仕事に行きたくない!と思ったときにやる気を取り戻すシンプルな方法
こんにちは。kaakikoです。
「仕事に行きたくない」と感じる時期は、誰にでもあると思います。
仕事の日の朝、起きてから「よし!がんばるぞ!」と前向きになることができない。
職場の人間関係はごく普通にとれているし、仕事内容が嫌でたまらないというわけでもない。しかし、夜寝る時に「明日こそは頑張ろう」と思っても、結局朝になるとやる気が1ミリも残っていない・・・こんなことはありませんか。
私も、営業成績がどん底の頃は、毎日そのように感じていました。
顧客と面会することを考えるだけでも、逃げ出したくてたまらない。事故とか天災が起こってくれれば・・・という大変不謹慎な願望が、何度も何度も脳裏をかすめました。
そんなときに重要なことは、「仕事の定義を自分なりに変える」ことです。
ある物事の定義を変えることで、私たちのとらえ方は180度変わります。とらえ方が変われば、感情も行動も変わります。
実際私は、自社のビジネススクールの受講生のうち、仕事を再定義したことで、人生が180度変わった人を何人も見てきました。
そこで今回は、「なんとなく仕事に行きたくない」「仕事がつまらない」と考えてしまう方に対して、仕事をどう再定義すればやる気を取り戻せるのかのヒントをご紹介します。
仕事は「ゼロ秒思考を身につけるゲーム」
ゼロ秒思考とは、元マッキンゼー出身の赤羽氏が作った造語です。
その意味は、ずばり瞬時に物事を考え、素早くアウトプットする思考法のこと。
これが身につくと仕事の処理速度が格段に上がりますし、自分を素早く客観視できるようになるので落ち込むことが減ります。
面白くない仕事も、「ゼロ秒思考を鍛えるゲームだ」と再定義していくと、とたんに面白くなります。
仕事が楽しくなるシンプルな1つの秘訣を伝授する - ココカラゲンキ!
仕事を楽しめるようにする最大にして唯一のコツは、回答するまでの思考時間を極限まで短くすることです。
誰よりも速く一番最初に回答する、というレベルで。
なので、思考時間をゼロにして、質問を見た瞬間に即答することを常に狙います。
一番最初に答えを出した人は、他の人から参考にされるのでめちゃめちゃ目立ちます。仮に他人があとから同じような答えを出しても、極端な話「二番煎じ」とみなされ、あまり良い評価にはなりません。一番だからこそ意味があるのです。
逆に、二番手三番手になると、もうすでに誰かがやっていることを上回るアウトプットを出さなければいけませんし、一番でもないので目立ちません。面白さは皆無です。
仕事とは、「質問→思考→回答」の繰り返しで成り立っています。
ゼロ秒思考を鍛えるとは、質問されてから回答を出すまでの時間を極限まで短くしていくということ。そうすると脳内に圧がかかって、ぐっと集中力が高まります。
たとえば、
- 1日の段取りを3分で作る
- メールが来たら即レスする
- 頼まれた資料作成は即日で仕上げて打ち返す
- いつもは先送りすることをその場でサッと済ませる
ということを実行します。
このように、仕事をゼロ秒思考訓練の場ととらえていくと、面白さが変わります。
仕事は「自分の人間力を磨く場」
どんな仕事でも、楽なことばかりではありません。それどころか、非常に理不尽に感じることもたくさんあります。
そのときに、私たちはつい愚痴をこぼしたり、会社・上司批判をしてしまいがちです。
しかし視点を変えれば、仕事は「人間力を磨く場」だとも言えるのではないでしょうか。
人間力とは、人としての器の大きさとも言い換えられます。
たとえば、将来的に
- プレッシャーがかかる場面であたふたとするのではなく、堂々とかまえられる。
- 異なる価値観を持った人を排他的に扱うのではなく、理解と尊敬を示せる。
- 失敗が連続したときに諦めてしまうのではなく、最後まで一貫して目標を追いかけることができる。
- 知らない分野に対して無関心になるのではなく、好奇をもって面白がることができる。
- もらえる給料や評価など「人からもらうこと」ばかりを考えるのではなく、組織に対して貢献しようとする。
- 緊張する会議=プレッシャーに強くなれる場
- 職場の嫌な先輩や上司との付き合い=懐を拡げるチャンス
- 退屈な事務作業=会社がコスト節約に貢献する場
- ミスが多い部下の教育=自分の能力の再現性を高めるチャンス
というような感じです。
最後に:自分にとって価値ある定義を考えていこう
仕事の面白さや楽しさは、誰が与えてくれるものではなく、自分のアタマで作っていくもの。理不尽なのかどうかも、結局は自分の視点が全てを決めます。
「そんなのはただの綺麗ごとだよ」で終わってしまっても別にいいとは思いますが、
どうせ人生の大半を仕事に費やすのであれば、充実した時間にする方がいいはずです。
なので是非、今自分が従事している仕事を価値あるものになるように、自分なりに再定義してみましょう。
そうすれば、仕事に対するモチベーションが回復して、また頑張っていけるようになります。