間をセットすると、やっぱりやる気スイッチが強制的に入ります。その時の精神状態は、やっぱりゼロ秒思考メモと同じです。時間におわれて、うわあもう時間がないと焦りながら猛スピードで進む、という感じです。精神的にはめちゃくちゃ疲れるんですけど、終わったときはちょっとした達成感があります。
どんなタイマーがお勧めなのかはこちらの記事で紹介しています。
方法②:ブログを書くときは「3000字を30分以内」で書く
みなさんは、ブログの文章を書くときは、どれくらいのボリュームをどの程度のスピードで仕上げているでしょうか。1時間?2時間?
実際にやってみると、私が一番最初に書いたブログ記事(2880字)は3時間かかりました…。
では、どのくらいの速さをめざすのがいいのか?
一つのサブゴールは、「3000字を1時間以内、できれば30分以内に書く」というレベルです。
3000字というのはA4用紙2~3枚程度ですのが、それくらいであれば仕事の月報・週報をはるかに凌ぐ量の文章が書けます。会議の議事録も書けるし、上司に出す簡単なレポートもそれくらいの分量に収まります(それでもやや長いくらいです)。
先ほどご紹介したShinさんのブログでは、「30分で3000字書くためのポイント」が紹介されています。
・・・が!
実際にブログを書いている経験から言えば、30分で3000字を書くというのは「とてつもない速さ」です。
読者に伝えたいや小見出しをあらかじめ決めてから書いても、30分の時間の中でたまに手を止めて考えていたりすると、最短でも50分かかりました。これを「問題なく書けます」というから本当にすごい。やろうと思ったら、ブラインドタッチの習得はおそらく大前提でしょう。
ここでは、ブログを30分で3000字書くためのポイントとして、以下の4点が述べられています。
- 自分の心が大きく動いたテーマを選定する
- おおまかな流れを事前に作っておく
- 豊富な具体例を使う
- タイマーをセットして自分を追い込む
1~4全てを前提としたときに、個人的に大事だと思うのは、「スピードに対してどんな常識観を持つのか?」です。
先ほどタイマーをかけて取り組むとご紹介しましたが、時間を測るというのはあくまでも外的環境に過ぎません。大事なことは、同じアウトプット物を作るにしても、ただ単に速くやるだけじゃなくて、どうすればもっと速くできるかとひたすら速さにこだわるという姿勢が根幹にあるかどうかだ思います。その姿勢があるからこそタイマーを使おうという発想にもなりますし、その他いろんな工夫にもつながります。
私は、こんな偉そうなことを言っていますが、実はこのブログを書くのに2時間以上かけています。つまり、まだまだ仕事が遅いので、もっと時間に対してセンシティブになっていかなければと思っています。
終わりに
ゼロ秒思考メモ書きは、ただの思考ツールだという印象が強いですが、その裏には赤羽さんなりの「生産性・スピードに対する尋常じゃないこだわり意識」が込められていると思います。
だからこそ、ゼロ秒思考メモを書くときは、ただ思考するためだけに書くのではなく、メモ書きの発想を仕事全体に応用させた方がもっともっと成長できるのではないかと私は思います。
是非、仕事をするときは意図的にタイムプレッシャーをかけて、「急いで」やってみてください。スピードに対する常識観をぐんぐん上げてみてください。
きっと、自分でもびっくりするほどの仕事ができるはず!
★こちらもお読みいただくと、ゼロ秒思考メモに対する理解がより深まります。