ココカラゲンキ!

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29歳の自分が40歳になった時に後悔しない人生を歩むための4つの習慣

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こんにちは。kaakikoです。

 

 

29歳のみなさん、こんにちは。

みなさんは、「なりたい自分に確実になれるよ」と約束されたら、どんな将来を想像するでしょうか。

 

今回は、題名に「40歳」と年齢を指定しました。

40歳というのは、社会人歴でいうと約15~20年です。

 

新社会人のときは横並びでも、40歳の段階になると部長や経営者になって活躍していたり、年収1000万円以上を稼いでいたりする人もいる一方で、正社員になれず非正規雇用のまま職場を転々としている人もいます。

 

15年~20年の歳月のあいだに、何が人生を分けたのでしょうか。

 

私はビジネススクールで勤務する関係上、その両極端の方と数多くお会いしてきました。

 

新入社員だったころは持っていたはずの情熱や志も、経験を重ねるごとにだんだん自分の限界値が見えてきて、40歳になるころにはすっかり落ち着いてしまっている人も少なくありません。

何をするにもリスクを先に考えて足がすくんでしまい、挑戦よりも現状維持を選んでしまう。過去の挫折経験が何度も頭をよぎって、「そんなの無理に決まっている」と次第に夢をあきらめてしまう。

40代になると、決して少なくはない人たちがそのような人生を歩んでいる。これは揺るぎない事実です(※もちろん、充実した人生を歩んでいる40歳の方もたくさんいらっしゃいます、念のため)

 

今はまだ29歳である私たちが、40歳になったときに

  • 「こんなはずじゃなかった」と後悔するのか
  • それとも「この人生でよかった」と達成感を感じるのか

どちらに転ぶかは、「そうなりたい」と思ってそのために意図的に努力してきたかどうかにあります。

 

「なんとなく散歩をしていたらいつの間にかエベレストを登っていた!」ということはありえないのと同じように、「なんとなく毎日ただ時間を過ごしていたら、いつのまにか目標が達成できていた!」ということもありえません。

 

私たちが今生きている29歳は、30代の一歩手前です。

30代という10年間で40歳の自分が決まりますが、30代の人生の質は、29歳のときに何を考えどう行動したのかによって、残酷なまでに決まります。

 

そこで今回は、40歳になった自分が「この人生でよかった!」と胸張って生きられるための習慣を4つ紹介したいと思います。

現在29歳の方はぜひ、自分の将来を考える参考にしていただけると嬉しいです。

 

なお、先に言うと、やや「まゆつば」と感じるものもあるはずです。信じるかどうかは任せます。

 

 

習慣①:すでに理想を達成しているかのように振舞う

 最も大事な習慣は、すでに理想の状況を達成しているかのような発言・行動をとることです。

語弊を恐れずにいうと、理想的な状態をAとしたときに、「自分はAの状態にいるのが当然だ」と脳をだますのです。

それにより、脳が「あ、もう実現したんだ」とだんだん錯覚を起こし始め、次第に「なりたい自分になりえるだけの器」が育っていきます。

 

私たちが何かを手に入れるときは、それに見合うだけの「器」が必要です。

それ相応の器が整っていないにも関わらず理想を得ようとすると、人生が破滅するきっかけにもなりかねません。

 

例えば、一般的な所得水準の人が宝くじで数億円の金額を当てると、人生が狂うと言われています。

宝くじの高額当選者はやっぱり統計的に見ても、10年以内に何かしら不幸な目に合っている人が多いらしいです。

 

例えば、ギャンブルなどにつぎ込んで破産してしまったなどの事例は大量にあります。

 

それから日本であった事件だと、宝くじで2億円当たったとされる吉田寿子さん(42)は、新聞配達員の男性に殺害されています。

 

海外でも沢山の事例があって、

 

・豪遊してアルコール中毒や薬物中毒に陥った人

・精神錯乱状態になり自殺した人

・家族など知人に殺された人

 

など、高額当選者の末路は悲惨なものばかりです。

出典:宝くじが当たった人の末路。高額当選者が歩むその後の人生と破産の原因とは? | カズーイ公式ブログ

 1億円どころか、1兆円を超すような資産を持っている人も日本には大勢います。

では彼らがみんな人生を狂わされたかというと、孫さんや柳井さんのように、どちらかというと「成功者」と言われる人生を歩んでいる人も少なくありません。

その決め手は、「大金を持つに値する器があるかどうか」です。

 

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では、器は何によって作られるかというと、それは「言葉と行動」です。

すでに理想の状態に到達している自分は、今この瞬間にどういう発言や行動をとるのか。そこから逆算して、今の自分の立ち居振る舞いをコントロールすることが、なりたい自分になる秘訣です。

 

例えば仕事をしていて、同僚の活躍に嫉妬したと仮定します。

そのときに、その感情に流されて「なんであいつが!」と怒りに身を任せていては、いつまでたっても現状の自分から抜け出すことは出来ません。

なぜなら、今の自分の視点から物事を見ているので、今が自分にとっての当たり前であると脳が認識してしまうからです。

 

一方で、「もし自分が都内港区に住む年収2000万円の人だったら、同僚の活躍を妬むか?」と問いかけてみましょう。

その言葉を発している瞬間は、「今の自分」ではなく「港区に住む年収2000万円の自分」の視点を通して物事を見ています。

それを繰り返していくことで、だんだん理想の人物の視点で物事を考えることが強化されていきます。そしてその習慣が、理想を得るのに相応しい器を作り、自分にとって理想的な状態を引き寄せてくるのです。

 

出世したい、トップセールスをとりたい、上司から評価されたい、良い人と結婚したい、、、、20代のころは挫折経験の絶対量が少ない分、色々な欲を明確にもっています。しかし、挫折経験が臨界点を超えると、その欲をもつことはできなくなります。

 

だからこそ、自分がなりたい姿を得るにふさわしい器を作るために、「すでに叶っているかのように振舞う」ことを29歳からの習慣としていきましょう。

 

習慣②:人生を「映画」ととらえる

自分の人生は、「再生時間が80年間ある1つの映画」だと考えましょう。

つまり「山もあれば谷もあるストーリーだ」ととらえることです。

 

山も谷もなければ、その映画は1ミクロンも面白くない駄作になるでしょう。

山も谷もあり、そしてその落差が激しいからこそ名作になるのです。

もっというと、映画では「谷」のシーンも全て意味を持つようになります。

 

例えば、私が好きな映画で「きっと、うまくいく」というインド映画があります。

 

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きっと、うまくいく(字幕版)
 

 

ネタバレにならない程度に紹介すると、 主人公の男性は、インドの超難関大学に入学した大学生で、成績は常に首席をとるような天才でした。

しかし、教授らがもつ常識を覆すような挑発的発言を繰り返すことで、大学長から目の敵にされます。それにより、彼の親友も大学長から執拗ないじめを受けたり、退学を迫られてついには自殺未遂を起こしたりします。

そんな苦難を経ながらも、ある事件で彼が機転をきかせたことにより大学長が猛烈に感動して、最後は「最高に優秀な生徒」として認められて栄誉を獲得します。

 

この映画は3時間強の映画ですが、それでも1秒足りとも目が離せません。

それはなぜかというと、天才でありながらも、大学長という圧倒的な権力と対立して、どん底に落ちているシーンが長いからです。

このシーンがあるからこそ主人公に共感して引き込まれていきますし、感動が生まれるのです。

もし最初から主人公が全て順風満帆で映画が進んでいたら、全く面白くないものに感じたでしょう。

 

私たち自身の人生も同じではないでしょうか。

 

ここから先10年かけて、失敗がない代わりに成功もない、ただひたすら平坦で無難な道を歩んでいったとしたら、40歳になって人生を振り返った時に「これでよかった」と心から思えるでしょうか。

感動して涙を流せるでしょうか。

 

私にはそうは思えません。

 むしろ、「あの時あそこで逃げずにもっとトライしておけばよかった」という後悔を死ぬまで背負っていくように思います。

 

逆に、苦しい時期がありながらもそれを乗り越えた経験こそ、あとから振り返れば楽しい思い出話になっている、そんな気がしてならないのです。

 

もちろん、当事者として苦しい状態に立たされているときは、あまりに綺麗事に思えるかもしれません。私も、こういう記事を書いておきながら、いざ苦境に陥ると「頭ではわかっているけど・・・」と思いがちです。

 

そういうときこそ、「人生は映画である」と思い返しましょう。それを29歳の今のうちに習慣化しましょう。

 人生は映画と同じで、山も谷もあります。嫌な場面は、むしろ名場面になります。

そう考えられるようになると、起こることには全て意味があると思えるようになります。

 

そうすれば、失敗から学習するということが自然にできるようになり、この先30代になったとしても、深い谷に落ちるたびに必ずまた高い山に登れるようになります。

 

習慣③:行動を工夫して自分の気分を上げる

 私はよく上司から、「自分で自分の機嫌をとりなさい」と言われます。

 

私たちは、嫌なことに遭遇すると簡単にネガティブになりますし、逆に良いことが舞い込むとすぐポジティブになります。

それはあたかも、川の水面に落ちた木の葉が、川の流れにゆらゆらとただ身を任せて漂っているようなものではないでしょうか。

 

 そうではなく、行動が先に起こって感情があとからついてくるという事実を理解し、行動をとって意図的に自分の感情を持ち上げることが重要です。

 

私も、ゼロ秒思考の要領で仕事をしてから倦怠感がかなり軽減されました。

倦怠感が軽減されたから素早く仕事に取り組めた、という順番ではないのです。

 

この時系列を理解すると、気分が落ち込んだ時に、落ち込ませている張本人は他の誰でもなく起こった事実でもなく、自分自身だということに気づけるようになります。

つまり、感情は自分のコントロールの範囲内に入ってくるのです。

 

だからこそ、自分自身を動機づけして常にエネルギッシュに仕事できるようになるのです。

 

自分の気分を持ち上げる工夫は人それぞれです。

私であればゼロ秒思考メモを書いたり、本当に信頼できる人に胸の内を明かして感情を共有することで、好転するきっかけを作っています。

人によっては運動することかもしれないし、友人とお酒を飲むことかもしれません。

 

ここではあえてその行動の優劣をつけようとは思いません。

 

重要なことは、「行動のあとに感情がついてくる」ということを理解し、行動によって気分をコントロールする習慣をつけること。

その習慣は、30代以降を迎えたときに、私たちにとって大きな財産になります。

 

習慣④:心の傷から回復する技術を積極的に磨く

私たちは29歳のときに、心の傷を受けまいと自己防衛するよりも、傷を受けたときに早く回復する技術を磨くべきです。

 

私たちは生きているうえで、いろいろな人たちと関わっています。

上司や先輩、取引先、後輩、彼氏彼女、親、友人・・・私たちを取り巻く人間環境は実に多様です。

そして、その関係性の中で生きていくということは、良いことばかりではありません。

 

会話しているときに相手の些細な発言や行動で嫉妬したり、イラッとしたり、不安になったりします。仕事で失敗すると、世間体を気にしてプレッシャーを感じたり、上司からの一言で自信を失ったりします。

ネガティブなことはほとんど全て人間関係の中から生まれていきます。

アドラー心理学では、ストレスの9割は人間関係に起因すると言われています)

 

生きるということはすなわち、喜びの数と同じかそれ以上に、心の傷が増えていくということに他なりません。

 

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したがって、心の傷をつけまいと自己防衛することにはあまり意味はなくて、どちらかというとどれだけ早く回復したかどうかが決定的に重要です。

人の体は、風邪などの病気を患うたびに免疫機能を強くしていきます。逆に、無菌の状態で長らく過ごすと、免疫機能が育たずいとも簡単に死んでしまいます。

同じように私たちの心も、何度も回復することを通じてさらに強靭になり、かえって傷がつきにくくなります。

 

習慣②の「人生を映画ととらえる」と少し似ていますが、習慣④の場合はどちらかというと、失敗や挫折を「回復術を磨くチャンス」ととらえて、積極的に練習して磨くという意味合いです。

せっかく神様が練習の場を設けてくれたのであれば、ありがたく乗っかっていきましょう。

 

29歳のときに、仕事や人間関係でのトラブルを通じて「心の傷を回復する技術」を意図的に磨いているかどうかで、30代以降に大きなチャンレジができるかどうかが決まります。

強い心でチャレンジを受け止めれば当然成功確率が上がりますし、自信も充実感も得られるようになります。

 

まとめ:40歳はあっという間に訪れるからこそ、今やっておきたいこと

29歳の私たちは、社会人が始まってからの時間をあっという間に過ごしてきました。

30代という10年間も、同じように一瞬にして過ぎ去ることでしょう。

 

だからこそ、ただ漫然と場当たり的な感情や多忙な日常に流されるのではなく、ぐっと意図的になりたい自分を目指して、必要な習慣を身につける。その方向に舵を切っていきましょう。

 

具体的には、

  • あたかもすでに理想の状態に到達しているかのように振舞う
  • 人生は山あり谷ありで、全ての瞬間に意味がある映画だととらえる
  • 意図的に自分の気分を上げる行動をとる
  • 失敗や挫折経験を通じて「心の傷を磨く」練習を続ける

こと。

 

そうすれば、40歳になったときに必ず自分の人生に誇りをもてるようになります。

10年先を見越して、今からコツコツ楽しく自分づくりをしていきましょう!