ココカラゲンキ!

20代営業ウーマン。仕事スキル、生産性向上、営業・コミュニケーションのコツ、仕事観など役に立つ情報をお届けします。

ココカラゲンキ!

上司からの突っ込みで自信をなくしたら試してほしい3つの戦略

こんにちは。kaakikoです。

 

ここ3か月間仕事が立て込んでおりまして、「ココカラゲンキ!」の更新が

途絶えていましたが、ようやくひと段落ついたのでまた再開していきたいと思います*1

さて、皆さんも仕事をしていて、「頭の回転が速い上司に、ロジカルに突っ込まれてうろたえてしまった」というご経験はありませんか。

 

頑張って考えた企画も、一生懸命まとめた状況報告も、話しているそばから

「で?何が言いたいの?」

「それさあ、考えが甘いんだよね」

「そういうことじゃなくて」

という突っ込みをもらってしまうともう何も言葉が出てこず、あとから「ああいえばよかった」と後悔することがありますよね…

人によっては「自分はなんて頭が悪いんだろう」と自信をなくす人もいるかもしれません。私もそういう苦い思いをたくさん経験しました。

 

でも、諦める必要はありません。3つの戦略を的確に押さえて行動を変えれば、上司からの突っ込みにうまく対処することができます。というか、突っ込みが減ります

しかも、ちょっとした心がけで出来ることばかり!

 

そこで今回は、2/7に開催された赤羽雄二氏のセミナー「ビジネスパーソン特訓講座「同期、同僚に大きく差をつけるビジネス遂行力の獲得」Part12上司の突っ込みに詰まらなくなる発言力と発言姿勢|毎日文化センター [東京]」で学んだ内容をもとにして、上司からの鋭い突っ込みにどう対処すればよいのかを共有していきたいと思います。

 

読んでいただければ「なんだか自分もやっていけそう♪」という自信をもっていただけるはず。

 

それでは、まいりましょう!

【図解】上司からの突っ込みに打ち克つ3戦略

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赤羽さんのセミナーで聴いた内容をkaakikoなりにまとめてみました。当日グラフィックレコーディングをされている方とお話ししたのですが、図にするとやっぱり分かりやすい。図解はお勧めです!

 

①②③については、kaakikoなりにカンタンな順から並べてみました。①はすぐ出来るものですね。突っ込まれたときの事後策です。右に行くほど、その場でどうこうではなく普段からの準備がモノを言うようになります。

 

以下、詳しくみていきたいと思います。

 

戦略①:自信があるようにふるまう

自信があるようにふるまう、というのは私の上司からもよく言われていることです。

赤羽さんいわく「上司は部下の仕事状況を把握しておらず、おどおどした態度に不安を感じて突っ込もうとする」ということですが、これは残念ながら事実です。私も人に仕事を頼んだときに、相手から自信なさそうに完了報告を受けたら「本当にちゃんとできたのかな??」と心配になります。

それくらい、私たち人間は、言葉の中身というよりも「雰囲気(態度、立ち居振る舞い)」に左右される動物なのです。

ということなので、上司を安心させる第1歩は「自信のあるように演技する」ことです。

 

なので、私はセミナーの翌日に「背筋を伸ばして堂々と、大股&早足で歩く」ことをやってみました。

イメージはこんな感じです。ここの1分~1分23秒をみてほしい!

もちろん、あくまでもイメージです。実際街中で一般人がこんな歩き方していたら、ただの不審者ですよね^^;

 

ただ、堂々と自信満々に歩くと、不思議なことに気分が乗ってきたのです。「なんだかやれそう!」という気力がわいてきました。

やはり心と体はつながっている、と感じましたね。

 

これは、会議などで発言するときも同じです。

まずは

  • 声を大きくする(1対1で適切だと思う声量の2倍くらいは欲しい)。
  • 上司の目を見る。
  • 姿勢をよくする。
を徹底することが大切です。
 

話す内容に気を取られて目を見れない、声が小さくなるという場合は、そもそも話す内容が整理されていませんので、発言メモを書いて頭を整理しましょう(戦略③もご参照ください)。

 

戦略②:「自信がない」という概念自体を捨てる

 今回のセミナーのなかで、非常に強調されていたのは、「自信の有無という概念自体がよくない」ということでした。自信があるとかないとか言っているのではなく、やるかやらないか。そこを考えることが重要だというお話でした。

 

自信と実績は関係ない、というのは赤羽さんの一貫した主張ですが、それは私も同感です。

 

私の会社に以前在籍していた後輩のなかで、入社当時からやたら断言口調で自信満々に振舞う方がいました。まだ契約を1本も上げていない(つまり仕事の文脈における成功経験がない)状態でも「自分は出来る」と信じ込んでいました。そしてその結果、トップセールス最短記録を更新しました。

 

このような人もいれば、人がうらやむような才能や実績を持っているのに「私は全部だめ!!全部うまくいっていない!!!」と自分を全否定する人もいます。

2019年に全豪オープンテニス大会で優勝した大坂なおみさんも以前はそうでしたし(サーシャにフォローされて立ち直ったそうです)、日本を代表する女優である剛力彩芽も2019年2月6日のインスタグラムで「自分のこと愛せないと周りの人のことも愛せないのかな?なんかモヤモヤしてる、難しいなぁ」と弱音を吐露しています。

彼女のような美貌をもてたら人生変わる!!と思っている人もたくさんいるかと思うのですが、そんな「全てを兼ね備えているように見える人」でも自信を失ってしまうのです。

 

ということであれば、「自分は若手だから、能力が低いから、他人に認められていないから自信がもていない」というのは幻想です。赤羽さんに言わせれば、もうそういうことを言ってしまうこと自体が「習慣とか趣味の問題」だと。趣味とまではいいませんが、口癖として定着してしまっているのは間違いないですね。

 

今の自分の発言や行動を「自信があるから」「自信がないから」という自信の有無で決めるのではなく、「やるか」「やらないか」という行動に焦点をあてた考え方で決めていきましょう。

 

戦略③:説得力のある意見を準備する

 こちらは一番本質的な戦略になります。そもそも突っ込まれるような意見を出さないようにしよう、ということですね。

そのために、今から出来ることが3つあります。

 

  1. 結論に対して、なんでもいいから(できれば、一番大事な)3つ理由をくっつける
  2. 普段から問題意識を高める(社長の視点でメモを書く)、積極的に情報収集をする
  3. 発言する前に発言メモを書いて、整理してから話す

結論に対して常に3つ理由をくっつける

まず1つめについてですが、理由を3つそろえる理由は、説得力が増すからです。

理由がないのは論外、1つでも2つでも心細い、4つ以上になると絞り切れていない、ということで「3つ」が黄金数字です。

あと、3つ理由を考えると、非常に良い思考力の訓練になります。

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上司に提案する内容について、理由を3つ考えるように指示を出されました。3つ目が思いつきませんでした。、

ちなみに、一緒にワークをしていた方は「必要性、効果、実現性」(たしかこんな感じです。間違っていたらごめんなさい)の3つの観点から提案をしていました。なので、理由を考えるときは、まず観点から列挙すると、大事な理由をモレなく洗い出せるのではないかと思います。

 

何かにつけて3つ理由をつける!は今日から思考習慣にしてしまいましょう!

 

例えば、私がこのブログ記事を、仕事の合間を縫って書いている理由は、

①【自分の利益】自分が大事だと思ったことをまとめなおすことで長期記憶に保存したいから

②【読者の利益】読者の方のパワーアップにつながるから

③【赤羽さんの利益】赤羽さんの素晴らしいセミナー内容が広く世の中に知れ渡ることになるから

ですかね。

おお、観点から洗い出すと、理由が作りやすい!!

 

普段から問題意識を高めながら、積極的に情報収集をする

2つめについてですが、情報量と発言力は、ある一定のラインまではかなり綺麗に比例します。うちの上司もものすごく説得力がある方なんですが、よくよく話を聴いてみると事例や例え話が多いし、切り口も豊富なんですよね。

さすがにこの点に関しては、ないものをひねり出すのは難しい。普段から情報収集しないと出せないです。

思考力を高めるためにメモ書きしている人は多いと思いますが、実は情報収集の量が思考力を支えているということですね。

 

情報収集については、よろしければこちらの記事もご覧ください^^

root-of-upward.hatenablog.com

root-of-upward.hatenablog.com

 

発言する前にメモに書き出す

今回ワークをやってみて感じたのですが、私は「そらでその場で考えながら話す」ことが少し苦手で、むしろ予めメモに書き出した方が発言しやすくなることが分かりました。

今まで、がんばって空で話した結果、頭が混乱して自滅していましたが、それは「自分に合わない方法を一生懸命実行していた」んだということに気づきました。

 

なお、メモを書く際は「社長の視点でメモを書く」ように言われました。社長ということは、私たちの上司よりももっと高く広い視点からモノを考える人ということです。

地形の全体像は、山の5合目にいても見えませんが、山の頂上にいるとよく見えます。同じように、上司(中間管理職)の立場では見えない全体像が、社長の立場だとよく見えるということです。そうすると、当然社長の視点でものを考えられるようになった方がより一層適切な判断を下せます。

つまり、上司が納得できる意見が出せるようになります。

 

結局、説得力を高めるためには、普段からの準備がモノを言うということですね。

逆に、事前準備さえしっかりしていれば、才能や自信など関係なく説得力を高めていけるということでもあります。これはやるしかない。

 

メモの書き方は「多面的・深堀りして書く」ことがコツです。

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赤羽さんのブログ(https://b-t-partners.com/report/6148)より拝借。図にするとめっちゃ分かりやすいですね^^

 

「自信があるかないか」ではなく「やるかやらないか」

 いろいろ書いてきましたが、結局今回のセミナーの最大のメッセージは「自信があるとかないとかではなく、やるかやらないか、それで人生は変わる」ということだと思います。自信があるから突っ込まれないのではなく、自信あるようにふるまい、普段からいろいろ準備することで突っ込まれなくなるということですね。

 

上司は私たちが嫌いだから突っ込んでいるわけではなく(一部そういう人もいますが)、単純に私たちの立ち居振る舞いや発言内容に不安を感じているから突っ込むわけですね。考えてみれば当たり前のことです。なぜならば、上司は部下よりももっと大きな結果責任を負っているわけですから、そりゃ部下の言動に対しては神経質にもなりますよね。

 

だからこそ、その立ち居振る舞いと発言内容を変えていけば、必然的に上司からの突っ込みが減っていきますし、「最近変わったよね」とも言ってくれるようになります。

 

 

頑張っていきましょう!

 

*1:ちなみに、毎日がんばって更新していた頃よりも、完全に更新を止めていた時期のほうが3倍もアクセス数が多いのでびっくりしています。笑 去年までは1日かけてようやく達成していた数字を、今では1日の午前の段階で軽々と超えています。9割は検索からの流入です。これも、読んでくださっている読者の皆様のおかげです。感謝感激です。