朝活に参加して感じたメリットと参加するうえでの注意点をまとめてみた
【この記事を読んでもらいたい人】
- 朝の時間をもっと有効に使いたい人
- 緊急ではないけれども重要なことに着手できずに1日を終えてしまう人
- 1日の生産性を上げたい人
- 長期間成長しつづけるための種を得たい人
朝活の内容は「読書会」
今日は、渋谷マークシティ4Fのエクセルシオールカフェで朝活に参加してきました。
ストアカ(ストリートアカデミー)で検索して発見したイベントです。今日はちょうど日程が合っていたので、試しに参加してみました。
7:30の時間帯だと電車内や駅は既に混んでいましたが、カフェ内は7割くらいが空席でした。マークシティ自体JRから少し離れた井の頭線に隣接しているので、まだ通行人もまばらです。
その朝活では、各々が本を持ち寄って読書するという読書会で、私と主催者の計2名が参加しました。主催者の小松氏は、自分で独立事業主としてコーチングをやっている男性の方で、ご年齢は30代前半くらい?に見えました。
以下、小松氏のプロフィールです。アメリカで心理学を修めた経歴をお持ちです。
他に起業に関する講義もやっており、個人事業家として立派に仕事されている方です。
~世界No.1~生き方リーダーシップコーチ ~生き方リーダーシップ~
米国にて心理学専攻。
★人から人へ、感動、勇気、想いをつなぐ★をミッションに、あなたがあなたの人生のリーダーとして、人生を舵取りしていく為に必要なエッセンスをお伝えします!
マインド、セールス、マネジメント、リーダーシップ、お金、タイムマネジメント、どれも必須なスキルをお教えします! (ストアカより引用)
さて、今回の朝活の流れとしては、ざっくりと
- 今日の趣旨説明(2分)
- アイスブレーク(自己紹介、参加動機のシェア)(7分)
- 読書記録シートを使って自分のもってきた本を読書(30分)
- シートの内容をもとに気づきや学びをお互いにアウトプット(話し合ってシェアする)(10分)
というものでした。7:30から開始して8:20には終了し、解散しています。
今回私が選んだ本は「問題解決」(高田氏著)です。仕事で今問題解決研修を作っているので、理論の理解を深めるためにチョイスしました。
以下のシートを使い、本を読みながらシートに書き込みます。自分がこの本から得たいものははっきりしていたので、対応する章を特定し、メモを書きこみながら読みました。
所要時間にして30分間でしたが、目の前に人がいるのと、あとで内容や気づきを説明しないといけないので、1人だけで読む場合に比べて3倍くらい集中していたように思います。
朝活参加のメリット
今日参加して感じたメリットは3つありました。
- 時間制限のある朝に人と会うことによって動作がきびきびする
- 意見交換することで、頭が「仕事モード」になり回転数が上がる
- 朝活後、会社に一番のりしてやりたいことをやって充実感を感じられる
1と2は少し似ていますが、何かのテーマに基づいて他人とディスカッションしたり、自分の考えを説明したり、相手の話を聴いて即座に回答するというのはそこそこ頭の回転が必要です。それを仕事以外の文脈で時間制限のある朝からやると、かなりいい頭の準備運動になったと感じました。
これまで私は、会社に出社するまでにやることといったら、通勤列車にもまれながら携帯をいじるくらいだったのですが、今回の朝活参加直後は頭と体を動かす速度がいつもの2倍になりました。
3についても、ふつうに出社するときに比べて大変素晴らしい価値を得られたと思います。メールも電話も周囲の話し声もないところだと集中力が増しましたし、仕事をフライングスタートさせているという時点で心理的な優越感も感じました。そして何よりも、「緊急の仕事」に追われずにやりたいことができたというのが大きいです。
給与が発生している勤務時間中に、業務とは直接関係ない本を読んだりブログを書くことはできませんよね。つまり仕事中は、常に目の前の業務の文脈に関連した時間しか使えません。そのため、「緊急かつ重要」なことばかり対応しているうちにあっという間に1日が終わる、なんてことはよくあります。
一方で、朝早い時間だとまだ業務も始まっていないので、「緊急ではないけれども自分が大事だと思うこと」に存分に取りくむことができました。図解コンサルタントの池田千恵さん*1とかGoogle の20%ルール*2という事例でもみられるように、日常の中に小さなバッファを設けることによって、少しずつ生活の質が変化していくのかなと思います。脳科学者の茂木健一郎氏も「たとえ仕事の時間を削ってでも心にゆとりを与えることで成果が格段に上がる」*3と言ってますし。
実際、私は目下のライフワークとしてこの「ココカラゲンキ!」執筆のために時間を割くことができています。会社に始業時間ギリギリに滑り込んでいたときは、とてもじゃないけれどもこのような余裕はありませんでした。
朝活のおかげで、自分の人生が一歩前に進んだように感じました。朝から最高な気分です。
朝活参加のデメリット
ここまで良いことばかり書きましたが、もちろんデメリットもあります。
朝活に参加する側のデメリットとしては、
- 朝早く起きなきゃいけない(そりゃそうですが)
- 参加費に加えて交通費やカフェ代などの付帯費用が意外に大きい
- 朝活の質が主催者のレベルに左右される
朝活参加にあたっての注意点
以上のデメリットを踏まえて、実際に参加するときの注意点を述べたいと思います。
①少人数で開催するものを選ぶ
主催者のレベルについては、よほど口コミの数が多くない限りは、あまりアテになりません。なのでこればかりは、自分で行ってみて判断するしかありません。ただし、中には大人数いる場を回すのは下手でも、少人数になると良いワークショップが出来る人もいるので、その見極めの意味でもまずは少人数開催のものをお勧めします。
また、少人数の方が発言や質問しやすく、アウトプットの機会が増えます。目安としては参加者が4人前後です。あまり人数が多くなると、一部の人がひたすらしゃべって後はただ聴いているという一方通行の構図がどうしても出来てしまいますので、あまりお勧めしません。
②前日は早めに寝る
まあ、当たり前ですね。特に普段寝る時間が遅い人は気を付けましょう。早く寝ないと遅刻します。ちなみに私は、初回参加にもかからわらず約30分遅刻しました(爆)
ただ、朝活があるから今日は早く寝よう!といったように夜の時間にメリハリをつけることにつながるので、早く寝る努力はあまり負担には感じないんじゃないかと思います。
③朝活後は学びを主催者にフィードバックする
これは個人的に超重要だと思います。一方的に学んだあとはそのまま音もなくフェードアウトする人がたまにいますが、お勧めできません。すごくもったいないなあと思います。むしろ、1人の主催者を起点にしてどんどん有機的に次の学びにつなげる姿勢が大切です。
仕事もそうですが、何かコストを投入したのであれば、レバレッジをかけてなるべくリターンを最大化することを考えるべきですよね。
で、朝活はズバリ「投資」です。そしてレバレッジというのは、朝活の場では出てこなかった主催者のバックグラウンドです。
すごく下衆な言い方をすれば、朝活という超短時間の中で得られるものはたかが知れています。むしろ、その1つの出会いをきっかけにして、主催者のもつ背景知識・人脈などを自分のフィールドにつなげる努力をすることが、朝活参加の真骨頂だと思います。
実際、私の知り合いでは、あるオンラインコミュニティに参加していた人が、そのコミュニティの主催者から別の戦略コンサルタントを紹介され、そのコンサルタントのセミナーに出ているうちにセミナー会社に声をかけられて登壇するに至った人がいます。
人生って、こういった人の縁で切り開かれるものだと思うんですよね。
せっかく高いお金を払っていくのであれば、これくらいレバレッジをかけなければ損です。
最後に(朝活検索はこちらから!)
今日は、朝活という観点で、人生を有意義に過ごすための習慣をご提案しました。
もちろん、万人にとって手放しでお勧めできるものではありませんが、自分の成長速度を加速させてくれるものであることは間違いありません。
是非、皆さんも朝活に参加してみてくださいね!
- 東京で今日明日参加できる習い事・教室・ワークショップ | ストアカ
- 『朝活』セミナー・勉強会・イベント - こくちーずプロ(告知'sプロ)
- 東京都の朝活|イベント情報|ジモティー
- 朝の時間を賢く使えば、こんなに良いことたくさん!"朝活グループ4選" | Peatix
タクシー運転手からプロフェッショナル精神を教わった件について
こんにちは。kaakikoです。
今日は、
「一見どんなに単純に見える仕事も、つきつめてやれば相手を感動させることができる」
というプロフェッショナル精神を教わった話をしたい。
先日タクシーに乗ったところ、その運転手のあまりのプロフェッショナルな動きに感動してしまい、その勢いで今回筆を執ることにした。
ちょっと前置きは長くなるが、いきさつから全部書いていきたいと思う。
JR新宿駅に出るまでの踏んだり蹴ったり
あの日は2月上旬で、よく晴れていた。しかし頬を撫でる風は、まだうすら寒かった。
そんな日の出来事だ。
10年来の友人が上京して京王線沿線に住みはじめたというので、私はその日一緒に遊びに行く約束をしていた。地元の駅からJR新宿駅を経由し、そこで友人の好物であるバターバトラーの手土産を買ってから、10:30に京王線下高井戸駅で落ち合う予定だった。
しかしそんな大事なときにまさかの寝坊をやらかし、ナビで調べると11:11到着予定とのこと。要するに大遅刻である。焦った私は慌てて「ごめん!!11:11になる!マジすまんm(T o T)m」というラインを送り、家から地元の駅までの約1kmを猛ダッシュした。
友人は「いいよ、気にするな~^^♪」と言ってくれたが、久々に会うのに大遅刻は猛烈に申し訳ない。駅で待ってくれている友人の姿を思い浮かべると心臓の鼓動がどくどくいうのを感じながら、なんとか電車に飛び乗った。
ナビによるとJR池袋-JR新宿駅間は山手線で8分ということだったが、埼京線であれば6分で着けることが判明。10:54に着いてそこから3分で手土産を買って急げば、ギリギリ11:01発の京王線に滑り込める。地獄に仏とはまさにこのことである。いつもは遅れまくっている埼京線に今回はひたすら感謝しながら、悠々と1番線ホームで電車を待っていた。
が。
希望の星である埼京線が、遅れたのだ。3分遅れだった。
予定の時刻になっても電車が来ず、しかし遅延アナウンスは何もなく、やっぱり山手線に乗った方がいいのではと迷っているうちに山手線が発車し、結局なすすべもなくホームに立ち尽くすしかなかった。(・□・)ポカーン
そんなこんなで、JR新宿駅に着いたのは10:57。あと4分だ。今からでも猛ダッシュすれば間に合う。がしかし、埼京線のホームをかけ上がるとそこにはバターバトラーの店が。一瞬逡巡したが、もともと約束していた手前、予定通りバターバトラーを買うことにした。
買い終わったのが10:59。そのとき私は甲州街道口にいた。京王線のホームは、目の前の甲州街道を渡って反対側の、そしてそこからさらに地下に降りて行った先である。
どう考えても間に合わなかった。
そこで、最終手段のタクシーに乗ることにした。タクシーであれば、10分で着いてなんとか約束の時間に間に合う。その代わり金額は張るが、最後の頼みの綱である。背に腹は変えられなかった。
しかし、横断歩道の前で手を挙げて3台とすれ違ったが、3台とも客を乗せていた。しかも運悪く横断歩道が青になってしまい、タクシーが来なくなる。せっかく久々に友人と会えるのに朝から踏んだり蹴ったりである。
結果として約5分程度立ち往生したところ、ようやく1台の黒塗りのタクシーを捕まえることができた。
そのとき、時刻は11:05前だった。
私が出会ったプロ運転手・T氏
ちょっと前置きが長くなったが、そんなわけで私は車内に滑り込むな否や、こう叫んだわけである。
「下高井戸までッ!急ぎ!急ぎでお願いします!!!!!」
その運転手は、年齢は30代前半くらいだろうか。黒縁眼鏡をかけた、やせた男性だった。名前をT氏としよう。
T氏は、ジタバタしている私を一瞥するやいないや、こう質問した。
「何時までに着きたいですか?」
へ(°д°)?
これまで何度かタクシーに急いでもらったことはあるが、そんなことを聴かれたことは一度もなかったので一瞬面くらった。が、一抹の期待を込めておそるおそる「出来れば、11:10ごろまでに…」と回答した。
それを聴いたT氏は顔色一つ変えることなく、至極淡々とした口調で
「では、高速を使いましょう」
と提案してきた。
私「高速ですか。。。?」
T氏「下道はこの時間だと混んでますから、無理です。でも高速を使えば間に合います」
間に合う、だと!?でも、高速道路を使うと料金が跳ね上がるんじゃ......
答えに詰まっている私の顔を見て、T氏はこう付け加えた。
「高速に乗ると時間メーターが止まりますので、高速料金をのせても下道を通るのと大差ありません」
そうなのか。であれば、
「それでお願いします!!!!!」
しかし内心、本当にあと5分以内に下高井戸につけるのかどうか不安だった。
通常は10分かかる。しかも、万が一高速が混んでいたら、降りるに降りられない.......
初台に差し掛かるあたりから道が混みだしたので、不安が募り「目安で構わないんですが、あとどれくらいで着きますかね。。。?」と聴いてみた。
T氏は「あと4分弱ですね。永福寺で出ます」と即答。
その言い方は淡々としていながらも自信がにじみ出ており、有無を言わせぬ空気をまとっていた。
その態度をみて、なんとなく不安がすっと消えていった。
初台から首都4号新宿線に入ってみると、予想に反してなんとガラ空き。車の数はほとんどなく、T氏はどんどん加速していった。あっと今に永福寺のインターチェンジを通りすぎ、明大前~下高井戸間の甲州街道に降り立った。目的地まであと約300メートルという地点だった。
そのとき、時間は11:08すぎ。すごい、間に合ってる!!!
T氏に対して、尊敬の念を湧きあがらせずにはいられなかった。
それだけではない。
T氏に、「もう少し走っていくと、左手にコンビニがあると思いますので、そこで降ろしてください」と告げたところ、
「ああ、ありますよね。はい了解しました」
と、完全に地理を把握しているような言い方で返してきた。
そこまで分かってんかい。
そして最後に。
料金の2470円を払おうとして2500円を出すと、彼は間髪入れずにおつりを30円渡してくれた。
びっくりして「どうして私が2500円を出すと思ったんですか?」と聞いたら、静かな声で
「出すとしたら3000円までかなと思ってたんで、530円用意しとけば対応できるかと」
細部に亘る彼の想定力に、ただ頭が下がるばかりだった。
以上が、私が新宿で出会ったプロの運転手の話だ。
単純に見える仕事も、プロフェッショナルがやれば感動を生む
正直なところ、この事件が起こるまで私は、タクシー運転なんて「誰にでも出来る単純労働」だと思っていた。シンプルに言えば、客を乗せて、目的地まで行って降ろす。
ただそれだけの、至極単純な仕事ではないか。
事実、それまで乗ってきたタクシーの運転手は、そう感じさせるような無機質な対応ばかりだった。ひどいときは、運転手が道を理解しておらず、こちらが案内しながら乗せてもらうこともあった。
しかし、そのような単純労働に見える仕事も、プロフェッショナル精神をもって突き詰めていけば、客を感動させることができると私は知った。
実際、今回のT氏は以下に挙げる3つの点で傑出していたと思う。
- 客の本質的なニーズを理解していた。単に「運ぶ」のではなく、正しい目的を捉え、通常では発想しないような解決策を提案してきた。
- 地理状況に精通していた。ただルートを覚えているだけではなく、この曜日でこの時間帯だと、どの道がどの程度混んでいるのか。どこにどんな目印があるか。細部にわたって状況を把握していた。
- 客が出す金額を予想し、釣銭のやり取りで手間取らせていない。客の予想を最後まで想定していた。
タクシーの運転手で、ここまでハイスペックな人を私は見たことない。
上から与えられた仕事を「ダルッ!」とか言いながら適当にこなす(一部の)ホワイトカワーのサラリーマンよりも、1億倍かっちょいい。彼はまさに「仕事人」である。
もちろんこの1件に関しては、タクシー運転手に対する期待値がもともと低いから感動したとか、超急いでいたから余計に感動したとか、いろいろと特殊な前提はあったと思う。
ただ、それを差し引いても、客の立場に徹底して立ってくれる彼に対しては、同じサービス業者として学ぶことが多々あった。また新宿でタクシーに乗る機会があったら、絶対T氏を呼びたい。そんなふうに思える人だった。
私の仕事も、一見したところ「誰にでもできる単純労働」はたくさんある。いやむしろ、仕事ってこういう小さな単純労働の蓄積ではないだろうか。
でも、どんなに小さく見える仕事であっても、マニュアルに従うだけではなく自分のアタマで考えて客の立場に立つことによって、時間が経っても客の印象に残るような仕事をすることができる。
阪急・東急グループの創設者である小林一三氏は、こんな言葉を残しているそうだ。
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」
※下足番とは旅館や料亭などで、客が脱いだ履き物の番をする人のこと。現在ではほとんど見かけないですね。
結局、仕事で周囲から信頼されたり自己実現していける人は、置かれた境遇ではなく、どのような目線でその業務にあたるかで決まっていくんだと改めて感じた。
私たちも、せっかく時間を使って仕事するのであれば、プロフェッショナル精神をもって、相手を感動させる仕事を狙っていこうじゃないか。
上司からの突っ込みで自信をなくしたら試してほしい3つの戦略
- 【図解】上司からの突っ込みに打ち克つ3戦略
- 戦略①:自信があるようにふるまう
- 戦略②:「自信がない」という概念自体を捨てる
- 戦略③:説得力のある意見を準備する
- 「自信があるかないか」ではなく「やるかやらないか」
こんにちは。kaakikoです。
ここ3か月間仕事が立て込んでおりまして、「ココカラゲンキ!」の更新が
途絶えていましたが、ようやくひと段落ついたのでまた再開していきたいと思います*1。
さて、皆さんも仕事をしていて、「頭の回転が速い上司に、ロジカルに突っ込まれてうろたえてしまった」というご経験はありませんか。
頑張って考えた企画も、一生懸命まとめた状況報告も、話しているそばから
「で?何が言いたいの?」
「それさあ、考えが甘いんだよね」
「そういうことじゃなくて」
という突っ込みをもらってしまうともう何も言葉が出てこず、あとから「ああいえばよかった」と後悔することがありますよね…
人によっては「自分はなんて頭が悪いんだろう」と自信をなくす人もいるかもしれません。私もそういう苦い思いをたくさん経験しました。
でも、諦める必要はありません。3つの戦略を的確に押さえて行動を変えれば、上司からの突っ込みにうまく対処することができます。というか、突っ込みが減ります!
しかも、ちょっとした心がけで出来ることばかり!
そこで今回は、2/7に開催された赤羽雄二氏のセミナー「ビジネスパーソン特訓講座「同期、同僚に大きく差をつけるビジネス遂行力の獲得」Part12上司の突っ込みに詰まらなくなる発言力と発言姿勢|毎日文化センター [東京]」で学んだ内容をもとにして、上司からの鋭い突っ込みにどう対処すればよいのかを共有していきたいと思います。
読んでいただければ「なんだか自分もやっていけそう♪」という自信をもっていただけるはず。
それでは、まいりましょう!
【図解】上司からの突っ込みに打ち克つ3戦略
①②③については、kaakikoなりにカンタンな順から並べてみました。①はすぐ出来るものですね。突っ込まれたときの事後策です。右に行くほど、その場でどうこうではなく普段からの準備がモノを言うようになります。
以下、詳しくみていきたいと思います。
戦略①:自信があるようにふるまう
自信があるようにふるまう、というのは私の上司からもよく言われていることです。
赤羽さんいわく「上司は部下の仕事状況を把握しておらず、おどおどした態度に不安を感じて突っ込もうとする」ということですが、これは残念ながら事実です。私も人に仕事を頼んだときに、相手から自信なさそうに完了報告を受けたら「本当にちゃんとできたのかな??」と心配になります。
それくらい、私たち人間は、言葉の中身というよりも「雰囲気(態度、立ち居振る舞い)」に左右される動物なのです。
ということなので、上司を安心させる第1歩は「自信のあるように演技する」ことです。
なので、私はセミナーの翌日に「背筋を伸ばして堂々と、大股&早足で歩く」ことをやってみました。
もちろん、あくまでもイメージです。実際街中で一般人がこんな歩き方していたら、ただの不審者ですよね^^;
ただ、堂々と自信満々に歩くと、不思議なことに気分が乗ってきたのです。「なんだかやれそう!」という気力がわいてきました。
やはり心と体はつながっている、と感じましたね。
これは、会議などで発言するときも同じです。
まずは
- 声を大きくする(1対1で適切だと思う声量の2倍くらいは欲しい)。
- 上司の目を見る。
- 姿勢をよくする。
話す内容に気を取られて目を見れない、声が小さくなるという場合は、そもそも話す内容が整理されていませんので、発言メモを書いて頭を整理しましょう(戦略③もご参照ください)。
戦略②:「自信がない」という概念自体を捨てる
今回のセミナーのなかで、非常に強調されていたのは、「自信の有無という概念自体がよくない」ということでした。自信があるとかないとか言っているのではなく、やるかやらないか。そこを考えることが重要だというお話でした。
自信と実績は関係ない、というのは赤羽さんの一貫した主張ですが、それは私も同感です。
私の会社に以前在籍していた後輩のなかで、入社当時からやたら断言口調で自信満々に振舞う方がいました。まだ契約を1本も上げていない(つまり仕事の文脈における成功経験がない)状態でも「自分は出来る」と信じ込んでいました。そしてその結果、トップセールス最短記録を更新しました。
このような人もいれば、人がうらやむような才能や実績を持っているのに「私は全部だめ!!全部うまくいっていない!!!」と自分を全否定する人もいます。
2019年に全豪オープンテニス大会で優勝した大坂なおみさんも以前はそうでしたし(サーシャにフォローされて立ち直ったそうです)、日本を代表する女優である剛力彩芽も2019年2月6日のインスタグラムで「自分のこと愛せないと周りの人のことも愛せないのかな?なんかモヤモヤしてる、難しいなぁ」と弱音を吐露しています。
彼女のような美貌をもてたら人生変わる!!と思っている人もたくさんいるかと思うのですが、そんな「全てを兼ね備えているように見える人」でも自信を失ってしまうのです。
ということであれば、「自分は若手だから、能力が低いから、他人に認められていないから自信がもていない」というのは幻想です。赤羽さんに言わせれば、もうそういうことを言ってしまうこと自体が「習慣とか趣味の問題」だと。趣味とまではいいませんが、口癖として定着してしまっているのは間違いないですね。
今の自分の発言や行動を「自信があるから」「自信がないから」という自信の有無で決めるのではなく、「やるか」「やらないか」という行動に焦点をあてた考え方で決めていきましょう。
戦略③:説得力のある意見を準備する
こちらは一番本質的な戦略になります。そもそも突っ込まれるような意見を出さないようにしよう、ということですね。
そのために、今から出来ることが3つあります。
- 結論に対して、なんでもいいから(できれば、一番大事な)3つ理由をくっつける
- 普段から問題意識を高める(社長の視点でメモを書く)、積極的に情報収集をする
- 発言する前に発言メモを書いて、整理してから話す
結論に対して常に3つ理由をくっつける
まず1つめについてですが、理由を3つそろえる理由は、説得力が増すからです。
理由がないのは論外、1つでも2つでも心細い、4つ以上になると絞り切れていない、ということで「3つ」が黄金数字です。
あと、3つ理由を考えると、非常に良い思考力の訓練になります。
ちなみに、一緒にワークをしていた方は「必要性、効果、実現性」(たしかこんな感じです。間違っていたらごめんなさい)の3つの観点から提案をしていました。なので、理由を考えるときは、まず観点から列挙すると、大事な理由をモレなく洗い出せるのではないかと思います。
何かにつけて3つ理由をつける!は今日から思考習慣にしてしまいましょう!
例えば、私がこのブログ記事を、仕事の合間を縫って書いている理由は、
①【自分の利益】自分が大事だと思ったことをまとめなおすことで長期記憶に保存したいから
②【読者の利益】読者の方のパワーアップにつながるから
③【赤羽さんの利益】赤羽さんの素晴らしいセミナー内容が広く世の中に知れ渡ることになるから
ですかね。
おお、観点から洗い出すと、理由が作りやすい!!
普段から問題意識を高めながら、積極的に情報収集をする
2つめについてですが、情報量と発言力は、ある一定のラインまではかなり綺麗に比例します。うちの上司もものすごく説得力がある方なんですが、よくよく話を聴いてみると事例や例え話が多いし、切り口も豊富なんですよね。
さすがにこの点に関しては、ないものをひねり出すのは難しい。普段から情報収集しないと出せないです。
思考力を高めるためにメモ書きしている人は多いと思いますが、実は情報収集の量が思考力を支えているということですね。
情報収集については、よろしければこちらの記事もご覧ください^^
発言する前にメモに書き出す
今回ワークをやってみて感じたのですが、私は「そらでその場で考えながら話す」ことが少し苦手で、むしろ予めメモに書き出した方が発言しやすくなることが分かりました。
今まで、がんばって空で話した結果、頭が混乱して自滅していましたが、それは「自分に合わない方法を一生懸命実行していた」んだということに気づきました。
なお、メモを書く際は「社長の視点でメモを書く」ように言われました。社長ということは、私たちの上司よりももっと高く広い視点からモノを考える人ということです。
地形の全体像は、山の5合目にいても見えませんが、山の頂上にいるとよく見えます。同じように、上司(中間管理職)の立場では見えない全体像が、社長の立場だとよく見えるということです。そうすると、当然社長の視点でものを考えられるようになった方がより一層適切な判断を下せます。
つまり、上司が納得できる意見が出せるようになります。
結局、説得力を高めるためには、普段からの準備がモノを言うということですね。
逆に、事前準備さえしっかりしていれば、才能や自信など関係なく説得力を高めていけるということでもあります。これはやるしかない。
メモの書き方は「多面的・深堀りして書く」ことがコツです。
「自信があるかないか」ではなく「やるかやらないか」
いろいろ書いてきましたが、結局今回のセミナーの最大のメッセージは「自信があるとかないとかではなく、やるかやらないか、それで人生は変わる」ということだと思います。自信があるから突っ込まれないのではなく、自信あるようにふるまい、普段からいろいろ準備することで突っ込まれなくなるということですね。
上司は私たちが嫌いだから突っ込んでいるわけではなく(一部そういう人もいますが)、単純に私たちの立ち居振る舞いや発言内容に不安を感じているから突っ込むわけですね。考えてみれば当たり前のことです。なぜならば、上司は部下よりももっと大きな結果責任を負っているわけですから、そりゃ部下の言動に対しては神経質にもなりますよね。
だからこそ、その立ち居振る舞いと発言内容を変えていけば、必然的に上司からの突っ込みが減っていきますし、「最近変わったよね」とも言ってくれるようになります。
頑張っていきましょう!
【ブロガー必見】もう文章作成は怖くない!超速文章作成術を伝授するよ
こんにちは、kaakikoです。
「文章を書くのは苦手!」と思ったことはありませんか。
私kaakikoは、子供のころから文章を書くことが苦手でした。
小学校の宿題で読書感想文が出された時に、なかなか原稿が埋まらず非常に苦戦しました。このブログを始めた当初も、何を書いていいかわからずにパソコンの前でうなっているうちに、気づいたら1時間2時間つぶしていることがよくありました。
そこで今回は、文章を書くことになんとなく苦手意識を感じているブロガーむけに、赤羽雄二氏直伝の超速文章作成術をご紹介したいと思います。
kaakiko流にアレンジしていますので、赤羽さんが直接言っていないことにも触れていきます。
文章が書けるようになると、ブログの記事がどんどん増えていきます。
記事が増えるとブログの専門性が高まるので読者が増えて、本の出版や講演依頼をいただくようになります。最近は、ブログ記事が元ネタになっているビジネス本も見かけますよね。
つまり、文章術をマスターすると、人生が変わります。ガラリと。
わかりやすくて人を惹きつける文章を書きたいのに、どうも億劫に感じるなら、ぜひお読みください。
きっと、「文章って、気にせず書けばいいんだ」と肩の荷が降りるはず!
では、さっそくまいりましょー!
- 「言いたいこと」をまとめるステップが一番重要
- 文章構成=小見出しを最初に設定する
- とにかく思いついたまま言葉を吐き出して、構成に投げ込む
- 書いた文章を推敲する
- Nothing in, Nothing out.と心得よ
「言いたいこと」をまとめるステップが一番重要
世の中に文章作成術の本はたくさんありますが、つまるところこれにつきます。
要するに、
あなたは相手に何を言いたいのか?何を訴えたいのか?
このメッセージをとがらせることが一番重要です。
どうしてもこれは言いたい!という情熱がわき出れば、文章はできたも同然です。
逆に、そこまで固まっていなければ、整理が足りないかor情報が足りないかのどちらかです。
情報が足りない場合はひたすらインプットに徹する
「書く内容が思い浮かばない!!」と嘆いたときは、そもそも書く内容が存在しているかどうか確認しましょう。
だいたいの場合、書く内容がない=頭の中に入っている情報が圧倒的に足りていません。
そこで、次のことを実践しましょう。
- 書きたいテーマを決める
- Google検索でテーマについて最低100記事読む
- テーマに関連するカンファレンス動画も全部視聴する
- 重要なキーワードについてはさらに100記事読む(英語記事も!)
- 重要なキーワードをGoogle Alertに登録して、毎日関連記事が届くようにする
- 知っていそうな知り合いに片っ端から連絡して教えてもらう
- SNSでそのテーマについて知っている人がいないか呼びかける
- テーマに関連した勉強会に参加し、意見交換する
ここまでやれば、インプット量は完璧です。マジで文句のつけようがないです。
え、めんどくさいって?('・ε・')
そういう人は、1と2だけはせめてやりましょう。記事の読み込みはmustです。
自戒を込めて言いますが、その程度の行動量すらとれないのであれば、文章作成は諦めたほうがいいかもしれません。
逆を言えば、文章センスがゼロでも、情報量さえかき集めれば、誰でも面白くて魅力的な文章を書けてしまうんです。
それで人生が180度変わるのであれば、やらない手はないですよね。
整理が足りない場合はメモ書きしまくる
情報量は確保されているのに文章がまとまらないなら、ひたすらゼロ秒思考メモをやりましょう。メモの書き方は他のブログでたくさん紹介されているので、そちらをご参照ください。
「文章の最初と最後が一致しない」「タイトルとメッセージが一致しない」という場合は、何度もメモを書いて推敲していきます。
赤羽さんいわく、何度も文章を書いていると「慣れる」そうなので、まとまらなくてもあまり心配する必要はありません。
心配するよりも手を動かすべし!
ファイッ! *\(^0^)/ *
文章構成=小見出しを最初に設定する
以前 ご紹介した企画書作成術の記事でも触れましたが、文章が苦手だと感じるならば、システマチックに考えていきましょう。
「システマティックに」とは、文章構成という全体像を最初に作ってしまうということです。
何事もそうですが、物事の構造という一番の大元を押さえれば、あとは肉付けしていくだけでOKですので、超絶楽ちんです。逆は大変ですが。
文章が苦手という場合は、そもそも構成すらないこともよくあります。なので、まずは構成=小見出しを作ってしまいましょう。
ブログの構成はこんな感じになります。
目安は3000字、1見出しあたり4~6段落(パラグラフ)というボリュームです。
ちなみに3000字は、読みやすさと内容の深さがうまくバランスしている分量です。多すぎても読みづらく、下回りすぎても内容が薄くなります。
小見出しを作るときのポイントですが、起承転結は考えなくてよいです。
真面目な方ほど、頭の中でストーリーやフレームワークを考えて、それに沿うように情報を選んで書こうとするのですが、そんな小難しい作業は要りません。
いや、むしろそんなことをやっているからいつまで経ってもペンが進まず、苦手意識が増大してしまうのです。
一番最初にお伝えした「メッセージをとがらせる」ということさえ出来ていれば、言いたいことは必ず自然に出てきます。人間の頭って良くできているんです。
この段階では、何も考えずに小見出しを出しましょう。1つのタイトルにつき5~6個です。
3000字!?ひぇ~そんなたくさん書けません!!(*ω*)
と嘆いたそこのアナタ。
心配要りません。3000字って、たった150字×20段落なんです。
私kaakikoは、子供のころから文章を書くことが苦手でした。
小学校の宿題で読書感想文が出された時に、なかなか原稿が埋まらず非常に苦戦しました。このブログを始めた当初も、何を書いていいかわからずにパソコンの前でうなっているうちに、気づいたら1時間2時間つぶしていることがよくありました。
冒頭の文章ですが、これで137字ですね。なので、150字というと約4文くらいでしょうか。これをひたすら延々と繰り返していけばいいんです。
ね、簡単でしょ^^
デガルトは「困難は分割せよ」という言葉を残していますが、まさに至言ですね。
文章が苦手だと思っているときは、文章がボヤッとひとかたまりに見えてしまっている状態です。それを小さな単位に分割していけば、だんだん出来そうな気がしてくるものです。
とにかく思いついたまま言葉を吐き出して、構成に投げ込む
小見出しと構成を決めたら、あとは時間を決めて思いつくままに文章を流し込みます。
思いついたまま、というのは次のような意味です。
- 起承転結を考えない
- 人からの反論を考えない
- カッコいい表現にしない
- 書いている途中で「これでいいんだろうか」と迷わない
このあたりはゼロ秒思考メモと同じ要領ですね。
今日のセミナーにおいても、約1時間以上ブログ記事を吐き出していたのですが、時間を決めて超集中状態で吐き出すと、意外に書けます。
「小見出し」+「各小見出しの深堀り」の計7枚を6~7分で書きだしました。結構いけるもんです。
書いた文章を推敲する
文章をひととおり書いたら見直しましょう。
最初に気になっていた「読み手の反論」や「文章の一貫性」「表現の妥当性」などもここで確認します。
そうなんです、文章を書くことと見直すことは、同時に行ってはいけません。
まったく別の話なので、別々に分けて作業することでスピードが上がります。
とくに、プレゼン資料や企画書を作成する人は、「相手の反論を想定した内容を盛り込め」と教えられていると思います。
それは間違いではありませんが、最初から反論を想定すると考えすぎてしまい、間違いなく頭がフリーズします。
なので、最初は反論を考えずに書いて、推敲段階ではじめて反論について検討します。
※ちなみに、ちゃんとメッセージが固まっている場合は、自然と反論に対しても言及しています。
文章をシャープにする3つのコツ
①推敲するときは、なるべく文章を削ります。
そうすることで、締りがあって読みやすい文章になります。
- 「~ということがあったとき」→「~のとき」
- 「~という」→「~の」
②漢字も減らしましょう。
私もそうですが、漢字をたくさん使うとなんだか頭良さそうに見えますよね。
しかし、漢字が多いほど読みづらくなりますのでご注意ください。
- 「何故」→なぜ
- 「差し当たり」→さしあたり
- 「~事」→「~こと」
- 「そういう時」→「そういうとき」
③複文は避けましょう。
複文とは「主語+述語、主語+述語」といったように、異なる主語が2つ以上混ざっている文章のことです。
私もついやりがちですが、よほどの文章力に自信がない限りは、複文を避けましょう。
そのために、文章は点でつなげず、なるべく丸で区切るようにしましょう。
×)「何がどうして、こうして、それからこうなって、そのあとああなって、でも本当は××だった」
◎)「何がどうした。こうした。それからこうなった。そのあとああなった。でも本当は××だった」
とにかく、一目でスッと頭に入る文章表現になるように、細部にこだわっていきましょう。
こうすることで、書き言葉だけではなく話し言葉も洗練されていきます。
その結果、非常に分かりやすい話し方に変わります。なので、表現のひとつひとつに気を配っていきましょう。
Nothing in, Nothing out.と心得よ
今回は、赤羽さんの教えをもとに、超速で文章を書くコツについてお伝えしてきました。
細かいことも含めていろいろと書きましたが、結局つまるところ「何を言いたいのか?」を考えることがすべての出発点になります。
そして、メッセージの源泉になるのが、自分の人生を通して得るインプットです。
いろいろな情報や経験に触れて刺激を受けることで、メッセージは自然ととんがっていきます。他人には真似できない、その人の独自性が光る文章になっていきます。
極端な話ですが、毎日何も考えずに、ただ単に会社と家を往復するだけの生活を送っていても、人に訴えるような文章は生まれません。
そうではなく、
- 自分なりのテーマを掲げて追究する。
- 意図的に感情が刺激されるような経験をする。
- 目の前の仕事に一生懸命取り組んで、脳に汗をかく。
- 苦手な上司や同僚にも自分からぶつかっていく。
このように、日々自分が得るインプットの量と質を上げるようにしましょう。
文章力を上げるとは、すなわち経験の質量を上げることにほかなりません。
心がゆさぶられるようなインプットを蓄積して、彩り豊かな人生を送りましょう!
「君の説明は分りにくい」と2度と言われない秘訣を3つ紹介する
こんにちは、kaakikoです。
「君の話は論理的じゃない」「言っている意味が良く分からない」「一生懸命説明しているのになぜか伝わらない」と感じたことはないでしょうか。
私はよくありました。
特に1年目に上司と営業のロープレをしていたときは、「これならわかるはずだろ」と思っていても意外に理解されていないことがよくありました。
そこで今回は、10/30開催の『「君の説明はわかりにくい」と二度と言わせない』(赤羽雄二氏)の内容を3つに絞って、kaakiko流にご紹介していきたいと思います。
赤羽さんのセミナーは毎回ワークショップメインなので、かなり頭を使います。
また、赤羽さんと接する機会を増やしていくと、だんだんそのスピード感が移ってくるので非常にお勧めです!
正しい前提に立つことが重要
今日のセミナーでまず押さえるべき前提は
- 人はもともと誰でも頭が良いし、よく考えて行動することができる
- 急に質問を振られることがビジネスでは当たり前
ということです。
人はもともと頭が良い
頭が良いというのは学歴云々の話ではなく、物事を合理的に考えて判断できるということです。つまり、コミュニケーションが上手くいくことが本来の姿であり、それができていないのは「相手に委縮させられている」からです。
私をはじめ、多くの人はコミュニケーションで失敗すると、過度に自分を責めてしまう傾向にあると思います。そのような負の感情が鬱積していくと、「自分は出来ない人間なんだ」と自己肯定感が著しく下がっていきます。
そうではなく、「もともと出来て当たり前。出来ないのはたまたま何か問題があるからなんだ」という前提に立つことによって、初めて問題解決のスタートに立てるのです。
この点は、私が営業をやっているときもよく言われることです。「数字は書けるのが当たり前」と考えることによって、うまくいかないことが続いたときも過度な自己否定を避けることができます。
急に振られることを常に想定する
また、急に質問を振られるという点に対しては目からウロコでした。
私はいつも自分の意見や感想を即座に組み立てて述べることが苦手だと感じていました。
飲み会などで「こないだこんなことがあったんだけどさあ・・」という話をしていても、いつもオチがなく、ただの事実説明で終わってしまっていました。
どうして自分はこんなに話すことが苦手なんだろうと考えていましたが、そもそも「誰かにこの経験をアウトプットする」という前提を持っていなかったのです。アウトプットする準備をしていなければ、急に振られてもついていけるわけがありません。
私は、仕事においても質問に対してとっさに回答できず、いつも後になってから思いついては悔しい思いをすることが多かったのですが、「急に振られるということが当たり前なのか!」と気づいてからは、頭の片隅で「もしこう質問されたらどう回答するか?」と考えるようになりました。
今日もセミナーから帰った後に、シャワーを浴びながら「あのセミナーはどこがおもしろかったのか?何が印象的だったのか」と自問して考えていました笑笑
会議の前に想定問答集を作ることは誰しもやりますが、それだけでなく、日常生活の中でも「急に質問される」ことを想定している人は少ないかと思います。
しかし、常にその前提に立つことによって良い意味でのプレッシャーがかかり、結果として頭の中が整理されて心に余裕ができていると感じています。
相手を分析し、客観視する癖をつける
説明が分りにくいといわれるときは、かなりの確率で会話相手にも責任があります。
今日ワークショップをして発見したことですが、相手がこちらに対して威圧的に接してきていたりケチをつけているときは、相手の自己肯定感がそもそも低く、視野が狭まっていたり攻撃的になっているときです。
私の身近な人たちを見ていても、本当に仕事ができて人望も厚い人は、赤羽さんがおっしゃるように決して相手に威圧感を与えるような真似はしていません。
説明を聴いて分らない点があれば「それって・・・つまりこういうこと?」と頑張って解釈しようとしたり、やわらかく聴き返します*1。
相手がこちらに対して威圧的に接してくるようであれば、相手をじっくり観察し分析しましょう。
例えば
- 「この人は今日何か嫌なことでもあったのかな」
- 「どういうときに威圧的に接してくるのかな」
- 「言葉にとげがあるな。本当は自信ないんだろうな」
- 「私を従わせようとすることで、無理にでも心の平穏を取り戻そうとしているんだな」
- 「この人、小さいころから十分に親の愛情を注いでもらえなかったのかな」
などです。
感情的になっている思考モードを、観察・分析モードにガチャッと切り替えると、だんだん物事が見えるようになってきて冷静になります。
イメージとしては、自分と相手の斜め上にビデオカメラを置いているような感じがよいでしょう。これができると、ついでに営業も上手くなります^^♪
どういうことかと言うと、一歩引いて全体を客観的に見る意識を持つということです。
弊社の社長はいつも、「営業が上手くなりたいなら、常に頭の斜め上にビデオカメラを回して、次にどういう手を打つべきか考えなさい」と言います。
つまり、その場の感情にいかに振り回されることなく、一歩引いて冷静さを保てるか。それが出来る営業マンと素人を分ける分水嶺だということです。
普段から自己肯定感を上げる努力をする
相手の対応に対して感情的になったり、頭を混乱させているもう1つの原因は、自分自身の自己肯定感の低さにあります。
自分は説明が下手だと感じるときは、私も含めてたいていの人は、
- 「前置きからぐだぐだ話している」
- 「自分の意見に自信がもてず言葉に詰まる」
ときではないでしょうか。
そういうときは自分に自信がもてておらず、相手から反論が来ることが当然であるように感じていて、なおかつ反論が来たら何も言い返せなくなるのではとも思っています。
したがって、本来の頭の良さや余裕を取り戻すには、自己肯定感を上げるのが手っ取り早いです。
自己肯定感を上げるためには、逆説的ですが「自信という概念を忘れ、やるべきことに没頭していく」ことが一番です。
自信とスキル・実績はほとんど関係ない」ということです。
著名なピアニストでも、大舞台の前は緊張して弱音を吐いたりするようですし、小さな子供なんかも「将来はサッカー選手になりたい!」なんて堂々と言ってたりしますよね。
むしろ、状況を客観視できる成熟した大人であればあるほど、周囲と自分のレベルの差や、周囲から期待されていることと実力のギャップが否が応でも見えてきて、苦しんでしまうのではないでしょうか。
赤羽さん曰く、自信を失っているときに真っ先に持つべき認識は「自信を持とう」という考え自体が誤っている。自信なんてどうでもいいということです。
これは私個人の意見ですが、自信というモノって、すごく感情的で主観的な概念だと思うんです。感情が支配する領域ですから、それを頭で論理的に扱おうとしても限界があるんじゃないかと。
だから、第3者が自信を持たせるような教育を設計することはできても、当事者が自信をもつための作戦を冷静に考えることって、ほとんど不可能なんです。
で、どうすればいいかというと、赤羽さんは「>自信について考え込むのではなく、目の前の仕事に没頭して必死になって問題解決をしていく」ということに尽きます。
あとは、愛着障害についても勉強しておきましょう。
要は「周囲の人から愛情を十分に注いでもらえなかった」人が、自己肯定感を育めないまま育ってしまっているということです。
- 生まれてから2歳くらいまでの間に、だっこや授乳、おしめを変えてもらう、などの愛情あふれた育児をしてもらえなかった
- 父親が育児にほどんど関与せず、育児のしわ寄せが全て母親に行ってしまい、過剰な負担がかかっていたり、
- 親から何かと周囲の人(兄弟とか)と比較されていたり、
- 家庭内の人間関係が悪かったり、
- 大人になっても、上司から嫌みや罵倒を浴びせられたり
という環境に置かれ続けると、自己肯定感が低くなります。
その結果、
- 人と深い関係性を作れない
- 自分の意見や思い、本音を言えなくない
- 常に人の顔色を伺う
- 人に愛情を持てなくなってしまい、辛辣にあたってしまう
などの状況に陥ってしまうといいます。
とくに、父親と母親の協力関係が崩壊していると、子供がそのとばっちりを食らうわけですね。
愛着障害については岡田先生が有名なのですが、その方の本をまだ読んでませんと赤羽さんに伝えたらドン引きされました・・・・笑
成果はand条件。最低限のことはやらないと、他のところでどんなに頑張っても成果はゼロになる。
私から言わせると、そういう最低限のことをやっていないということは、本気で努力していないのと同じ。
この言葉を聴いて、「翌日さっそく近所のBook●ffに駆け込もう!」と心に決めたのは言うまでもありません笑
ということで、こちらを紹介しておきます。
説明下手というコンプレックスをブッ壊そう
「説明上手になりたいいいいい!!!!!」という切実な気持ちは私自身も持っていましたし、お客様の話を聞いていても、口下手であることにコンプレックスをもっている方は少なくありません。
しかし、人間は本来頭が良い動物です。説明が下手に感じるのは、誤った前提に立っていたり、相手からの影響に屈して自己肯定感を下げてしまっていることが原因です。
ぜひ、今日お伝えしたことの中からビビッと来るものを選んで、実行してみてくださいね!そして、「自分は説明が下手だ」という誤ったコンプレックスをブッ壊していきましょう!!
自分の頭で考えるって実は楽しい。思考力を鍛えるシンプルな特効薬
こんにちは。kaakikoです。
会社に入ると「自分の頭で考えて」とよく言われますが、実は苦手としている社会人も少なくないのではないでしょうか。
私は、小さい頃から「自分で考える」ということが大の苦手でした。
小学校の夏休みの宿題として読書感想文が出されたときは、どう書いたらいいか分からず途方にくれていました。なんとか苦し紛れに、読書感想文集にある感想文を見よう見まねで書いたら、あまりにも文体や言い回しが似ているので、先生にこっぴどく叱られた思い出があります。
社会人になってからも、「あなたはどう思うの?」とざっくり意見を聞かれると、そもそも何も頭に思い浮かばない....!ということもよくありました。
今では「考えることは楽しい」と感じているので、こうして定期的にブログを書いています。なので今回は、私が社会人になってから学んできた「思考力を鍛える方法」を紹介したいと思います。
思考力を鍛えることは、実は非常に簡単です。巷のロジカルシンキング本に書かれているような、小難しい「ピラミッドストラクチャー」とか「ロジックツリー」とかは必要ありません。
日常生活の中で気軽に思考力を磨き、思考することの楽しさを1人でも多くの人に知っていただきたいと思います。
- 思考の源泉は「好奇心」、でも言うほど簡単じゃない
- 社会人が求められる思考に「ヨーイ、ドン!」はない
- 思考を活発化させる特効薬は「たくさんの質問をもつこと」
- シーン別・おすすめの「質問」例
- まとめ:考えることは実は楽しい
思考の源泉は「好奇心」、でも言うほど簡単じゃない
元マッキンゼーの赤羽雄二氏は、考える力をつけるためには「好奇心を持つことが一番」とおっしゃっています。
自分が好きなこと、関心のあることに対しては、誰でもつい考えてしまいますし、結果として知識も豊富になっていきます。
音楽、スポーツ、料理、海外旅行など、どんな分野であっても、自分が面白いと思うことには時間を使って調べ、読み、人の話を聞き、行動して、好奇心を刺激していくことで、自然に普段から考える癖がついていくのです。
好奇心をもっていれば、他人から強制されずとも自分から勝手にどんどん動きまわり、情報収集し、思考していきます。
しかし、好奇心を刺激されてどんどん深堀りしたくなるような分野って、そんな簡単に見つかるものではありません。
また、「趣味の分野では好奇心をもてるけれども、仕事の分野になると全然興味が湧かない」「自分の好きな話であればいくらでも雑談できるけど、興味のない話をされると会話に全然ついていけなくなる」というように、好奇心が対象に左右される人も多いと思います。
つまり、思考力の厳選は確かに好奇心なのですが、どんなものに対しても自発的に好奇心をもつことは、言葉で言うほど簡単ではないのです。
社会人が求められる思考に「ヨーイ、ドン!」はない
「そもそも社会人が求められている思考力とは何なのか?」を学生のそれと比較して考察すると、両者は思考力を働かせるタイミングが、外部から与えられているかどうかという点で分けられるかと思います。
私たちが学生だったころは常に先生から質問を与えられ、そこから思考が始まりました。
たとえば、「Xに入る数字を答えなさい」とか「傍線部で、著者は何を言わんとしているか発表しなさい」など。
学校の授業でも、学習塾でも、試験会場でも、「さあ、今からこの問題について考えましょうね。ヨーイ、ドン!」という明確な合図があったのです。
一方、社会人になると状況は180度変わります。
「さあ、今からこの問題について考えましょう。ヨーイ、ドン!」はありません。思考力を働かせるタイミングに自分で気づく必要があるのです。
私の例を挙げましょう。
私は、よく近所の定食屋に行って夕飯をとるのですが、そのときにポイントカードを提示して、500円ごとに1ポイント分のスタンプを押してもらっていました。
ある日、その店に友人と2人で行って食事し、私は1150円分の会計をしました。
そのときに、いつものようにポイントカードを提示してスタンプを押してもらったのですが、会計を澄ませてお店を出る直前に、友人が「ちょっと待って」と言ったのです。
「さっきの会計、1150円だったよね。ということはポイントが2つ溜まるんだよね?でもあの店員さん、スタンプを1回しか押してなかったよ」
それを聴いてすぐにカードを確認すると、本来2つ押されるべきスタンプが確かに1つしか押されていませんでした。
慌ててレジに戻ってスタンプをもう1つ押してもらったのですが、もしその友人の一言がなければ、スタンプをもらい損ねていることに気づかずに終わっていたことでしょう。
私は、会計時に店員の動作を見てはいました。しかしミスに気付かなかった。なぜか?何も考えていなかったからです。
もし仮に「もしかしたらミスが起きるかもしれない」と考えていたら店員の手元を注意深く見ていたでしょうし、それによりミスにすぐ気付けたはずです。
つまり、思考すべきタイミングは誰も教えてくれない。それが社会人が直面している状況であり、思考力が高い人とそうではない人の差を生む要因の1つではないでしょうか。
しかも、自分で気づかなければ本来得られるメリットも得られないばかりか、一方的に損をしてしまうので、思考を常に活性化させる必要があります。
思考を活発化させる特効薬は「たくさんの質問をもつこと」
脳科学的にいえば、大人の脳の機能それ自体には差はありません。
しかし、脳の機能をちゃんと使っているかどうかという点においては、天と地の差が生まれています。
思考を刺激する鍵は「質問を頭の中にもつ」ことです。
常に質問をもつことで、誰に言われるまでもなく、常に思考力を働かせることができます。
ちょっと実験をしてみましょう。以下の写真を30秒眺めてみてください。
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見ましたか?では、次の質問に答えてください。
Q.黄色いモノはいくつありましたか?
Q.椅子は何脚ありましたか?
Q.テーブルの脚は何色でしたか?
さあ、どうでしょう。なかなか難問だったのではないでしょうか。
写真を見て「カラフルだなぁ」「きれいだなぁ」とは感じたかもしれません。しかし、それはただ単に「感じた」だけであって、「意識的に思考した」とまでは言えないのではないでしょうか。
今度は、質問をあらかじめ頭に入れた上で、もう一度写真を見てみましょう。
Q.黄色いモノはいくつありましたか?
Q.椅子は何脚ありましたか?
Q.テーブルの脚は何色でしたか?
今度は楽に答えられたのではないでしょうか。
同じ情報を与えられているにも関わらず、なぜ回答に差が生まれるかというと、私たちの脳は「質問が与えられて初めて活性化する」からです。
ある情報が与えられても、質問がなければ何を考えればいいか分からず、情報も頭に残りません。逆に、質問があればそれに関連する情報に意識を向け、回答を探すことができます。
質問の有無によって、思考力の活性度が180度変わってしまうのです。
同じ写真を使って、思考している状態とそうでないときの脳を比べてみると、こんな感じになります。思考力が活性化しているときは、頭の中が質問でいっぱいで、非常に賑やかです。
シーン別・おすすめの「質問」例
では、どのように質問をもてばよいでしょうか。
一口に質問といってもいろいろな切り口があるため、ここではいくつかのシーンに分けて、そこで使える質問例を挙げてみます。
仕事をしているときは常に「Why(なぜ?)」
このように、一般社員はHow視点で具体論に目がいきがちです。
それに対して、役職者はWhy視点で本質論や前提に目を向ける傾向があります。
役職者と一般社員の違いは、なんといっても「手段に着目する」のか、それとも「本質・目的・前提」に目を向けるかです。そして、仕事ができる人は例外なく後者に意識します。
ということで、仕事をしているときは何を見ても、常に「なぜ?」という質問を頭に置いておきましょう。
情報収集しているときは「それは何?」「本当?」「なんかおかしいぞ」
私たちが日々ネットや人との会話を通じて得る情報は、さも当たり前のように言われていても、実はツッコミどころがたくさんあるのです。
したがって、「考える」ときは、もっともらしい理論やデータを出されたら、そこで「ふーん」で終わるのではなく、
- 「結局、それは何?」と定義を明確にして、
- 「それはほんとなの?」と確かめて、
- 「あれ?」という小さな疑問を深堀りして膨らませていく
ことが重要です。
ネットやニュースを見るときは、まず最初に「それって何?」という1つの小さな疑問をもちましょう。情報源にあたるのは、質問を思い浮かべてからです。
この記事では3つの質問を紹介していますが、どれも手軽なので使いやすいと思います。
読書するときは、論旨や前提をチェックする質問をもつ
- データの信憑性はどの程度あるか
- 使っているたとえ話・事例は妥当か
- 論理が矛盾していたり、飛躍していないか
- 耳触りのよい用語でごまかしていないか
- 可能性に基づいて話を進めているのか、それとも必然性に基づいて話を進めているのか
- 論争が含まれている場合は、著者は反対意見に対してどんな態度を示しているのか。完全否定に近いか、それとも譲歩しているのか
情報が体系化されており、文字を自分のペースで追うことができる本を読むときは、質問を多く増やして、たくさん頭を使いましょう。
会議では事実、目的、優先順位、制約条件を問う質問をもつ
会議は、社会人にとって苦手シーンのトップ3に入るほど難易度が高い、と思われがちですが、ポイントを押さえていれば恐れるに足りません。
- 事実と主張を必ずセットにする。自分の憶測や感情を根拠にしない
- 一番重要な目的に立ち返る、絡ませる
- 優先順位と制約条件を常に意識する
会議で説得力の高い発言をするためには、
「そもそもの目的って何?ちゃんと達成できてる?」
「その発言、どこまでが事実でどこから推測なの?」
「何を一番優先させるべきか?」
「何が制約条件なのか?」
という質問を頭の中にセットしておきましょう。
まとめ:考えることは実は楽しい
上記のポイントを意識して日常的に実践していくうちに、「考えよう」と思わなくても勝手に考え始めている自分に気づくはず。
そうすれば占めたものです。何を見ても聴いても思考が活性化し、考えることが楽しいと思えるようになります。
人は楽をしたがる動物なので、一度「考えることが楽しい!」」と思い始めれば、物事をどんどん広く深く考えられるようになります。そうすると気持ちが前向きになり、「次はあれしよう、これしよう」と行動も広がって、人生が充実していきます。
ぜひ、考えることを楽しんでいきましょう!
ずぼら人間が『4行日記』を7日間実践した件について振り返る
こんにちは。kaakikoです。
私は(自分でいうのもあれですが)、根がけっこう「ずぼら人間」だと思っています。
オフィスでもらった資料は、整理整頓がめんどくさいがあまり引き出しに無造作に重ねて保管したり、買った本もベッド脇や床に1か月以上置きっぱなしにしてみたりで、何かを「マメにやる」「きっちり整える」ことがとにかく苦手です。
そんな私は、日頃から何か成長のきっかけを得られたらなあと思っていたのですが、先日たまたま「4行日記」というものを知りました。やってみたら、3日間坊主の私でも結構続けられたので、実践した内容と結果を振り返ってみます。
4行日記は「未来の自分と約束を交わす日記」
通常、日記というと、過去の経験や思いを記録するというイメージが強いと思います。
しかし、「4行日記」は単に過去の出来事を残すだけでなく、未来の自分と約束を交わす日記なのです。
1日5分でできる「4行日記」という新習慣:日記は面倒くさいけど、効率よく日記の効果を得たい人へ|U-NOTE [ユーノート]
4行日記というのは、言葉通り4行で完結する日記のことだ。
FFS理論で有名な小林惠智氏によって考案され、多くの人に支持されている。
「事実」「気づき」「教訓」「宣言」の4項目を、4行にわけて書くのだ
4行日記は4項目を各1行ずつ、合計4行書く日記です。
手順としては、
- 起こった事実を1つ選び、
- 事実を振り返って得た気づきを書き、
- 気づきから得た教訓を書き、
- なりたい理想の自分を、あたかもすでに実現しているかのようなニュアンスで未来に対して宣言する(現在進行形で)
というものです。
タイトルのとおり4行で済むので、所要時間は2分もかかりません。
しかし、継続して取り組むと非常に効果が大きいようです。
この2年で自分でも驚くほど頭の中がクリアになりました。それは私に数々の前向きな変化をもたらしてくれました。
でかい夢を前にしても怖気づくことなど決してなく、1歩1歩着実に近づいてやろうという情熱を持てるようになりました。困難な問題にぶち当たっても、地べたを張ってでも突破してやろうと思えるようになりました。ウンザリするような現実の中にいても、流れを変える方法を考えるようになりました。
これは2年に渡って自分の未来に対する「宣言」を積み重ねてきた4行日記の効果なのかもしれません。
ということなので、やってみて実際にどうだったのか、振り返ってみたいと思います。
4行日記に書いていること(一例)
実際、日記にどんなことを書いたのかを一部ご紹介します。
1日目
◾️事実
お客様からの商談アンケートに「大変勉強になりました」と書かれた
▲気づき
理系の相手に合わせようとして、先月の調子を崩している。そのせいで、理屈に寄った営業、私が調子に乗って喋りすぎる営業になっている
★教訓
理系タイプには、文系タイプよりも感情寄りで話すのがセオリー。理屈によらせようという力は要らない。
営業は崇高な行為だと改めて気づかされた。大胆さと繊細さの両極端が共存する、ある種のアート。商談のたびにバランス感覚が鍛えられる!!!!
●宣言
私は、大胆さと繊細さのバランス感覚に優れた人間である
1日目は、ちょうど商談で「しくじった!!!」と思うところがあったので、さっそくそれを題材に4行日記を書きました。感情が揺さぶられる出来事だったので、教訓は長めに書いています。
6日目
■事実
「オープンしたばかりのレストランはどうだった?」と聞かれて「超高い」と最初に答えたこと。一方、一緒に食事に行ったK主任は、「美味しかった」と答えていた。
▲気づき
自分はネガティブな表現を無意識で使っている
★教訓
口からポジティブな言葉を吐く癖をつける。ネガや見下す言葉を言っても面白くないどころか不快感しか与えない。
●宣言
私は他人に敬意を払い、物事のポジティブな側面を見る人です。
この日は、一緒に食事したK主任と私の、お店に対する感想の違いから4行日記を書きました。私もK主任と同じく「美味しかった」と思ったのですが、それよりも先に「高かった!」という表現が出てきたことに猛反省。まだまだ物事の良い側面を見れていない、見れるようになろうという決意をこめています。
このように、日常生活を振り返って特に印象に残っている1シーンをとりだすと、すらすらと書けるようになりました。
宣言内容の共通項をふり返る
4行日記で一番重要なのは、過去の事実をもとに、未来に向けて理想の姿を宣言することです。
そこで、ある程度データが溜まったらどのような宣言をしたのかを振り返ることで、自分はどのような人間になりたいのかが見えてきます。
私の場合はこうなりました。
- 1日目 私は、大胆さと繊細さのバランス感覚に優れた人間である
- 2日目 私は、常に成功ノウハウを一に発信する人です
- 3日目 私は、結果に振り回されることなく、常に落ち着いてどっしりと構えた人です
- 4日目 私は、他人や物事の長所をよく見る人間です
- 5日目 私は、小さなことを大切にする人間です
- 6日目 私は他人に敬意を払い、物事のポジティブな側面を見る人です
- 7日目 私は人の良い側面を見る人間です
こうしてみると、「ポジティブに物事を見る人になりたい」ということが自分の求めていることだとわかってきました。
あと、「私は○○という人間です」という宣言を何度も行うことで、あたかもすでにそうなっているかのような気分になりました。そうすると、8日目以降は不思議と物事の良いところに意識を向けるようになってきていました。
「○○という人間になりたい」じゃなくて「○○という人間である」という表現がポイントだと思っています。
継続するポイントはスマホの音声入力
4行日記は1回あたり4行ですが、毎回ノートに書くとちょっとめんどくさいので、スマホアプリを使うことをお勧めします。
ただし、スマホ入力も意外に面倒になるので、最近はスマホの音声入力を使っています。そうすると、話すのと変わらない速度で入力できますので、継続しやすくなります。
おすすめのアプリはこちら(iOS版)。
アダルト広告がたまに出てきてしまうのだけがデメリットですが、無料で使えるうえに、書いた日記内容をevernoteにも送信できるので、重宝しています。
まとめ:4行日記は、理想の姿に気づくための優良ツール
4行日記は、ずぼら人間である私でも簡単に出来るものですが、続けていくことで理想の自分に気づける、非常にコストパフォーマンスが高いツールだと思っています。
大人になると、「何をしたいのか」「どうなりたいのか」よりも「何をしなければいけないのか」といった義務や役割ばかりが目につきがちです。
しかし、自分が本当はどうしたいのかという欲求に目を向けなければ、本当の意味で充実した人生を送ることはできないのではないでしょうか。
その欲求を知るためにも、ぜひ1日2分の新習慣・4行日記を始めてみてはいかがでしょうか。