頭の回転が速い人になれる!ゼロベース思考を鍛える最強の読書法
こんにちは。kaakikoです。
人と会話しているときに、
- 展開の速い議論についていけない。
- 相手の意見に対して、「そうかなあ」と思って、本当はちょっとひっかかるところもあるけど、「まあいいか」でやり過ごしてしまった。
- 「あなたはどう思いますか?」と聞かれて、少しはもやもやしていることがあるのに、はっきりと自分の考えがまとめられずに、結局は「とくにありません」と答えてしまった。
ということはありませんか。
このような場面は、私もたくさん経験したことがあります。
日常的な会話ならまだ流せることでも、仕事の会議になると黙っているわけにもいきません。
しかし、いざ考えようとするととたんに思考停止になってしまい、言葉が出なくなることがよくありました。勇気を出して発言しても、すぐ他人につっこまれてしまい、それに対して言い返すことができずに結局黙りこんでしまう。
そんな経験を通じて、「私は頭の回転が遅いのでは」と感じるようになりました。
どうしたらもっと頭の回転が速くなるのか?
どうやったら、いろいろな角度から意見をものを考えられるようになるのか?
このような問題意識に苦しんでいたある日、この本に出会いました。
苅谷氏の「知的複眼思考法」は、表面的な常識に安易に納得することなく、ゼロベースでとことん思考を深める方法について説いています。
氏の鋭い洞察は、刊行から30年以上経過した今でも全く色あせることなく、思考停止になってしまいがちな私たちに強く警鐘を鳴らしています。
この本で書いてあることをマスターできれば、最近のビジネススキル本は必要なくなるといっても過言ではありません。
そこで今回は、この本の中から「ゼロベース思考を鍛える読書法」について紹介していきます。
読書は自分のペースで読められる分、思考力を鍛える手軽な手段として非常にお勧めです。ぜひ、今回ご紹介する内容を使って読書していきましょう。
- 頭の回転数を上げる第1歩は、ありきたりの常識から脱却すること
- 著者の思考過程を想像し、著者と対等な立場に立つ
- 著者の論理展開を丁寧に追っていく
- 著者の目的・狙いを見極める
- 隠れている前提を探る
- 読書を通じて頭の回転速度を上げよう
頭の回転数を上げる第1歩は、ありきたりの常識から脱却すること
「今は情報化の時代だから・・・」とか、「グローバル化の進む現在の日本では・・・」とか、「今の日本は『構造改革』が必要だから・・・」とか。あるいは、「これは決められたルールだから、○○すべきだ」とか、「そんなことは前例がないから、△△できない」とか。
私たちの身の回りには、こうした紋切型の決まり文句があふれています。
もちろん、こうした発想のすべてがまちがっているというわけではありません。しかし、このようなスレテオタイプ的な発想に出会ったっとき、私たちは、改めて深く考えることもなしに、「ああそうか」「そんなものか」と反射的に受け取ってしまうことが少なくありません。自分なりのとらえ直しをしないまま、こうした紋切型を受け取る。
しっかりした事実や根拠が示されていなくても、ステレオタイプの「常識的な」見方を「当たり前」のこととして受け入れてしまう。そして、たいていはそこで何となく納得し、その先を考えるのをやめてしまう。
「自分の頭で考えなくなる」、その第1歩が、こうした「常識」へのとらわれにあるのです。
頭の回転を速くするためには、まず「常識に安易に同意しない」と決意することが重要です。
裏を返せば、私たちはいともたやすく常識にとらわれてしまう生き物だといえます。
その姿は、ゼロベースで自由にものを考える本来の姿とは対極に位置しています。
常識は、一見すると非常に理にかなっているように見えるので心地よく、それ以上思考が進まなくなります。また、相手の言い分に「そうだね」と合わせているほうが会話が進みやすくなるという側面もあります。
一方で、思考が活性化している人は、頭の中で「ほんとうにそうなの?なぜ?」と常識を疑い、複数の視点から立体的に対象をとらえ直しています。つまり、ゼロベースで思考しています。
たとえば、ピラミッドを考えるときに、私たちはつい「三角形」を思い浮かべますが、それはピラミッドを側面からみた図です。真上からみると、「四角」になります。
このように、頭の回転数を上げるには、まず常識的な思考から抜け出し、安易に納得しないということを意識しましょう。
著者の思考過程を想像し、著者と対等な立場に立つ
どんなに偉い学者でも人間です。したがって、間違えることもあれば、気がつかないうちに飛躍して文章を進めてしまうこともあります。根拠としたデータが不正確なこともある。(略)このように活字メディアをとらえ直してみると、それを読むという行為の意味が違ってきます。ざっと読み流して、簡単に納得してしまうのではない読書。次に何が書かれる可能性があったのかを、探りながら文字を追っていく読書。(略)書き手の書くプロセスを意識するようになると、書きあがったものを「動かざる完成品」だと見る見方は弱くなってくるでしょう。つまり、完成品としてみやみにありがたがって本を読んだり、書き手の言い分をそのまま何となく納得してしまったりという受け身の姿勢ではなく、本に接することができるようになるのです。
著者の論理展開を丁寧に追っていく
論理に飛躍がないかどうか。過度に攻撃的な主張がないか。論理を丹念に追いながら読んでいく。(略)何よりも大切なことは、根拠が薄く支持されない意見が主張がないかを見極めようとする態度です。
会話すると、誰しもこのポイントには気をつけているではないでしょうか。
しかし、ここが曲者でして、結局根拠として「どこかで聞いたことある常識」を持ち出されると、私たちはいとも簡単に納得しがちです。
また、対面の会話で相手が自信満々に言いきると「そうなのかなあ」と、なんとなく信じてしまうことがよくあります。
あるいは、もっともらしいたとえ話や難解な専門用語を出されると、とたんに思考停止になりがちです。
会話だと相手のペースで話が進んでしまいがちですが、読書であれば自分のペースで思考できます。
そのため、読書するときはサラッと読み流すのではなく、複眼的な観点で著者の論理展開を丁寧に追っていきましょう。
- データの信憑性はどの程度あるか
- 使っているたとえ話・事例は妥当か
- 論理が矛盾していたり、飛躍していないか
- 耳触りのよい用語でごまかしていないか
- 可能性に基づいて話を進めているのか、それとも必然性に基づいて話を進めているのか
- 論争が含まれている場合は、著者は反対意見に対してどんな態度を示しているのか。完全否定に近いか、それとも譲歩しているのか
著者の目的・狙いを見極める
文章を書く人は、必ず目的を持っています。
目的は、明確に書かれている場合も、書かれていない場合もあります。著者のねらいがわかれば、理解も早いし、批判のポイントをどこにしぼるのかもわかりやすくなります。
著者が書く言葉には、すべて狙い(意味)があると考えて読書していきましょう。
この原則は、小説だろうと論文だろうと変わりません。
何かを批判したいのか、それとも擁護したいのか。あるいは何かを提案したいのか。
そのような狙いは、直接的な言葉ではなく、書き方(言葉の選び方、強調の仕方など)に表れることも多いので、注意深く見ていきます。
このときは、想像力や観察力を使いながら文字を追っていくので、頭が高速回転しています。
この姿勢が身につくと、対面でのコミュニケーションでも相手の表面上の言葉に踊らされなくなりますので、議論に強くなります。
- どんな読者を想定しているのか
- 何がどう強調されているのか(見出しの書き方や助詞の使い方、言葉のチョイスの仕方など)。それによって、読者にどんな印象を与えているのか
隠れている前提を探る
批判的な読書を行ううえで重要な第4のポイントは、著者の前提を探り出し、それを疑ってかかるということです。
出国率(人口に占める延べ出国者数の比率)を見ると、96年の20代の出国率は24.6%であったが、08年には18.4%に低下した。若者の海外出国率が最も高かった90年代半ばと比較して、2000年代後半の若者の出国率が全体として低迷する「若者の海外旅行離れ」が見られた。
記事を読むと、著者が「出国をする人=海外旅行をする人」という前提を置いていることが分ります。
また、実際に出国をする人の中には、長期留学の人もいれば、短期旅行者の人もいるでしょう。どんな出国者を念頭に置いているのかで、記事の書き方は変わってくるはずです。
もしあえてひとくくりにして記事を書いたとしたら、それはなぜなのか。それを考えることも、前提を探ることになります。
前提が変わると議論も変わるため、ゼロベースで考えるときは前提をチェックすることが重要です。
- 意見の表明か、それとも事実を書いているだけなのか
- 主観を交えているのか、それともいちおう客観的な立場に立っているのか
読書を通じて頭の回転速度を上げよう
読書をするとき、ただ漫然と知識や情報を得ることを目的としていると非常にもったいないです。
読書は1人の人間とじっくり向き合ってコミュニケーションをとる場です。
著者の述べることをそのまま安易に納得することなく、複眼的な視点を持って著者の主張を立体的にとらえ直しましょう。
その回数を重ねるごとに、私たちの頭の回転数はみるみる上がっていきます。
営業成績が伸び悩んだら立ち返りたい営業の本質
こんにちは。kaakikoです。
営業経験をある程度(3~5年くらい)積んでトークが板についていくと、成績が頭打ちになる時期が訪れます。
そういうときは、通常の営業マンであればいろいろトークを工夫してみたり、様々な営業手法を試してみたりするのですが、なぜかお客様の心にあまり響かず、NGを連発します。
それなりに経験もスキルもついていると自負しているからこそ、頑張っても結果に表れないと、焦ったり迷ったりして調子を崩してしまいます。自分に対する自信も一気に崩れて、悪循環にはまり込みます。
問題が起きた時は、瑣末な現象に振り回されることなく、物事の本質を押さえることで状況は好転していきます。
そこで今回は、営業成績が伸び悩んだときに立ち返りたい【営業の本質】について考えていきます。
営業マンの基本は「徹底して商品に惚れこむ」こと
どんな営業トークがよいかと考える前に、顧客の目線で考えてみましょう。
顧客は誰から物を買いたいのでしょうか。
メリットのある商品を売る人?信頼できる人?
どれも正解ですが、どれも片手落ちです。
最も重要なことは、営業マンの情熱です。
営業マンが心の底から「これは素晴らしい商品だ!」と信じぬくことで情熱が生まれ、そして顧客に良い意味で伝染していきます。
たとえば、私の上司は20歳すぎから今の会社で営業を始めましたが、たった3年で一般社員から課長に上り詰めました。その過程で一番大事にしていたことは「商品の価値をこれでもか!と情熱的に語れるだけのプライドをもつ」です。
私の上司がまだ20代前半のころ、今の会社で営業をしているときに、彼より30歳も年上の有名な音楽家から「お前、何怪しい商売してんの?ていうかそんな商品売れるわけないだろ」と言われたことがあるそうです。
そんなときも、上司は一切ひるまず「はい?あなた、もう一度言ってみろ」と猛反撃し、徹底的に論破して大の男を泣かせて、ついには「馬鹿にして申し訳ありませんでした」と謝罪させたそうです。
上司曰く、そのときは営業に対するプライドを傷つけられたという気持ちでいっぱいだったそうです。あなたに僕の何が分かるのかと。
自分が売る商品に対して、そこまで猛烈なプライドを持っていたという点は、同じ営業マンとして非常に尊敬に値します。
私自身も、数字を書けているときは、目の前の顧客に対して「とにかくやってみて!ぜっっったい変わるから!」と情熱をこめて明確に断言しているときですし、
ご契約していただいた顧客からも「kaakikoさんの情熱を感じて、決断することができました」と言ってもらえています。
自分がその商品の魅力に心底惚れこんでいるか。
それが一番重要なのであって、星の数ほどある営業トークやテクニックは、その魅力を最大限伝えるための手段でしかありません。
それなしに、一生懸命営業本を読み漁っても、はっきり言うと全く役に立ちません。
もちろん、どんな商品であっても、欠点はあります。
しかし、欠点がないから商品に惚れこむということではなく、むしろ欠点があってもそれでも愛そうとするということです。
たとえば、普通の親であれば、自分の子供はどんな子であっても可愛いと思えるはずです。
子供はわがままなところもあれば、泣き虫なところもある。短所はいろいろあるけれども、それでも我が子の悪口を言われて平常心でいられる親はいません。
親は、自分の子供を愛おしいと思うとき、「この子は美人だから」「この子は賢いから」という理由をいちいちつけているわけではありません。
別に美人じゃなくても、賢くなくても、それでもその子供の寝顔をみただけで、なんだか心が安らぐ。笑顔を見ただけでふと気持ちが温かくなる。
親とは、そういう生き物ではないでしょうか。
自分の商品に惚れこむとは、あたかも我が子のように商品を扱い、無条件に愛情を注ぐということです。
たとえ欠点があったとしても、必ず今のお客様にとって役立つ。必ず喜んでもらえる。
顧客から必要とされる営業マンであるためには、そのレベルの気概が必要です。
なまじ営業経験があるとどうしても営業トークに目が行きがちですが、営業成績が落ちているときは、本質にもう一度立ち戻りましょう。
小手先の営業テクニックではなく、商品の価値をあらゆる角度から探す
売れている人から営業トークをもらったり営業テクニック本を読み漁っても、自分が価値を感じていなければ自分の言葉にはなりません。
顧客は、営業マンのトークが単に「人から借りた言葉」なのか「自身の本音」なのかは、意外とすぐ見抜きます。
そのため、自分が商品の開発者ではない場合、商品に惚れこむためには積極的にその価値を探しに行くことが重要です。
先ほど「親が子供を愛するかのように無条件に商品に愛情を注ぐ」とお伝えしましたが、とはいえ自分で開発したものでなければ、さすがに一朝一夕で惚れこむことはできません。
逆に、どんな商品であっても、営業マンが能動的に価値を発見していこうとすると、どんどん「お客さんにも使ってもらいたい!!」という情熱が生まれていきます。
そのためには、複眼的な視点から商品をとらえてみましょう。
たとえば、
- 【顧客の視点】お客様の喜びの声を聴く
- 【営業マンの視点】自分でも使ってみる
- 【開発者の視点】商品を生んだ人が持っている理想を知る
- 【過去の視点】商品が生まれた過程を知る
- 【顧客×長期的視点】その商品が顧客に与える長期的な恩恵を考える
などが有効です。
特に、その商品が顧客に与える長期的な恩恵を考えることは非常に有効です。
松下幸之助氏の逸話のなかで、電球磨きの少年に対する会話があります。
少年は、来る日も来る日も工場で生産されていた電球を磨いていました。
その少年は、「こんなつまらない仕事はいやだ」と愚痴をこぼしていました。
彼の言葉を聞いた松下氏は、
「君、何を言う。君が電球を綺麗に磨くことで、夜道を明るく照らせる。そうすれば、1人で出歩く女性が安心して暗い道を歩けるようになる。君がやっている仕事は、ただ電球を磨く事ではない。この先たくさんの人に安心感を与えるという仕事をしているんだよ」
・・・・さすがは経営の神様です。こう言われたら、ただの電球磨きもなんだか崇高な仕事のように思えてきますね。
商品の価値は、黙っていて見つかるものではありません。自分で積極的に探しに行くことで初めて見つかります。
そしてそれは、上司や先輩が教えてくれることでもなければ、ましてや安直にgoogle検索して出てくるものではありません。自分の頭で考えることに価値があります。
たとえ商品の価値は現時点でそこまで見えていなかったとしても、価値を見つけようとする習慣そのものが商品に対する愛着を生みます。
結果を出し続けるには、小手先のテクニック依存から脱却しよう
営業経験が長くなると、基礎ができているという自負がある分、どうしても小手先の営業テクニックやトークに目が行きがちになります。
しかし、営業は人間相手の仕事ですから、そもそも営業マンの情熱がなければどんな魅力的なトークも空々しいものに聞こえてしまいます。
顧客の心を動かすためには、なによりも営業マン自身の心がまず動いているかどうかが最も重要です。
結果が伸び悩んだときは、あせらずに様々な観点から価値を再考して、商品に惚れこむ努力をしていきましょう。
「仕事が遅い」は二度と言わせない!仕事を高速化する4つの段取り術
こんにちは。kaakikoです。
仕事していると常に時間に追われますよね。
社会人のみなさん、こんなご経験はありませんか。
- 忙しく働いて残業もしているのに、結果が思うようについてきていない
- 徹夜で資料を仕上げたのに、上司から書きなおしを命じられた
- 締切前にバタバタしがち
1つでも当てはまる方は、ぜひ今回ご紹介する「段取り術」をマスターしましょう。
ズバリ、究極の段取り術である『仕事の結果は「はじめる前」に決まっている』を紹介します。
著者の大嶋さんは、元マッキンゼーの方です。この本は、著者がマッキンゼー時代に鍛えられた仕事術をもとに、実際に仕事に着手するまえの「段取りの仕方」について書かれています。
マスターすれば、周囲が舌を巻くような超高速で仕事できるようになるでしょう。
大嶋さんの本は話し言葉で書かれていて明快なうえ、今すぐに取り入れられるものもたくさんあるので、内容を4つに絞ってご紹介していきたいと思います*1
- 生み出したい価値を詳細に設計する
- 仮説を立てて、最も大事なことにリソースを集中させる
- 最終成果物を具体的に設計する
- 全体の段取りをもれなくダブりなく設計する
- まとめ:仕事に着手する前に段取りを組むクセをつけよう
生み出したい価値を詳細に設計する
仕事に着手するときは、手始めに「その仕事によってどんな価値を生むのか?」を具体的に設計して、必要であれば関係者とすりあわせておきます。
具体的にといえば、真っ先に使えるフレームワークが5W1H。
いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どうやってという項目ですね。
ここに沿って情報をまとめていきます。
例えば企画書を作成するときは、闇雲に考えずにまずは、
- どんな人の【だれが】
- どんな課題を解決するものなのか【いつ・どこで・なにを】
- 企画書の内容を実現すると、どんな価値が生まれるのか【なぜ】
をリアルに考えます。
このブログ記事の場合は、
- デスクワークの仕事をするときに【いつ・どこで】
- 無計画に思いついたことから着手して無駄が多かった人が【だれが】
- 段取りのノウハウを知って業務に取り入れ【なにを】
- 正しく仕事を設計できるようになる。また、仕事が楽しいと感じられるようになる【なぜ】
ことに価値を置いています。
そして重要なことは、自分がそれにわくわくできるかということ。
価値は、他人から与えられているものでは良い仕事はできません。自分自身で考え抜くことによって、はじめて価値を生み出そうという意欲が高まります。
仕事を始めるときは、能動的に価値を考えて具体的に価値を設計しましょう。
仮説を立てて、最も大事なことにリソースを集中させる
一般的に「仮説を立てろ」と言われますが、その真意は一番重要そうなことを見極めて、そこに思考のリソースを投入する。あとは切り捨てるという取捨選択の発想です(大嶋さんは『ミニマム思考』と呼んでいます)。
「どうすれば価値を生み出せるのか」について仮説を立て、検討すべきことを絞って検証することで論拠を積み上げていきます。
なお、仮説を立てるときのコツは、この2つ。
-
超具体的に(5W1Hで)
-
一文でまとまるように
とくに1については、具体的でなければ検証できません。半分あてずっぽうでもいいので、とにかく具体的に表すことが重要です。
例えば「今から30分以内に、お菓子メーカーの新規事業を考えて」と言われたら、消費者のセグメントごとにしらみつぶしに市場調査をしている暇はありません。
そこで、仮説思考の登場です。
まずは「50代の男性にだったら休憩中に食べてもらえるような、コーヒーにも合うお菓子が売れるのでは?」と、ざっくりデータを見つつも仮説を立てていきます。
そして今度は、社内の50代の男性をつかまえて、仮説で考えたようなお菓子が欲しいかどうか、お菓子を食べたくなるのはどういうときなのかなどとヒアリングして検証していきます。
仮説思考についてはいろいろなコンサル本で触れられていますが、本書では実例を使いながら分かりやすく解説しているので、初心者に優しいという点で非常に評価できます。
最終成果物を具体的に設計する
自分たちが出したい最終成果物は何?を詳細に設計します。
最終成果物が曖昧だと、作業を進めると意外と忘れやすいものです。また、出戻りが発生して膨大なタイムロスにつながります。
例えば、仕事の報告書を書いているときも、書いているうちに「あれもこれも」と盛り込みたくなってしまい、結果的に自分が何を言いたいのか見失ってしまう…というのはよくある話です。その結果、せっかく苦労して書いた文章をほとんど削除するという事態にもなりかねません。
そのため、出すべき最終成果物*2を具体的に設計しましょう。
たとえば、企画書であればこんなイメージになりますね。
著者は、資料は「3の3乗でまとめる」と述べていますが、基本は全て3つのポイントにまとめると覚えておけばOKです。
成果物を設計する具体的な方法については、赤羽雄二さんの「アウトプットアプローチ」が有効です。こちらは、企画書などの資料作成に特におすすめな手法です。
こちらも併せてご覧ください。
全体の段取りをもれなくダブりなく設計する
最終成果物を設計して照準を合わせたら、作業全体の段取りを設計します。
仕事が遅い人は、たいてい目の前のことや思いついたことから作業を始めてしまい、一番重要なことや時間がかかることを後回しにしてしまいがちです。
そのため、最初から全体像を把握して、常に全体の動きを意識しながら仕事を進めていきましょう。
たとえば、企画という仕事であれば、こんなふうに段取りを設計します。
なお、全体像を設計するときは、以下3つのポイントを押さえることが重要です。
- やるべきタスクがもれなく網羅されている
- タスクの期限が決められている
- 最終成果物が明示されている【注目!】
- 1,2,3が一目で分かるように視覚化されている
ちなみに、全体像を把握するには、やっぱりガントチャートがお勧めだそうです。
ガントチャートは、ITエンジニアなどプロジェクト単位で仕事をする方にはお馴染みですが、ポイントは最終成果物の列を加えるということ。
一般的なガントチャートのテンプレートだと、タスクや進捗状況の列はあっても、最終成果物の列はありません。しかし、最終成果物の列を加えることにより、コミュニケーションの齟齬を軽減し、作業スピードを上げることができます。
まとめ:仕事に着手する前に段取りを組むクセをつけよう
仕事を始める前に考えるべきことは4つあります。
ここまでの内容をまとめると、こんな感じになります。
- 出したい価値を設計する
- 価値を生み出す方法について仮説を立て、検討内容を絞る
- 最終成果物を設計する
- 全体の段取りを設計する
そして、どれもポイントは具体化(5W1Hで整理する)です。
正しい段取りを理解し,実行することで、確実に仕事が速くなります。
ぜひお試しください!
ゼロ秒思考メモがネタ切れしたら試したい「4行日記×ゼロ秒思考メモ」
こんにちは。kaakikoです。
ゼロ秒思考メモを書いていて、ふとネタ(タイトル)に困ることはありませんか。
ゼロ秒思考メモの書き方として、よく「頭の中の言葉をそのまま紙に吐き出して」といわれますが、
「あの、そもそもその「頭の中の言葉」が何もないんですけど(;´Д`)!?」
という状態ってありますよね。そういうときは全くペンが進みません。
そこでお勧めしたいのが、
「4行日記」をゼロ秒思考メモで書いてみる
というものです。
これをやってみたら、シンプルに明日を迎えるのが楽しくなってくることに気づきました。あと、タイトルがすでに与えられているので、強制的にメモを書くことにもなります。
ゼロ秒思考メモを始めたはいいけど、タイトルやネタがなくてなかなか継続ができていないとお悩みの方はぜひご覧ください。
- 4行日記とは「なりたい自分に自然と近付く」ための手軽な方法
- 事実→発見→教訓→宣言の順番で4行日記を書く
- さっそくゼロ秒思考メモで4行日記を書いてみた
- ゼロ秒思考メモで4行日記を書いて学んだこと
- まとめ:ゼロ秒思考メモで4行日記を書く意義
4行日記とは「なりたい自分に自然と近付く」ための手軽な方法
4行日記は、教育学博士である小林恵智氏が開発した日記で、文字通り「4行で完結する」のですが、書く項目が予め決まっています。
「4行日記」とは、■事実、◆発見、●教訓、★宣言の4行で書く、あなたの「ありたい姿を実現する」ための日記です。
一日で最も印象的だった出来事や、そこから発見した事を書き続けることで、明日・一年後・3年後・5年後のご自身の「ありたい姿」に自然と近付くことが出来ます。
4行日記の実践者の声は以下の通り。
目標達成に対する情熱が爆発的に上がるみたいです。これはかなり魅力的。
でかい夢を前にしても怖気づくことなど決してなく、1歩1歩着実に近づいてやろうという情熱を持てるようになりました。困難な問題にぶち当たっても、地べたを張ってでも突破してやろうと思えるようになりました。ウンザリするような現実の中にいても、流れを変える方法を考えるようになりました。
2年に渡って自分の未来に対する「宣言」を積み重ねてきた4行日記の効なのかもしれません。
事実→発見→教訓→宣言の順番で4行日記を書く
4行日記では、書き出す項目の順番が決まっています。
書くべき内容がすでにフレームワークに落とし込まれていると、ゼロ秒思考メモが非常に書きやすいのでありがたいですね。
- 事実:今日1日すごした中で起こった客観的な事実
- 発見:事実をみて気づいたこと
- 教訓:発見をルール化したもの。自分にとっての原理原則を抽出するような感じ
- 宣言:なりたい自分像を、あたかも既になっているかのように現在完了進行形で宣言する
さっそくゼロ秒思考メモで4行日記を書いてみた
以下、4行日記になぞらえたゼロ秒思考の内容を公開していきます。
(それぞれ1分+α時間で書いています)
1.事実
Q.今日はどんな出来事があったか?
-今日はお客様に対して自信満々に訴求できた
-お客様が寡黙な人だったとしても、相手のペースに崩されなかった
-○○さん(実際は人名が入ってます)から「あのときkaakikoさんに背中を押してもらえて本当によかった」と言われた
2.発見
Q.そこからどんな気づきを得られたか?
-お客様の背中を押してあげることは、やっぱり正義だ
-私たちのビジネススクールに通って、人生が変わったことを喜んでいる
-人に恵まれて、これからも頑張っていこうという意欲にあふれていた
3.教訓
Q.そこからうまれる教訓は何か?
-相手の背中を押してあげることは正義だと認識する
-悩んでいるお客様をぐいっと導いていくことが正しいかどうかは、そのあとの行動次第
-それ自体は良いものでも悪いものでもない
-だから、自分が選んだ道を正解にしていく
4.宣言
Q.私は、どう宣言するか?
-私は、たくさんのお客様に人生の転換点を与える人になっている
-多くのお客様が、自分と出会えたことで人生が変わっている
-私は、たくさんの受講生から感謝されている
ゼロ秒思考メモで4行日記を書いて学んだこと
1つが、「自分の発言や行動が正解だったどうかは、その先の未来が決めること」だということです。
今回メモに出てきたお客様は、現在無事に弊社のビジネススクールを卒業した方なのですが、参加当時は「どこまで成長できるか不安」とか「支払いをし続けられるか不安」、そして「他の専門学校とダブルスクールをする予定なので、講義に通い続けられるかどうか分らない」と、さまざまな不安でいっぱいになっていた方でした。
それでも彼女にあきらめてほしくなかった私は、通常の4倍以上の時間をかけながら、講義参加を前向きに考えてもらえるように何度も説得しました。そのときのやり取りは、1年以上経過した現時点でも鮮明に覚えています。
商談の場でNOと言っている相手をYESに導くことは、一歩間違えると「押し売り」になりかねません。そのため、営業マンの多くは、「押し売りになるんじゃないか」とビビってしまい、お客様がNOを言うとなかなか強く出れません。
しかし、お客様に対して一歩も引かずに粘って果たしてよかったのかどうかは、その行為だけでは判断できません。結局その後お客様が何を得られるのかによって判断されます。
したがって、あえて語弊を恐れずにいえば、商談の場で強引にYESに導いても、契約成立後にめちゃくちゃ価値が高い便益を提供できれば、お客様は「あのとき背中を押してくれてよかった」という見方になります。
ゼロ秒思考メモを書いてこのような教訓を得たことで、「もっとお客様に自信もって訴求していこう!」という自信をもつこともできました。また、粘り強くお客様の不安に付き合うことも、もっと正々堂々とやっていこうと思えるようになりました。
もう1つの気づきは、最後に宣言したことによって、これから本当にそうなっていくんじゃないかという予感がしたことです。
よく「目標は紙に書きだそう」と言われますが、言葉には魂がこもっているので、未来の自分に向かって文字で宣言するだけで、「よしやっていこう!」というエネルギーがふつふつわいてきました。
また、明日1日はこの未来のために頑張るんだ、という意味付けもできるので、さらにモチベーションが上がります。
まとめ:ゼロ秒思考メモで4行日記を書く意義
今回は、ゼロ秒思考メモのタイトルが思い浮かばなかったときに、強制的に書く方法として4行日記をご紹介しました。
4行日記は自分にエネルギーを与えてくれるツールですし、書く項目と順番が決まっているので、強制的にメモを書くきっかけとしてもうってつけです。
ちなみに、本来の4行日記は各項目をそれぞれ1行で書き出すのですが、それをあえてゼロ秒思考メモで行うメリットは、
- 考え込まずにすむ
- 書いているうちに次の項目に入れるべき内容が自然と思い浮かぶ
- 自分の本音が引き出されやすい
という点が大きいと思います。
まあ、そこまで認識していなくても、ゼロ秒思考メモに慣れている人であれば、自然とメモ書きしてしまうと思いますが。
ゼロ秒思考メモのタイトルに詰まってしまった方は、ぜひ一度お試しください!
【社会人1年目が終わる前に】仕事の失敗を成長につなげる反省とは?
こんにちは。kaakikoです。
先日、こんな相談文を見かけました。
仕事上で同じミスを何回も繰り返してしまいます。 何回も上司に怒られ、チェック表なども作ったのですが、2つ以上やることが重なったりするとテンパってしまい、結局同じ間違いをしてしまいます。
停止して、確認しようと頭ではわかっているつもりなんですが、つもり。だけで実行にうつせません。。仕事に対しての覚悟が足りないからなのでしょうか。
うわあ、かなりつらそうですね。
これ、そのうち会社に行くのもいやになるっていうパターンじゃないでしょうか。
とはいえ、kaakikoも新人のときはミスが超多かったので、あまり他人事には思えません。
たとえば、1年目の7月に、お客さんとの早朝アポに遅刻したことがあります。そのときは、商談が白紙になっただけじゃなくて、ネガティブな口コミまで書かれてしまい、上司にとんでもなく叱られました。今でも苦い思い出の一つです。。。
社会人1年目をどうすごすかで仕事人生が決まる
社会人1年目って、長い社会人人生のなかで周囲からの期待値が一番低い時期です。
だからこそ、社会人としての土台を作るうえでものすごくクリティカルな時期でして、この時期に上司から高く評価されたり、ある一定の信頼をとれないと、2年目以降はかなり劣勢状態に置かれます。
まず、重要な仕事が回ってこなくなりますし、ひとつ下の世代(新入社員)からも一目置かれることはないですよね。そうなると、職場での居心地もあまり良くはないでしょう。
社会人1年目のときに頑張りきれなかった人が、2年目以降にさらにキツい状態で頑張れる根拠はありません。筋トレでも、5kgのウェイトを持ち上げることができない人が、10kgのウェイトを持ち上げることは不可能であると一緒です*1
そう考えると、1年目にどんな土台を身につけたかで仕事人生が決まるといっても過言ではありません。
社会人1年目の必修科目・「反省の技法」
ちょっと脅しっぽくなりましたが、それくらい「社会人1年目」って重要なんですよね。
そしてその時期にどうしても身につけておきたいスキルは、なんといっても「ミスしたときに成長につなげる技法」です。
ということで、今回は社会人1年目が終わる前にモノにしておきたい「失敗を成長につなげる反省の仕方について紹介していこうと思います。
正しい反省の仕方をマスターすれば、ミスした分だけ強くなります。
要するに、この先の人生、怖いものなしになります。
「上司からちゃんと反省しろ!って言われるけど、ぶっちゃけ反省って何をするのか今いちよく理解していないなあ」と感じる社会人1年目の方は、この1年が終わる前までにぜひ参考にしてみてください。
(もちろん、2年目以降の方にとってもお役に立てるはずです!)
- 「もし知識レベルが最初と同じ状態だったら、どう考えて動くべきだったか?」
- 知識そのものではなく、知識の本質をつかむような反省をする
- 上司や教育役から本当に学ぶべきは、知識ではなく「頭の使い方」
- まとめ:1年目のうちに、上司先輩の「頭の仕方」を積極的に盗もう!
「もし知識レベルが最初と同じ状態だったら、どう考えて動くべきだったか?」
失敗を成長につなげる反省は、ずばりこの問いに答えることです。
よくプロジェクトの反省会などで、
「今回の経験を通じて○○が大事であると知ったので、次回同じ経験をしたら絶対うまくいきます!」
と堂々と述べている人がいますが、
それ、当り前です。その「もう1歩先」が重要なんです。
たとえば、1年目のAさんがお客さんと商談中に、不用意な発言によってお客さんを列火のごとく怒らせたとしましょう。
そこで通常は、上司がフォローに入ってお客さんを宥めるわけですが、そのやり方をみてAさんは
「ふむふむ、相手を怒らせた時は、自分の言い分はいったん脇において、まずはちゃんと話を聴いて共感することが大事なんだな。よし、次はしっかり話を聴くようにしよう」
と学んだとします。
ここまでは普通の反省ですよね。でも、これでは全く足りません。
そもそも仕事は、「今は知識も経験も足りない」状態からスタートすることなんてザラです。いやむしろ、だからこそ給与を払う価値があるといえるでしょう。
それなのに、「知識も経験も最初から持っている」ことを前提にしてしまうと、かなり現実からズレた反省にしかなりません。
なので、本当に反省すべきは「もう一度知識も経験も同じレベルだったら、自分はどう動けばよかったのか?」です。
知識そのものではなく、知識の本質をつかむような反省をする
反省して成長につなげるときは、「違うケースにいかに応用させるか?」を考える、つまり本質をつかむことが重要です。
例えば、先のAさんが、今度はこのような状態に置かれたらどうでしょうか。
A「しまった!!!取引先に送った請求書の宛先を間違えてた・・・あ~でももう郵送しちゃった。どうしよう!?」
この場合、取引先はこの失態をまだ知りませんし、上司も知りません。
Aさんにとっては、今回のケースと、先に述べた「商談中にお客さんを怒らせた」ケースは全く別の事象に思えるでしょう。*2
しかし、失敗から知識だけを学んだAさんは、「お客さんを怒らせたときの対応法は学んだけれども、まだお客さんに気づかれていないトラブルに対処する方法は学んでいない。どうしよう」とあたふたするだけです。
それでもとりあえず何かやるでしょうが、正しいかどうか分らないうえ、失敗すると火に油を注いで「自分で勝手に動くな!!」と叱られるのがオチです。
したがって、せっかく痛い思いをして前のケースから学んだことも、一見して全く異なる(でも本質的には同じ)ケースになると適用できず、またゼロから学びなおす羽目になるわけです。
非常に効率悪いですよね。
知識は、ある限定的な前提条件のもとでしか使えません。前提条件が変わると、使う知識も一気に変わります。
つまり、「知識がついたので次は失敗しない」という反省は、応用が利かない反省なんです。
本当に成長に直結する反省を行うためには、さらに一歩踏み込んで、知識の本質をつかむ必要があります。
上司や教育役から本当に学ぶべきは、知識ではなく「頭の使い方」
1年目のうちは、上司や教育係(メンター的な人)がつきっきりで指導してくれることが多いと思います。
失敗したときに、彼らが話す葉だけをせっせとメモして、反省した気になっているとしたらかなり要注意です。
本当に学ぶべきは、彼らが話す「知識」ではなく、その奥にある「頭の使い方」です。
先のAさんの事例に戻って説明します。
Aさんはお客さんを怒らせたときに、上司がフォローに入ってなんとか丸く収めてくれました。上司はまず黙ってお客さんの言い分を聞き、徹底的に共感しているということを観察しました。
そこから先、今回の失敗を次につなげたいAさんは、本来は上司に対して、以下のように質問するべきでした。
- もし○○さんが私の立場だったら、どう考えて動いていましたか?それはなぜですか?
- なんであのタイミングで、まず話を聴いていたんですか?
- 話を聴くときに、何に注目して聴いていましたか?それはなぜですか?
- 今回のような聴き方は、あのタイプのお客さんだったからですか?
- 話し始めるタイミングをどのように見極めていましたか?
これらの質問は全て「なぜ?」=「頭の使い方」=「判断の仕方」を聴いています。
この回答を得ることで、Aさんは単なる知識以上に、上司の頭の使い方を真似ることができます。
その結果、別のお客さんを対応したり、あるいは全く別のケースに遭遇しても、だんだん自力で筋良く対応できるようになります。
それが「失敗を成長につなげる反省」の仕方です。
まとめ:1年目のうちに、上司先輩の「頭の仕方」を積極的に盗もう!
どこの会社も、「反省から学ぶこと」は重要だと認識しています。
社会人1年目のうちは、かなりの頻度で聞く言葉ではないでしょうか。
しかし、「反省とは何か」について、実は曖昧な理解のまま1年目を終えてしまう人も少なくありません。
だからこそ、長い社会人人生のスタート地点である1年目のうちに「反省の技術」をしっかりマスターし、上司の思考をコピーしてしまえば、2年目以降も飛躍的に成長していけるでしょう。
「仕事のコミュニケーションを円滑に行う」ことを数学的に考察する
こんにちは。kaakikoです。
仕事でのコミュニケーションでつまずいてしまったご経験はありませんか。
たとえば、
- 上司からの指示を勘違いする
- チームの士気を上げることができない
- 取引先でのアイスブレイクや飲み会での雑談に入れない
- 苦手な先輩がいて萎縮してしまう
など、社会人になると意外にコミュニケーションの問題にぶつかることが多々あります。
コミュニケーションがうまくとれないと、仕事へのモチベーションも下がりますし、結果もなかなか出ないですよね。
先日の会社の朝礼で「人間の価値観はすなわち"評価関数"である」という面白い話を聴いたので、その話を参考に、良好なコミュニケーションをとることについてちょっと数学的に考察してみました。
仕事上でのコミュニケーションで悩んでいる方は是非、立ち直るきっかけにしていただけたらと思います。
その人の価値観は「評価関数」で表せる
価値観とは、自分にとってあるモノが「どの程度相対的に重要なのか」を順位づけるモノサシのことです。そして評価関数は、シンプルに以下のように定義されます。
y=f(x)
価値観=重要度 モノ(評価対象)
私たちはみな無意識のうちに、モノとモノを相対評価して生きています。
例えば、お昼のメニューを考えたときに、あっさりサラダランチとボリュームたっぷりのラーメンセットのどちらが良いのか、天秤にかけている人もいるでしょう。
同じように、
- 仕事と家庭のバランスを考えたときに、どちらのほうが自分にとってより重みがあるのか。
- 仕事のやりがいとして、お金や地位によって評価されたいのか、それとも周囲から感謝されたいのか。
- 働き方でいったら、みんなで楽しく和気藹々と協力しあう方に重きをおくのか、それとも他人に構わず個人プレーで突き抜けることに価値を見出すのか。
私たちは皆、自分の中に独自の評価関数を持っていて、モノ(評価対象)は同じでも、出てくる結論(重要度)は180度異なります。重要度が異なれば、会話は当然かみあいません。
仕事のコミュニケーションで失敗している状態とは、お互いの評価関数がまだ交差していない状態ということです。
したがって、仕事のコミュニケーションを円滑に行うとは、異なる評価関数(価値観)同士の交点を見つけることに他ならないのです。
相手の評価関数とのあいだに補助線を引いて理解する
仕事においては、お互いの評価関数の交点を見つけることが重要だということですが、とはいえ自分自身の価値観そのものである評価関数は、そう簡単には変えられません。
そこで重要になる考え方は「補助線を引く」ということです。
つまり、「そういう価値観を持っているのであれば、確かにそう判断するよね。」と理解を示すことです。(「部分的同調」といいます)
補助線と引くと、あるモノに対して重要性が高いと評価する人とも、逆に重要性が低いと評価する人とも必ず交点を作ることができます。
例えば、以下のような相談があったとします。
今の会社は以前の職場から思うと天国のような場所ですが、
同僚や上司との雑談の価値観が合わないのです。
例えば
・雑談で「オタクはキモイ」という同僚達で盛り上がっていたのですが、オタクの友人が何人かいる私はどうも共感できない。
・以前の上司から比べると、注意もお叱りも的を射ていて、言葉も強くなく、フォローもある素晴らしい上司だが、それでも「厳しい。モラハラだ」と愚痴を言っている同僚に共感できない。
…などです。
大人ですから、多少は雰囲気に合わせて意見を変えますが、そういうことが他にもあまりにも多いので息苦しくて。
出典:価値観の合わない同僚。合わせるのも社会? : キャリア・職場 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この発言者は、同僚たちと完全に評価関数が合っていない状態です。
しかし、補助線を引くことによって、共感はできなくても理解はできるようになりますし、それによってストレスが格段に減ります。
・雑談で「オタクはキモイ」という同僚達で盛り上がっていたのですが、オタクの友人が何人かいる私はどうも共感できない。
→なぜ彼らは「オタクがキモイ」と思ったのでしょうか。もしかすると、同僚が言う「オタク」と発言者が考える「オタク」は違うものを指している可能性がありますし、彼らは過去にオタクと関わったことで、非常に不快な思いをしたのかもしれません。
もし「オタク」の定義がお互いに全く異なるものだと知ったら、発言者の息苦しさはかなり軽減されていたでしょう。
人は皆評価関数が異なるので、交点がない状態のほうがふつうです。
そのうえで、なぜ自分と同僚の「オタク」に対する判断が異なっているのか、その背景を理解しようとすることが重要です。
それが補助線を引くということです。
まとめ:良好な人間関係を構築するために、補助線をたくさん引いていこう
今回は、コミュニケーションと数学を(半ば無理やり)つなげて考察してみました。
私たちは、もともと持っている評価関数の形が全く異なるうえ、強引に変えることもできません。
さらに仕事になると、仕事内容は選べても仕事仲間は自分の裁量では選べません。
だからこそ、異なる評価関数を持った人と仕事するときに、「あーこの人なんか違うわー無理!」と投げ出すのではなく、一歩立ち止まって補助線を引いてみましょう。
そうすると、共感はできなくても、相手の立場に立って理解することはできるようになります。
その意識をもつだけで、コミュニケーションをこれまでよりも円滑に進めることができるようになります。
お試しあれ~!
29歳の自分が40歳になった時に後悔しない人生を歩むための4つの習慣
こんにちは。kaakikoです。
29歳のみなさん、こんにちは。
みなさんは、「なりたい自分に確実になれるよ」と約束されたら、どんな将来を想像するでしょうか。
今回は、題名に「40歳」と年齢を指定しました。
40歳というのは、社会人歴でいうと約15~20年です。
新社会人のときは横並びでも、40歳の段階になると部長や経営者になって活躍していたり、年収1000万円以上を稼いでいたりする人もいる一方で、正社員になれず非正規雇用のまま職場を転々としている人もいます。
15年~20年の歳月のあいだに、何が人生を分けたのでしょうか。
私はビジネススクールで勤務する関係上、その両極端の方と数多くお会いしてきました。
新入社員だったころは持っていたはずの情熱や志も、経験を重ねるごとにだんだん自分の限界値が見えてきて、40歳になるころにはすっかり落ち着いてしまっている人も少なくありません。
何をするにもリスクを先に考えて足がすくんでしまい、挑戦よりも現状維持を選んでしまう。過去の挫折経験が何度も頭をよぎって、「そんなの無理に決まっている」と次第に夢をあきらめてしまう。
40代になると、決して少なくはない人たちがそのような人生を歩んでいる。これは揺るぎない事実です(※もちろん、充実した人生を歩んでいる40歳の方もたくさんいらっしゃいます、念のため)。
今はまだ29歳である私たちが、40歳になったときに
- 「こんなはずじゃなかった」と後悔するのか
- それとも「この人生でよかった」と達成感を感じるのか
どちらに転ぶかは、「そうなりたい」と思ってそのために意図的に努力してきたかどうかにあります。
「なんとなく散歩をしていたらいつの間にかエベレストを登っていた!」ということはありえないのと同じように、「なんとなく毎日ただ時間を過ごしていたら、いつのまにか目標が達成できていた!」ということもありえません。
私たちが今生きている29歳は、30代の一歩手前です。
30代という10年間で40歳の自分が決まりますが、30代の人生の質は、29歳のときに何を考えどう行動したのかによって、残酷なまでに決まります。
そこで今回は、40歳になった自分が「この人生でよかった!」と胸張って生きられるための習慣を4つ紹介したいと思います。
現在29歳の方はぜひ、自分の将来を考える参考にしていただけると嬉しいです。
なお、先に言うと、やや「まゆつば」と感じるものもあるはずです。信じるかどうかは任せます。
- 習慣①:すでに理想を達成しているかのように振舞う
- 習慣②:人生を「映画」ととらえる
- 習慣③:行動を工夫して自分の気分を上げる
- 習慣④:心の傷から回復する技術を積極的に磨く
- まとめ:40歳はあっという間に訪れるからこそ、今やっておきたいこと
習慣①:すでに理想を達成しているかのように振舞う
最も大事な習慣は、すでに理想の状況を達成しているかのような発言・行動をとることです。
語弊を恐れずにいうと、理想的な状態をAとしたときに、「自分はAの状態にいるのが当然だ」と脳をだますのです。
それにより、脳が「あ、もう実現したんだ」とだんだん錯覚を起こし始め、次第に「なりたい自分になりえるだけの器」が育っていきます。
私たちが何かを手に入れるときは、それに見合うだけの「器」が必要です。
それ相応の器が整っていないにも関わらず理想を得ようとすると、人生が破滅するきっかけにもなりかねません。
例えば、一般的な所得水準の人が宝くじで数億円の金額を当てると、人生が狂うと言われています。
宝くじの高額当選者はやっぱり統計的に見ても、10年以内に何かしら不幸な目に合っている人が多いらしいです。
例えば、ギャンブルなどにつぎ込んで破産してしまったなどの事例は大量にあります。
それから日本であった事件だと、宝くじで2億円当たったとされる吉田寿子さん(42)は、新聞配達員の男性に殺害されています。
海外でも沢山の事例があって、
・豪遊してアルコール中毒や薬物中毒に陥った人
・精神錯乱状態になり自殺した人
・家族など知人に殺された人
など、高額当選者の末路は悲惨なものばかりです。
1億円どころか、1兆円を超すような資産を持っている人も日本には大勢います。
では彼らがみんな人生を狂わされたかというと、孫さんや柳井さんのように、どちらかというと「成功者」と言われる人生を歩んでいる人も少なくありません。
その決め手は、「大金を持つに値する器があるかどうか」です。
では、器は何によって作られるかというと、それは「言葉と行動」です。
すでに理想の状態に到達している自分は、今この瞬間にどういう発言や行動をとるのか。そこから逆算して、今の自分の立ち居振る舞いをコントロールすることが、なりたい自分になる秘訣です。
例えば仕事をしていて、同僚の活躍に嫉妬したと仮定します。
そのときに、その感情に流されて「なんであいつが!」と怒りに身を任せていては、いつまでたっても現状の自分から抜け出すことは出来ません。
なぜなら、今の自分の視点から物事を見ているので、今が自分にとっての当たり前であると脳が認識してしまうからです。
一方で、「もし自分が都内港区に住む年収2000万円の人だったら、同僚の活躍を妬むか?」と問いかけてみましょう。
その言葉を発している瞬間は、「今の自分」ではなく「港区に住む年収2000万円の自分」の視点を通して物事を見ています。
それを繰り返していくことで、だんだん理想の人物の視点で物事を考えることが強化されていきます。そしてその習慣が、理想を得るのに相応しい器を作り、自分にとって理想的な状態を引き寄せてくるのです。
出世したい、トップセールスをとりたい、上司から評価されたい、良い人と結婚したい、、、、20代のころは挫折経験の絶対量が少ない分、色々な欲を明確にもっています。しかし、挫折経験が臨界点を超えると、その欲をもつことはできなくなります。
だからこそ、自分がなりたい姿を得るにふさわしい器を作るために、「すでに叶っているかのように振舞う」ことを29歳からの習慣としていきましょう。
習慣②:人生を「映画」ととらえる
自分の人生は、「再生時間が80年間ある1つの映画」だと考えましょう。
つまり「山もあれば谷もあるストーリーだ」ととらえることです。
山も谷もなければ、その映画は1ミクロンも面白くない駄作になるでしょう。
山も谷もあり、そしてその落差が激しいからこそ名作になるのです。
もっというと、映画では「谷」のシーンも全て意味を持つようになります。
例えば、私が好きな映画で「きっと、うまくいく」というインド映画があります。
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ネタバレにならない程度に紹介すると、 主人公の男性は、インドの超難関大学に入学した大学生で、成績は常に首席をとるような天才でした。
しかし、教授らがもつ常識を覆すような挑発的発言を繰り返すことで、大学長から目の敵にされます。それにより、彼の親友も大学長から執拗ないじめを受けたり、退学を迫られてついには自殺未遂を起こしたりします。
そんな苦難を経ながらも、ある事件で彼が機転をきかせたことにより大学長が猛烈に感動して、最後は「最高に優秀な生徒」として認められて栄誉を獲得します。
この映画は3時間強の映画ですが、それでも1秒足りとも目が離せません。
それはなぜかというと、天才でありながらも、大学長という圧倒的な権力と対立して、どん底に落ちているシーンが長いからです。
このシーンがあるからこそ主人公に共感して引き込まれていきますし、感動が生まれるのです。
もし最初から主人公が全て順風満帆で映画が進んでいたら、全く面白くないものに感じたでしょう。
私たち自身の人生も同じではないでしょうか。
ここから先10年かけて、失敗がない代わりに成功もない、ただひたすら平坦で無難な道を歩んでいったとしたら、40歳になって人生を振り返った時に「これでよかった」と心から思えるでしょうか。
感動して涙を流せるでしょうか。
私にはそうは思えません。
むしろ、「あの時あそこで逃げずにもっとトライしておけばよかった」という後悔を死ぬまで背負っていくように思います。
逆に、苦しい時期がありながらもそれを乗り越えた経験こそ、あとから振り返れば楽しい思い出話になっている、そんな気がしてならないのです。
もちろん、当事者として苦しい状態に立たされているときは、あまりに綺麗事に思えるかもしれません。私も、こういう記事を書いておきながら、いざ苦境に陥ると「頭ではわかっているけど・・・」と思いがちです。
そういうときこそ、「人生は映画である」と思い返しましょう。それを29歳の今のうちに習慣化しましょう。
人生は映画と同じで、山も谷もあります。嫌な場面は、むしろ名場面になります。
そう考えられるようになると、起こることには全て意味があると思えるようになります。
そうすれば、失敗から学習するということが自然にできるようになり、この先30代になったとしても、深い谷に落ちるたびに必ずまた高い山に登れるようになります。
習慣③:行動を工夫して自分の気分を上げる
私はよく上司から、「自分で自分の機嫌をとりなさい」と言われます。
私たちは、嫌なことに遭遇すると簡単にネガティブになりますし、逆に良いことが舞い込むとすぐポジティブになります。
それはあたかも、川の水面に落ちた木の葉が、川の流れにゆらゆらとただ身を任せて漂っているようなものではないでしょうか。
そうではなく、行動が先に起こって感情があとからついてくるという事実を理解し、行動をとって意図的に自分の感情を持ち上げることが重要です。
私も、ゼロ秒思考の要領で仕事をしてから倦怠感がかなり軽減されました。
倦怠感が軽減されたから素早く仕事に取り組めた、という順番ではないのです。
質問や依頼に対して、ゼロ秒思考の要領で即座に返すと、仕事が溜まらなくなって楽しい。
— @Kaakiko (@kaakiko) 2018年8月28日
家事や仕事などのタスクを「やるべきことを今すぐやる、今日中に完了させる」がいつしか当たり前になってきたが、実に気持ちいい。「あ、あれはもう終わってるー🎵」と思うと心に余裕が生まれる。以前感じていた「あれもこれもまだ終わってない。。」という倦怠感ははぼゼロになった。
— @Kaakiko (@kaakiko) 2018年8月28日
この時系列を理解すると、気分が落ち込んだ時に、落ち込ませている張本人は他の誰でもなく起こった事実でもなく、自分自身だということに気づけるようになります。
つまり、感情は自分のコントロールの範囲内に入ってくるのです。
だからこそ、自分自身を動機づけして常にエネルギッシュに仕事できるようになるのです。
自分の気分を持ち上げる工夫は人それぞれです。
私であればゼロ秒思考メモを書いたり、本当に信頼できる人に胸の内を明かして感情を共有することで、好転するきっかけを作っています。
人によっては運動することかもしれないし、友人とお酒を飲むことかもしれません。
ここではあえてその行動の優劣をつけようとは思いません。
重要なことは、「行動のあとに感情がついてくる」ということを理解し、行動によって気分をコントロールする習慣をつけること。
その習慣は、30代以降を迎えたときに、私たちにとって大きな財産になります。
習慣④:心の傷から回復する技術を積極的に磨く
私たちは29歳のときに、心の傷を受けまいと自己防衛するよりも、傷を受けたときに早く回復する技術を磨くべきです。
私たちは生きているうえで、いろいろな人たちと関わっています。
上司や先輩、取引先、後輩、彼氏彼女、親、友人・・・私たちを取り巻く人間環境は実に多様です。
そして、その関係性の中で生きていくということは、良いことばかりではありません。
会話しているときに相手の些細な発言や行動で嫉妬したり、イラッとしたり、不安になったりします。仕事で失敗すると、世間体を気にしてプレッシャーを感じたり、上司からの一言で自信を失ったりします。
ネガティブなことはほとんど全て人間関係の中から生まれていきます。
(アドラー心理学では、ストレスの9割は人間関係に起因すると言われています)
生きるということはすなわち、喜びの数と同じかそれ以上に、心の傷が増えていくということに他なりません。
したがって、心の傷をつけまいと自己防衛することにはあまり意味はなくて、どちらかというとどれだけ早く回復したかどうかが決定的に重要です。
人の体は、風邪などの病気を患うたびに免疫機能を強くしていきます。逆に、無菌の状態で長らく過ごすと、免疫機能が育たずいとも簡単に死んでしまいます。
同じように私たちの心も、何度も回復することを通じてさらに強靭になり、かえって傷がつきにくくなります。
習慣②の「人生を映画ととらえる」と少し似ていますが、習慣④の場合はどちらかというと、失敗や挫折を「回復術を磨くチャンス」ととらえて、積極的に練習して磨くという意味合いです。
せっかく神様が練習の場を設けてくれたのであれば、ありがたく乗っかっていきましょう。
29歳のときに、仕事や人間関係でのトラブルを通じて「心の傷を回復する技術」を意図的に磨いているかどうかで、30代以降に大きなチャンレジができるかどうかが決まります。
強い心でチャレンジを受け止めれば当然成功確率が上がりますし、自信も充実感も得られるようになります。
まとめ:40歳はあっという間に訪れるからこそ、今やっておきたいこと
29歳の私たちは、社会人が始まってからの時間をあっという間に過ごしてきました。
30代という10年間も、同じように一瞬にして過ぎ去ることでしょう。
だからこそ、ただ漫然と場当たり的な感情や多忙な日常に流されるのではなく、ぐっと意図的になりたい自分を目指して、必要な習慣を身につける。その方向に舵を切っていきましょう。
具体的には、
- あたかもすでに理想の状態に到達しているかのように振舞う
- 人生は山あり谷ありで、全ての瞬間に意味がある映画だととらえる
- 意図的に自分の気分を上げる行動をとる
- 失敗や挫折経験を通じて「心の傷を磨く」練習を続ける
こと。
そうすれば、40歳になったときに必ず自分の人生に誇りをもてるようになります。
10年先を見越して、今からコツコツ楽しく自分づくりをしていきましょう!