先延ばししがちな私がすぐ行動できるようになった3つのポイント
こんにちは。kaakikoです。
先日、yahoo知恵袋にてこのような相談を見かけました。
先延ばし癖を直したいです。
私の場合行動する前に徹底的に色々調べるためそれに疲れて途中で投げ出して先延ばしにしてしまいます。逆にそうしないと不安で行動できないです。
なんとかする方法はありますか?出典:yahoo 知恵袋
先延ばし癖があるってつらいですよね。
頭では分かっているんですが、なかなか体が動かないということってよくありますよね。私もそうでした。
以前シェアハウスに住んでいたころ、掃除をずるずる先延ばしにして、慢性的に期限オーバーしていたため同居人から激怒されたり、仕事で作成すべき資料を先延ばしにして期限ぎりぎりにあわてて仕上げたり…。
そういったトラブルを繰り返す中で、先延ばしが少しずつ減っていきました。今では、やろうと思っていることは8割がた着手するようになりました。
ということで、今日はそんな私がいかにして先延ばし癖を克服したのかについて述べていきたいと思います。同じ悩みを抱えている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
先延ばし癖の克服に必要なのは「着手する瞬間に勢いをつけること」
先延ばし癖を克服する鍵は、着手する瞬間にどれだけ勢いをつけられるかです。
私たちが「さあやろう」と思い立った時に、一番労力がかかるのは「着手する瞬間」です。逆に、一度始めてしまえば意外に楽だったりします。
ロケットは、地上を発射してから大気圏を超えるまでで燃料の98%を使いきると言います。そこから先は、わずかな燃料でも長い距離を走行できます。
人間も同じです。
たとえば、私は自宅のリビングの掃除をするときに、はじめに「掃除用具ってどこにあったっけ?」と考えました。
しかし、その考える時間が実は億劫で、なかなか掃除という行動に踏み込めませんでした。一方で、一度掃除用具をすべて手元にそろえると、あとは20分間もくもくと掃除に取り組んで、完遂できました。
このように、行動に移すまでで一番労力がかかるのは「やろうかなと思ったその瞬間」です。この瞬間に発生する億劫な感情を克服できれば、先延ばしはほとんどなくなります。
そのためにとるべき戦略は、初動で徹底的に勢いをつけることです。
よく、先延ばしを克服するには、「行動するメリットを考えよ」と言われますが、先ほど述べた「億劫な感情」は一瞬にして発生するため、思考に時間がかかる理性でカバーすることはとても間に合いません。
しかも、私の経験上、億劫な感情が芽生えているときは、考えることすらも苦痛です。
「期限を設定したり人に宣言する」ということもよくいわれますが、毎回見てくれる相手がいるわけでもないですし、期限がないものもあります(家事など)。
ましてや自分で設定した期限など簡単に破ってしまえるのが人間というものです。
先延ばしを克服するには、そのような難しい思考をしなくても、「最初だけ勢いをつける」ことだけを体に覚えこませればOKです。
朝起きた瞬間からタイマーをかけて爆速で行動する
勢いをつけるには、1日の始まりからいかに「素早く動く」ことに慣れるかが大事です。
身心に余計なネガティブ感情や疲れが溜まっていると、勢いをつけることはできません。逆に、朝起きた瞬間であれば、一番エネルギーが充実しているため、勢いをつけやすいです。
一度勢いをつけたあとは、基本的に慣性の法則のごとく勢いを持続することができますので、何をやるにしてもペースが速くなっていきます。
私の場合は、朝起きた瞬間から家を出るまでの一連の行為を、下図のようにタイマーをセットして最速で行うようにしました。
このときのポイントは、「音声で読み上げる機能」があるものを使うことです。私の場合は、こちらの記事でも紹介しているGood Timer(無料)を使っています。
残りあと何分なのかを読みあげてくれるので、集中力の爆上げに一役買っています。(ただし、同居人がいる場合は音量にご注意くださいね。)
やってみるとわかりますが、歯を磨いたり、化粧したりするときも素早く行動しているので、自分でもかなり勢いがついていると感じます。
さらに、そのままの勢いで足早に会社に向かうことで、会社に着いてからもいつもより行動が速くなっています。
この方法を実践するときは、考えなくてもできるルーチン作業を対象にするとよいでしょう。資料作成のように頭を使う作業だと、考えるたびに行動速度が落ちるので、勢いはあまりつきません。
「要は何をすればいいのか」のみを1分だけ行う
こちらの方法は、ルーチン作業ではなく、頭を使う仕事に向いています。
「要は何ができていればOKなのか?何が一番キモなのか?」と作業の本質を考えて、残りを全部切り捨てます。そして、残った本質的な行動を「1分だけ」やることで勢いがついていきます。
やるべきだと思っていることの大半を切り捨てることがミソです。
私がめんどくさいと感じたときは、たいてい「やることが多いなあ」と、なんとなく作業内容を大きくとらえていたときでした。
たとえば、ブログの執筆も、
・PCを用意して立ち上げなきゃいけない
・インターネットブラウザを開かないといけない
・ダッシュボードを開かないといけない
・記事の構成を練らないといけない
・3000字も書かないといけない
と考えては、非常に億劫になっていました。やること多いし、時間もかかりそうですし。
しかし、やりたいことの本質を考えてみると、「要は、ブログで主張したいことを文字にすればいいんだよね?」という答えが出てきました。
PCを立ち上げることも、インターネットブラウザを開くことも、3000字の記事を書くことも、すべて手段であり目的ではありません。
「自分の言いたいことを文字にして人に伝える」。これだけが私のやりたいことでした。
なので、その手段として別にブログである必要はなく、twitterでもよかったのです。しかも、twitterであれば気軽につぶやけるので、負担はありません。
ということで、ブログを立ち上げずに、twitterで言いたいことをつぶやいてみました。
ちなみに、このツイートの反応が思いのほか良かったので、こうして記事にしています。
この順番で記事を書くと、書く内容が明確なので構成に時間をかける必要がないですし、テーマに需要があると分かるので気合が入り、すんなり書けます。
このように、本質や目的を考え、それ以外をすべて切り捨てから本質のみを1分だけやるというのは、勢いをつけるうえでとても有効です。
ちなみに、1分だけという理由は、最も体感的に「短い」と感じる時間だからです。厳密に1分間を計測しているわけではありません。なので、1分でも長いと思う方は、思い切って10秒だけにしてみるなど、自分に合ったベストな時間を探ってみるといいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どんな人でも、時には気持ちが億劫になってしまうこともあると思います。
そんなときこそ、
・初動に勢いをつける
・そのために、朝から爆速で行動する
・本質だけを考えて、とりあえず1分やる
ということを実践してみてください。
最初は1分だけ・・・と思っていたのが、いつの間にか完遂するまで没頭していたことに気づきますよ!