仕事が辛いと感じたら、絶対に実践してほしい3つの打開策
皆さんこんにちは。kaakikoです。
皆さんは、仕事をしていて「最近なんだかやる気が湧かないな、辛いな」と感じたご経験はありませんか?
最初はモチベーション高く一生懸命頑張っていたのに、だんだんマンネリ化して熱量が下がってしまい、何のために仕事をやっているのか分からなくなってきた…というご経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
私もそういう時期がたくさんありました。
なので、その状況を打開するために、自分なりに考えて模索していました。
今回は、なぜ仕事が楽しめなくなってくるのか、そしてどうすればモチベーション高く楽しめるようになるのかについて、kaakikoの経験をもとにお伝えてしたいと思います。
仕事を楽しめなくなる理由は、2つの要素が欠けているため
最初は高かったはずのモチベーションが少しずつ削れていく原因は、大きく2つあります。
- 時間をかけたにも関わらず、進歩や成長が見えないこと
- この目の前の作業が何につながっているのかが見えていないこと
この2つが、私たちのモチベーション低下を招いている大きな要因です。
実は、私はもともと、自分のモチベーションをコントロールするのが大の苦手な人間です。
私は社会人向け教育プログラムの一環として、会議におけるコミュニケーション能力の習得方法を研究しているのですが、この分野はまだ先行研究や事例が少ないので、ほぼゼロベースでアイディアを考えることが多くあります。
その際、アイディアが全く出ずに1か月以上行き詰まって、閉塞感を感じることがよくありました。
例えば、朝から「さあやろう」と意気込んでPCの前に座っても言葉が全く思い浮かばず、「ああ、何書けばいいんだろう・・」と考え込んでいました。
1時間経ってもペンが全く進まないので、そのままネットサーフィンしていたらあっという間に昼休憩を迎えてしまい、「またさぼっちゃった・・・」とひどく後悔していました。
その罪悪感は夜まで続き、結局1日終わってみると、何もしていなかったわりには「なんかすごい疲れたな・・・」と感じてしまうようなサイクルを繰り返していました。
プロジェクト始動当初、私は「今だ前人未踏の教育分野を先陣切って開拓し、日本の誰もが知るような教育サービスを開発するぞ!」という志を持っていました。しかし次第にその情熱が薄れていき、何のために今この仕事をしているのかもあまり考えなくなりました。「やらなきゃいけない」という義務感が募って、心の余裕が失われていきいました。
その結果、だんだん仕事が「やらされている」ように感じて、全く楽しめなくなっていったのです。そのうえ「モチベーションを上げなければ!」「頑張らなきゃ!」と思えば思うほど変なブレーキがかかり、気持ちが空回りしてしまっていました。
この経験から私は、「前進している実感」と「タスクに対する意味付け」のどちらかが欠けてもモチベーションは低下していく、ということを学びました。
低下したモチベーションを上げていく方法
では、どうすれば低下したモチベーションを上げていき、そして高い状態で維持させることができるのでしょうか?
私が思うに、以下の3つが必要だと思います。
- タスクに対して自分なりに意味づけする
- 積極的に周囲の人とコミュニケーションをとる
- 学んだことを整理してブログに書く
1.タスクに対して自分なりに意味づけする
以前の記事で、「Aくん」という私の後輩について触れました。
彼は、2年目という若手で係長にスピード出世した猛者です。
現在係長として、採用業務・部下育成・営業・講師・サービス開発と5足のわらじを履いて仕事を頑張っています。
そんな彼に、
「いったいどうやって高いモチベーションを保っているんですか?」
ときいたところ、
「僕は、この仕事を通じて得られるものって何か?をよく考えています」
という答えが返ってきました。
たとえば、
・これから先の時代で求められることは、AIではできない「人間の感情を扱うということ」。それが20代という時期に得意になっていたら、自分の希少性が高まるじゃん
・会社の中でCD(顧客感動創出)に詳しいのは自分と社長だけ。いずれ社内で頼られるようになる
そうなると、自分が会社の核となって活躍できるようになり、会社にとってなくてはならない存在になっていく
・営業もできて、CDも理解している人はほとんどいない。それが20代のうちに理解できているってけっこうすごいんじゃないか
というように、今やっている仕事の価値を多角的に考えて自分自身を盛りたてていたようです。
マルチタスクをやっているAくんは、一生懸命歯を食いしばって仕事に耐えているのではなく、理想の自分に近づいていくことをイメージしながら仕事をしているのです。
このようにとらえ方を変えていけると、自然と仕事は面白くなりますよね。
2.積極的に周囲の人とコミュニケーションをとる
人間は1人で考えているとどうしても視野が狭くなりがちです。なので、逆に他人と会話すると、狭まっていた視野が一気に広がっていきます。
特に、うまくやれている人や自分と違う立場にいる人と会話すると、視野の広がりを顕著に感じます。
たとえば私の場合、閉塞感を感じていたときに、上記のAくんに相談しました。
すると、Aくんは私が今やっている仕事に対して、こう言ったのです。
kaakikoさんの仕事ってすごく価値がありますよね。だって、
・会社の中で誰よりも会議ノウハウに詳しくなるじゃないですか。
・しかも、日本の中で同じ研究している専門機関はほぼないですよね。
・だから、将来事業展開をするときに、他社に対して会議コンサルができるようになるじゃないですか。
・あと、学習戦略策定~コンテンツ開発までの一連のプロセスを学べるので、今後新しい教育プログラムを作る時もリーダーとして活躍できますよね。
・それと、会議でのコミュニケーションということは、クリティカルシンキングやロジカルシンキングも勉強するということじゃないですか。
・ということは、仕事をしてお金をもらいながら、自分の思考能力を高めることができますよね。
・20代のうちに、クリティカルシンキングやロジカルシンキングを自分の得意領域にできたら、すごく強みになりますよね。
ふむふむ、とその話を聴いているうちに、「確かに今自分が頑張れば、もしかしたら1年後にすごい人材になっているかも」と考え始め、だんだん気持ちが高揚していったのです。
このように、他人の話を聞くことによって、今までにはなかった発想やアイディアが得られるようになります。それが閉塞感を突破するきっかけになるのです。
「ゼロ秒思考」の赤羽雄二さんも、生産性を高めるためには「自分よりも5歳年下・5歳年上・10歳年上の年代でそれぞれ2名、相談相手を見つける」と述べています。
また、情報収集するときも、ただwebや書籍だけで情報を得るのではなく、実際にイベントやカンファレンスに出席するなど、人とのコミュニケーションもかなり重視しています。
なので、行き詰まってモチベーションが下がったときは、積極的に周囲の人とコミュニケーションをとるようにしましょう。
3.学んだことを整理してブログに書く
なぜブログがいいのか?理由は3つあります。
- ブログに書いてアウトプットするためには、理路整然とまとめないといけないので、必然的に自分の知識を整理することにつながります。
- 人との会話だけだと情報がその場で消えていくのに対し、ブログは文章に残って蓄積されていくので、自分が日々成長していることが直感的に理解できます。
- 読者からのフィードバックが得られたり、仕事関係以外の人から講演を依頼される可能性が高まるため、その後の好循環が生まれやすくなります。
たとえば、私であれば、仕事を通じて以下のような学びを得ています。
・会議でのコミュニケーションノウハウはどういうものがあるのか?
・円滑なコミュニケーションをとるために、何に気をつければいいのか?
・テスト問題をつくるときには、どういう観点を重視すべきなのか?
・教育目標を立てるときは、どういうところに気をつければいいのか?
・そもそもこれからの教育者のあるべき姿とは何か?
・短時間で素早く資料作成するためにはどうすればいいのか?
・チームメイトとどう協力すれば、質の高いアウトプットを生んでいけるのか?
これらは、知識としてそのまま記事ネタになります。
しかも、具体的な経験を伴っていて自分の言葉で語れるため、オリジナリティが高く非常に良質な記事になります。
また、記事を書く過程で他人に説明できるようにしっかり勉強するので、知識が自分なりに再整理され、長期記憶化されていきます。
さらに、そうやって一生懸命書いた記事が読者に評価されることで、自分の承認欲求も満たされていきます。それが明日の仕事へのモチベーションにつながります。
このような好循環のサイクルを確立すれば、業務知識は「ただ仕事をこなすためにいやいや学ぶもの」から、「学べば学ぶほど人に喜んでもらえるもの」に変わっていきます。そうなると、命令されずとも自然に頑張りたくなります。そのきっかけが、学んだことをブログにまとめるということなのです。
まとめ
仕事は1日8時間以上費やすものですから、長い人生の中でも最も大きなウェイトを占めます。その仕事を、「いやだけど仕方なく頑張る」とモチベーションが低いままこなしていたら大きな学びも得られないですし、周囲からの評価も低いままです。
仕事を適当にやっていたら、最も損するのは他の誰でもなく私たち自身なのです。
その損失は、今すぐには感じないでしょう。
しかし、5年10年経ったときに、否が応でも直面することになります。
想像してみてください。
もともと自分と同じ位置にいたはずの同僚や後輩が5年後10年後、自分には到底追いつかないレベルにまで成長して、仕事もプライベートも自分よりはるかに充実している姿を。
その時私たちは何を思うでしょうか?「人は人、自分は自分」と本当に割り切れるでしょうか。差をつけられてしまった自分に、自信と誇りを持てるでしょうか?
いいえ、恐らく大きな後悔が残るはずです。そしてその後悔は、お金をどんなに払っても払拭できるものではありません。
だからこそ、目の前の仕事を自分自身の意思によって、面白いものに変えていく工夫が人生の明暗を分けます。
なので、もし今現在仕事に対するモチベーションが下がっていたら、是非今日お伝えした以下の3点を実践してみてください。
必ずモチベーションが高まっていきます。
- タスクに対して自分なりに意味づけする
- 積極的に周囲の人とコミュニケーションをとる
- 学んだことを整理してブログに書く
お互い仕事を楽しんで、プロのビジネスパーソンに成長していきましょう!