ココカラゲンキ!

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【初級編】今日から役立つ!説明上手だけが使っている3つの奥義を伝授するよ

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みなさんこんにちは。kaakikoです。

 

みなさんは、「自分は口下手だ」「説明に自信がない」と思っていませんか?

私がビジネスコミュニケーション能力のスクール講師としてお客様に接していると、「自分は話が分りにくい」「自分は口下手な性格で、今さらどうしようもない」と落ち込んだり、半ば諦めているような話をよく聴きます。

もし皆さんが共感できるなら、今回の記事は【必見】です。

 

ずばり言います。

口下手は性格やセンスでもなく、ただやり方を間違えているだけです。

料理やスポーツと同じで、正しい話し方のコツをおさえれば、誰でも分りやすい説明のし方を身につけることができます。むしろ、性格やセンスなど先天的な要素のせいにしていると、努力の機会を自ら手放すことになるので、言えば言うほど人生損します。

 

では、説明上手になるには、何を押さえて話せばよいのでしょうか?

今回は3つのポイントに絞って、初級編としてご紹介していきたいと思います。

 

 一度身につければ、会議や人前でのプレゼン、上司に対する報告連絡相談など、分りやすさが求められる様々なシーンで幅広く応用できます。

ぜひ会社に行く前にお読みいただき、今日の仕事に役立ててください。

 

※本記事は、初級編・中級編・上級編の全3シリーズにわたってお伝えする予定です。

★中級編はこちら

root-of-upward.hatenablog.com

 

 

 1.間を文の切れ目でとる

分かりやすい話し方をするときは、話の内容よりも「話し方」が重要になります。

その際にまず考えたいのは、「間をどこでとるか?」です。

具体的にどのように間をとるのか?以下の動画で見ていきましょう。

 

GLOBIS知見録より引用:

m.youtube.com

 

この動画は、大学生のプレゼンを有識者がコメントするというものです。

特に見ていただきいのは[11:00]~[14:00]の3分間です。このシーンでは、東京大学医学部6年生の学生が、「日本の医療を海外に輸出する」という想いをプレゼンし、それに対してYahoo社長の小澤氏がコメントしています。

 

両者の間の取り方が非常に対照的ですので、例でみていきましょう。

カッコ箇所は、間を取った場所とその時間です。

 

■分かりにくい例(学生):

[11:46] そのような場面(1秒)を痛感しました

[12:11] それが(1秒)えと(1秒)その、

[13:09] 茂木健一郎にな(0.5秒)(0.5秒)ます。

■OK例(小澤氏):

[13:27] 想いが強すぎて(1秒)どもりぎみ!(1秒)

[13:35]やはり、東大医学部にまで入って(3秒)、常に学生で1人法律の整備にまで関わっている。

 

みなさん、間がとられている箇所をそれぞれ比べてみてください。

分かりにくい話し方をしている学生は、本来文の切れ目ではない箇所で間をとっています。

それに対して小澤氏は適切な文の切れ目、つまり文のかたまりごとに間をとっています。

間は、「ここが一つの区切りだよ」と聴き手に示すものです。文章でいえば読点(、)に相当します。ここが文の切れ目に沿っに取られていると、聴き手は理解しやすくなります。

 

さらにいうと、間をとる時間も重要です。

通常は1~2秒ですが、聴衆者が大きくリアクションしているときなどは3秒というように、相手の反応を見ながら調整をしていくことが重要です。

 

2.話に抑揚をつける

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話に抑揚がついているかどうかも、分かりやすい話をするうえでは非常に重要です。

なぜかというと、先述の「間」と同様に、抑揚も「ここは重要な箇所ですよ」「ここは付属の箇所ですよ」と区分けして、聴き手の頭の中を整理しているからです。

 

先ほどの動画の例でいうと、小澤氏は

[13:35]やはり、東大医学部にまで入って、常に学生で1人法律の整備      にまで関わっている。

赤文字の箇所でゆっくり大きく発音しています。そして、ピンク色下線部で小さく早く発音しています。このように、キーワードを強調しながら抑揚をつけて話すと、非常に理解が進みます。

一方、学生の場合は全てが大きな声で、かつ一定のスピードで話されていたので、「言葉が強い」「かえって聴き取りづらい」と感じた方も多いと思います。

大変優秀な学生なのに、プレゼンで損しているので大変もったいないなと個人的には思います。

 

3.1語1語を明瞭に発音する

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分かりやすく伝えるうえでは、1語1語をしっかり発音することも重要です。

 

先の学生の場合、

[13:09] 茂木健一郎にな・ます。

と言っていましたが、「茂木健一郎」という言葉の発音がつぶれており、何を言っているのか物理的に聴き取れません。

それに対して小澤氏は、一語一語が非常に明瞭に発音しています。なので、学生の2分のプレゼンよりも、小澤氏による40秒間のコメントの方が印象に残ります。

 

なお、滑舌に悩む方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

root-of-upward.hatenablog.com

まとめ

分かりやすく話すうえで重要なことは、まず以下の3つが非常に重要です。

  • 間を文の切れ目でとる

  • 話に抑揚をつける

  • 1語1語を明瞭に発音する

最低限この3点を押さえた次に、「どんな内容を話すのか?」が来ます。上記3つは初級編ですので、意識すれば今すぐにでも変われるものです。なので是非、今日明日の職場で使ってみてください!
 
★中級編はこちら