ココカラゲンキ!

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【前編】【脱・先延ばし癖】今すぐ情報収集をはじめる5つのメモ書き

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みなさんこんにちは。kaakikoです。

 

先日、先延ばし癖を解消して即決即断をするうえで、実は「情報収集がめちゃ大事」という話をしました。

root-of-upward.hatenablog.com

 

 

よし、情報収集する重要性は分かった。

しかし、腰をあげて情報収集を始めるのって、ぶっちゃけ心理的にまあまあつらいです。

 

ものすごく強い好奇心を持っていることなら話は別ですが、業務で扱う内容が常にそうであるとは限りません。例えば新企画のアイディアを考えるなど、複雑な内容だとなんだかめんどくさそうで、できれば考えたくないというのも本音の1つではないでしょうか。

 

私が即断即決体質に変わろうとする際に一番壁を感じたのは、「いかに情報収集を素早くスタートさせるか?」です。ロケットは、発射してから大気圏内に勢いよく突入する間に燃料の90%を使ってしまうといいますが、人間も同じです。とにかく最初が一番労力かかります。逆に、一度波にのってしまえばけっこう最後まで頑張れる、というのは多くの人が経験していることではないでしょうか。

 

なぜ着手できないのか、どうしたら先延ばしにせずに情報収集できるのかと考えていくと、ある5つの観点が整理できていないことが分かったのです。

逆に、この5つのうちどれか(もしくは全て)をはじめにメモ書きすると、驚くほどスムーズに抵抗感なく行動できるようになりました。

 

今日はその経験を踏まえ、「今すぐ情報収集に着手できるようになるメモ書きのポイント」を共有していきたいと思います。

それにプラスして2x2マトリクスやオプション思考というツールを使うと、収集した情報を素早くまとめて全体像をつかめるようになるので、確実に即断即決体質に変わります。

 

※注意※

今回は長いので、前編と後編に分けてご紹介します。

 

★後編を読む

 

ではさっそくいきましょう。

 

 

 

 

メモ書き①:今、わかっていないのは何か?

情報収集に取り掛かるとき、最もよく起こりうるのがこの問題です。

とにかく、何が分かっていないかが整理できていないのです。

先日、「ゼロ秒思考の真のスタート地点は、もやもやの自覚だ」とお話しましたが、弱くて不明確な感情の元凶になりやすいのは、「何が分かっていないのかが分っていない状態」です。

 

私の実例でお話ししましょう。

 

私は、2017年の7月に一度格安スマホを検討したことがあります。

 

しかし、当時はあまりにもいろいろなプランがありすぎて、格安スマホに乗り換えると考えたときに大変めんどくさくなったのです。結局、格安スマホには変えずにsoftbankの定額パケットサービスを使い続けました。そうすると通信費がけっこうばかにならないのですが、それでもなんとなく乗り換えを敬遠していたのです。

 

この時、なぜなんとなく面倒だったのかをメモ書きしてみると、分かったことは「格安スマホの何が分からないのかが分からない」ということでした。例えば、どんな事業者がいるのか?何を比較すればいいのか?そもそもSIMって何?など、こういう疑問が断片的に浮かんでは消えるということが頭の中で繰り返されていました。

 

つまり、疑問点が整理されていなかったのです。

 

そこで、疑問点をゼロ秒思考メモに全て書いて、上から順番に情報収集していきました。一番最初にgoogle検索したのは「格安スマホとは」です(笑)。そこでヒットした記事をかたっぱしから読んでいくことで、顧客満足度が高い主要10社、それぞれの格安スマホプラン、そして今の自分の契約更新時期の調べ方など、様々な情報を得ることができました。

 

それによって、「来月の契約更新月に格安スマホに乗り換えよう」ということで決着がつき、今無理して慌てなくてもいいことが分かりました。そして、それまでにスマホに詳しい同僚に質問したり、実際に店舗に行って説明を受けに行こうということも考えるようになりました。

 

このように、不明点をメモを書いて整理することによって、情報収集の手掛かりがすっと得られるばかりか、アクションプランも明確になったのです。

と同時に、この経験から、不明点が不明なまま放置されることによって、本当はできることなのに「できない」と思い込んでいたということも学びました。

 

ですから、皆さんのなかでも、なんとなく情報収集を先延ばしにしてしまう場合は、まずこの1つ目の観点でメモ書きをしてみてください。

 

それだけでも、次の1手がかなり明確になり、行動しようという気になります。

  

メモ書き②:知ることによって見えてしまう「不都合な真実」とは?

 

実は、意外にこの点も行動のスタートを妨げる大きな要因になりがちです。この場合は、情報収集するとどうなるのかなんとなく想像がついているんですね。しかも、「知ってしまうと嫌な気分になってしまう」こともうすうす分かっている。そうすると、嫌な現実を見たくないがあまり行動が遅くなります。逆に、この点をメモ書きして整理していくと、腹を決めて行動に着手できるようになります。

 

私の実例で説明しましょう。

 

私は2016年2月に、新宿の某アカデミーが開催する講座を申し込みました。30万円のものだったのですが、一括で支払いました。その講座は3年間の受講権利があるのですが、私は忙しさにかまけて、2017年3月になるまで1度も受講できていませんでした。

実は、受講期限が残りわずかしか残っていないので、早く講義予約をしないと受講できなくなるということはなんとなくわかっていました。しかも、払ったお金は戻ってきません。そうすると、自分が失ってしまった膨大な機会損失(=受講時間)を直視するのが怖くてなってきて、これまでずっと予約を躊躇していたのです。

そうこうするうちに、どういう契約内容で契約したのかすらもうろ覚えになってしまっていました。ですから、本当は電話1本で確認すれば済む疑問も、億劫になってしまい、ずるずると放置していました。

 

この心の奥にある本音に気づけたのは、やはりゼロ秒思考メモのおかげです。メモを1枚1枚書いて言葉を紡いでいくうちに、なんとなくひっかかっていた部分が明確になってきました。最後のメモを書いたあとは、肩の荷が下りたような気持になったのです。なので、そこからすぐに事務局に連絡をして、事情を説明して15分交渉しました。そうしたら、私に極力不利益にならないよう先方が配慮してくださって、この問題はすっきり解決したのです。

勇気を持って、電話してよかったと思いました。心のもやもやが1つ晴れました。

 

このように、ずるずると先延ばしにしてきた私は、大変怠け者だと思います。でもそんな私だからこそ、「見たくない現実と向き合うこと」の大切さを実感しました。

 

もしかすると私だけでなく、皆さんの誰かも、見たくない現実を見てしまうのが怖くて、情報収集の第1歩を踏み出せていないかもしれません。

そういうときは、「知ってしまうとどんな不都合が見えてきそうか?」というタイトルでメモを書いてみてください。

きっと、心が晴れて、行動する勇気がわいてきます。

 

 

以下、後編に続きます。