ココカラゲンキ!

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ココカラゲンキ!

「自分はすぐネガティブになってしまう」と悩むあなたに伝えたい真実

 

こんにちは。kaakikoです。

 

 

私は、仕事してからずっと、ちょっとしたことでいちいちネガティブになってしまうことが日常茶飯事でした。

たとえば、職場で複数人が雑談しているときに、輪に入れていないことを気にして仕事に集中出来なくなったり、上司が私に話しかけずに私の同期にばかり話を振っているのを見ていじけたりすることもよくありました。

気軽な雑談すらも出来ない自分は、周りの人よりも劣っているのではないか、そんな思いがずっと心の中にありました。

 

当然、仕事に対するモチベーションも上がりませんでした。

 

ネガティブ感情は自己増殖する

 「どうして自分はいつもこうなの」「どうしてもっとうまくできないの」というネガティブな感情は、何か手を施さない限りはどんどん増殖してひどくなっていきます。

 

ネガティブワードを口にすると、マイナス感情が自分の心の中で増幅します。ネガティブワードによって強力になったマイナス感情が、無意識のうちにマイナスの自己暗示をかけます。ネガティブワードを口にすることで、マイナス感情が核融合のようにどんどん自己増殖していきます。

 

マイナス感情が自己増殖したことで、悪の帝王になってしまったのが、SF映画スターウォーズ」シリーズに登場する悪役、ダース・ベイダーです。ダース・ベイダーは、もともとは将来を渇望された優秀な選手、アナキン・スカイウォーカーでした。若きアナキン・スカイウォーカーは、優秀な戦士で、周りからも一目を置かれていました。

 

ところが、自己顕示欲が強いアナキンの胸中で、「自分は能力が高くがんばっている割には、重要な役目を与えられず報われていない」という被害者意識が芽生えていきます。

ある戦闘でアナキンは炎に包まれ、絶体絶命のピンチに追い込まれるのですが、誰も助けに来てくれません。炎に焼かれる苦しみと、自分はみんなからも見捨てられたという被害者意識から、この事件をきっかけに、アナキンは悪の権化、ダース・ベイダーになってしまうのです。

 

出典:マネジャーになってしまったら読む本―リーダーシップに自信が持てる7つの方法

 

私も、 一度ネガティブな気持ちになると、だんだん相手に対してイライラしてきたり、ネガティブになっている自分自身に対して自己嫌悪感が生まれていきます。

しかも、そのときに相手に八つ当たりすると、関係性もギクシャクして後悔し、余計に落ち込みました。

 

人はもともとネガティブになりやすい

ネガティブになってしまうという人にまず知っていただきたいのが、ネガティブになることは当たり前の現象にすぎないという真実です。決して異常なことではありません。

 

私たちがネガティブになるときは、たいてい何かに失敗したときです。たとえば仕事でミスしたり、大事なことを忘れて怒られたりするときですね。

失敗したときに「相手の期待を裏切ってしまった」という罪悪感を感じたり、「やっぱり自分はだめなんだ」という自己否定感をもったりすると、ネガティブ感情がどんどん膨れ上がります。

 

しかし、失敗するということ自体が至って当たり前のことなのです。

たとえばイチロー選手の「打率3割」という成績も、見方を変えれば7割は外していることになります。ユニクロの柳井氏も「一勝九敗」という本を出しています。Appleが新しい商品アイディアを考えるときも、90%は失敗に終わるといいます*1

「私はいつも失敗する人間だ」という言葉は、「私は目が2つある人間だ」という言葉と同じくらい、当たり前すぎて話にならないというレベルのことなのです。

 

したがって、ネガティブになるということ自体も、温かいスープが時間とともに冷めていくのと同じように、何もしなければそうなってしかるべきという話なので、気に病むことではありません。

 

毎日をポジティブに過ごすためには、意図的に動くことが必要

 ポジティブさをキープするには、エネルギー(熱量)が必要です。

そのためには、自ら意図的に動くことが重要です。

 

自分から動くのはダルい、面倒と思っている人は多いかもしれませんが、意外なことに私たち人間には、自分から動くとどんどんエネルギーが高まって充実してくるという習性があります。

脳科学的にいうと、やる気のモトになるホルモン(ドーパミン)を放出する部位は、体を動かすと刺激されるそうです*2

 

実際、私もデスクワーク中に集中力が落ちてぼーっとしているときに、オフィスビルの下のコンビニまで歩いて行ったり、肩をぐるぐる回したり、ロープレしたりするとどんどん頭が活性化されていく実感があります。

そうすると、ネガティブな気持ちがどこかに消えて、「なんとなくいいことありそう」という気分になるんですよね。

 

先日も、引っ越しのために本を整理する必要があったのですが、最初は面倒だと思っていても、手をつけ始めたらすぐに没頭して、結局そのまま2時間くらいで一気に片付けてしまいました。全部で300冊くらいあったので、けっこうな充実感でした。

 

 意図的に動くためには、

  • やるべきことを先延ばしにせずどんどんこなす
  • 仕事の処理スピードを極限まで高めることにこだわる
  • 自分からよくしゃべる、発信する
  • 人に対して自分から話しかける、質問する、相談する

などを習慣にしてみてください。

 

「頭では分かっていても、それができないんだよなあ」ではなく、やらないからやる気が出ないしポジティブにもならない。行動が先にあって、ポジティブ感情は行動の後に来るのです。

 

まとめ:人間は元来ネガティブな動物であることを受け入れよう

ネガティブな気持ちになることは、生きる上でごく当たり前のことです。その自然の摂理をまず受け入れましょう。

ネガティブになったからといって、取り立てて騒ぐ必要もなければ、必要以上に悲観することでもありません。悩むに値することではないのです。

むしろ、ネガティブになること=「異常なこと」ととらえてしまうと、いざネガティブになったときに自己増殖の罠にはまってしまいます。

 

ポジティブになるためには、冷めたスープをレンジで温め直すのと同じように、意図的にエネルギーを加えていく必要があります。そのためには積極的に動いていきましょう!

それを1日、1週間、1か月と続けていくと、やがて「ネガティブな感情を抱いていた」ことすら忘れてしまうくらい、ポジティブな状態が定着していることでしょう。