ココカラゲンキ!

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「もやもやをなくし、頭を整理する」技術は悩める社会人に超お勧めだった

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こんにちは。kaakikoです。

 

 

「なんだかいつももやもやする」と感じたことはありませんか。

もやもやしていると、頭の回転速度がぐっと落ちるような感覚がありますよね。

会社で上司に言いたいことが言えずに不満をためこんでいたり、自分の将来に漠然とした不安を抱えていたりと、社会人は何かと悩み事が尽きないものです。

 

そこで、今回は8/28実施の「もやもやをなくし、頭を整理する」(赤羽雄二氏@ダイヤモンド社)のセミナーで学んだ内容を共有していきたいと思います。

 

1日セミナーでは大きく変わらない、と考えている方も多いと思いますが、赤羽さんのセミナーは解説時間が15分ほどしかありません。その4倍の時間は、実際に手を動かして頭を整理することに使われます。

また、質疑応答を通じて赤羽さんの回答のクセやスピード感といった、本だけでは得られない技術を盗むこともできます。なので、個人的には非常にコスパが高いと感じています。

 

では、セミナーで学んだ内容をkaakikoの視点で紹介していきたいと思います。

 

 

もやもやする原因は大きく4つ

赤羽さんいわく、もやもやを感じるときの原因は大きく4種類に分類されるといいます。

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出典:セミナー資料より

まず仕事への不安、次に将来への不安、自分の気持ちへの不安、そして最後が人間関係への不安です。

 

このうち、仕事・将来・人間関係は「外部要因」なので、自分一人の力だけではどうにもできないという側面があります。しかしその反面、自分のとらえ方次第で180度変わるものでもあります。実際、自分の気持ちが前向きなときは、仕事や将来などに対して不満を抱くことはあまりありません。

 

したがって、最初にテコ入れすべきなのは「自分の気持ちへの不安」です。

自分の頭を整理することで、自分の気持ちへの不安を解消していきましょう。

 

もやもやを晴らす世界一シンプルな解決策

頭を整理してもやもやを晴らすためには、「頭の中にあることを高速で書きだす(吐き出す)こと」が最も簡単かつ効果的です。

具体的には、1分間で、A4用紙にガーッと思いつくまま書きだす=ゼロ秒思考メモです。

 

私たちが何かを考えるとき、頭の中だけで沈思黙考することはできません。

考えを前に進めるためには、今自分が何を考えているのかを可視化することが一番重要です。可視化することで、自分でもびっくりするほど状況を客観視できるので、問題の本質を見極めたり新たな発想が思い浮かぶようになります。

 

実際、私も今日のセミナーの前半では、仕事上でもやもやしていることが1つありました。先日契約が成立した商談が白紙になるかもしれないという不安を考えていて、最初の解説時間中は少し上の空でした(赤羽さんすみません汗)

 しかし、以下のようなゼロ秒思考メモを3分で書いたときに、自分が本当はいったい何を恐れていたのかが分ったのです。

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私は、商談が白紙になること自体を恐れていたのではなく、それによって上司をがっかりさせたり、今月の目標達成から遠のいてしまうことが悩みの正体だとわかったのです。

それに気づいてからは、すっと心が軽くなりました。仮に破談しても、いい勉強代になったと思って3倍返しすればいいじゃんと思えるようになったのです。

私が15分以上悩んでいたことは、その1/5の時間でほとんど消えてしまいました。

 

また、ゼロ秒思考メモを書くことで、ブログ記事を書くことに対しても魅力的な価値を見いだせるようになりました。

私は、ここ1ヶ月間ブログの更新頻度が落ちていて、それに伴いモチベーションも少し落ちていました。書きたいことはたくさんあるのに、ブログを書くスピードが遅く、文章をまとめることが重荷になっていました。

しかし、それも以下のようなメモ書きを3分行ったところ、「3000字のブログ記事を30分で書けるかどうかが、ゼロ秒思考の成長指標だよね」という考えにいたりました。

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つまり、ブログ記事を速く書く訓練を積むことによって、単にブログを充実させるだけでなく、ゼロ秒思考を磨くことができるという新たな考えを生み出したのです。それにより、ブログ記事を書くインセンティブが戻ったので、今こうして記事を書いています(笑)。

この事例でも、1か月悩んでいたことが3分で解決できました。この1ヶ月間はなんだったんだろう。はあ。

 

このように、もやもやしたときは、A4用紙に1分間で考えを吐き出すことを強くお勧めします。非常に費用対効果が高く、お金も時間もかからないのに心が軽くなって、やる気や集中力が爆発的に上がります。

 

★関連記事:こちらも併せてお読みいただくと理解が深まります。

 

物事を切り分けて考えるクセをつける

赤羽さんの言葉で非常に印象的だったのは、「異なるものはちゃんと切り分けて考えている」ということです。

 

たとえば、受講者からの質問に対して、「今の話は、もやもやとイライラがごちゃまぜになっている。もやもやとイライラは違う。そこはちゃんと切り分けて」と返答していました。

 

また、一口に「不安」と言っても、

  1. 今すぐどうにかしたほうがいい事象
  2. 実はとるに足らない事象
  3. あとで考えればいい事象

の3種類があって、普段私たちは全部を総称して「不安」と言っているという話がありました。

その中でも、私を含め多くの人は特に②で悩んでいて、たとえて言うなら「歯が痛いだけなのに、明日死ぬんじゃないか」というくらい、どうでもいいことをかなり大袈裟にとらえているといいます。その結果、自分自身を苦しめているのです。

 

この話は確かにうなずけるのですが、個人的にはそれ以上に、「なんとなく分ったような気になる抽象的な言葉」を具体的に区別して考えているところが印象に残りました。

いわゆる「MECEに考える」という思考法ですが、本の字面を追いかけるだけではなく、こうして実際の話し方を聴くと、すっと自分の中に落とし込まれていく感じがしますね。

 

赤羽さんのセミナーにはもう10回以上行っているので、最近は講演の中身もさることながら、赤羽さんの話し方や質問への対応の仕方も密かに勉強しています。

様々な角度から勉強になるので、ゼロ秒思考に興味がある方は、ぜひ直接赤羽さんに会ってみることをお勧めします。

 

1人2役でゼロ秒思考メモを書く

ゼロ秒思考メモをさらに効果的に書くために、1人2役で書くことをおすすめします。

※これはkaakiko流の解釈であり、赤羽さんの公式見解ではありません。

 

なぜかというと、メモを書くときに他人に説明することで効果倍増になるからです。

 

頭を整理するための手段をお勧め順に分けると、以下のようになります。

他人に説明することは、他のメモ書き方法に比べて最上位の効果を発揮します。

 

◎メモ書きをしてから他人に説明する

○メモ書きを多面的・深堀りして書く

△メモ書きを1枚1枚書いて終わり

×メモを書かずに人にしゃべる(≒愚痴を言う)

 

実際、今日のセミナーでは「3分メモを書いて2分で隣の人に説明する」ことを5回行いましたが、その結果1人で書く以上に頭が整理された感じがしました。

 

しかし、説明できる相手が常に身近にいるわけではありません。

 

そこで、今日のセミナーをヒントにしたところ、「1人でメモ書きするときも、他人に説明するつもりで書いたらどうか」という発想に至りました。

平たく言うと、頭の中でツッコミ役と回答役の1人2役をやりながら、ツッコミ内容または回答をそのままメモに落とし込んでいくということです。

 

たとえば、今日のセミナーの感想をメモ書きしているときは、このように考えました。

Q.今日のセミナーで気づいたことは?

-物事を切り分けて考えること(ex.イライラとモヤモヤは違う)

(ツッコミ:それだけ?ほかには?)

-1分間で書くことはとても大切

(ツッコミ:どうして1分が大切なの?)

-時間をはからずにダラダラ書いても一生速くならない

(ツッコミ:なるほど。ほかには?)

-書いたら、人に説明する

(ツッコミ:なぜ人に説明するといいのか?)

-人に説明すると、どんどん頭が整理されていく

やってみるとわかりますが、ツッコミを細かくたくさん入れて、そのたびに即座に答えようとすることで、どんどん言葉が出てきます。ぜひお試しください。

  

まとめ:もやもやを晴らして人生を楽しもう!

もやもやが今後発生したら、すぐに取っ払うことが重要です。

他人に愚痴るのは人間関係を壊すリスクが大きいばかりか、整理にもなりません。

必要なものは、A4サイズの用紙とタイマー、そしてペンだけです。

それだけで、意外にどうでもいいことを大袈裟に考えていたことが分りますし、悩みの正体を見極めたり発想を変えて新しい価値に気づいたりすることもできます。

ぜひ、ゼロ秒思考メモをお試しあれ!